山田真貴子内閣広報官が辞職した。
去年９月、内閣広報官に起用された山田真貴子。
総務審議官当時（２０１９年）、菅首相の長男が勤めている会社から、和牛ステーキや海鮮料理など、１人７万円超の接待を受けていた。
先月２５日の衆院予算委員会で、山田広報官は辞職しない考えを示していた。
きのう体調不良で病院を受診したところ、「２週間程度の入院、加療を要する」と診断され入院。
入院先から辞職の申し入れがあったという。
きょう持ち回り閣議で辞職が決定した。
山田広報官の接待問題が判明した後、政府与党内では「辞任は避けられない」という見方もあった。
２月２４日、菅首相は「女性の広報官として期待をしているので、そのまま専念してほしい」と話した。
首相の判断を野党が批判している。
きょうの衆院予算委員会で、立憲民主党・枝野幸男代表は「遅きに失したと思わないか」と追及。
菅首相は「私自身はそういう状況であればやむを得ない。
このような判断をした」と話している。
メンタルトレーニング指導士・田中ウルヴェ京、ＴＢＳ報道局政治部長・遊佐勝美のスタジオコメント。
総務省に言及。

山田真貴子内閣広報官、“辞めない”から一転、“辞表提出”なぜ。
２０１９年１１月、山田真貴子内閣広報官は牛肉ステーキあるいは海鮮料理などを食べ、１人あたり７万４２０３円東北新社が負担（割り勘なし）。
接待を受けた総務省職員が処分を受ける一方、山田真貴子内閣広報官は給与月額１０分の６を自主返納。
国家公務員は、一般職の国家公務員と特別職の国家公務員に分けられ、一般職の国家公務員には原則として国家公務員法が適用されるのに対し、特別職の国家公務員にはその性格から国家公務員法が適用されない。
２４日、菅首相は、「山田広報官は今回のことについて真摯に反省をしているので、今後とも職務の中で頑張ってほしい」とコメント。
２５日、山田真貴子内閣広報官は、「今後職務を続けていく中で、女性の方々の目線あるいは皆さまの考えをよく踏まえながら、改めてよく反省し自分の身を顧みてできる限り自らを改善していきたいと思っております」とコメント。
しかし一転、山田真貴子内閣広報官はきのう体調不良を理由に入院→辞職する意向を申し入れ。
きょう閣議で閣議で決定。
政治アナリスト・伊藤惇夫は「先週金曜日のぶら下がり取材で反発を受けた菅首相が判断したのでは」、政治ジャーナリスト・田崎史郎は「山田の体調の問題だと説明しているが…」とコメント。
政治ジャーナリスト・田崎史郎、政治アナリスト・伊藤惇夫のスタジオコメント。
衆院予算委員会、首相官邸の映像。
杉田和博官房副長官に言及。