大量のイラン製武器の押収は、2月1日水曜日に米国の国防省により発表された。 米国の中央司令部によると、押収された武器は、騎兵銃3000丁以上、57.8万発の弾薬と23個の対戦車誘導ミサイルで構成されており、1月15日オマーン湾での密輸船掃討作戦で摘発されたと発表した。
中東での米軍の作戦を監視する役目を担っている中央司令部は、摘発を行ったフランス特殊部隊の掃討作戦に協力したという。
国防省のコミュニケによると、掃討作戦は、これまでイランからイエメンに武器密輸するのに従来使っていた海域の航路に沿って行われた。...
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大量のイラン製武器の押収は、2月1日水曜日に米国の国防省により発表された。 米国の中央司令部によると、押収された武器は、騎兵銃3000丁以上、57.8万発の弾薬と23個の対戦車誘導ミサイルで構成されており、1月15日オマーン湾での密輸船掃討作戦で摘発されたと発表した。
中東での米軍の作戦を監視する役目を担っている中央司令部は、摘発を行ったフランス特殊部隊の掃討作戦に協力したという。
国防省のコミュニケによると、掃討作戦は、これまでイランからイエメンに武器密輸するのに従来使っていた海域の航路に沿って行われた。
2月2日木曜日、イランは、米国の武器密輸に関する非難を事実に反するものとして拒絶し、米国の非難は、政治的な意図によるもので、間違った方向に世論を誘導しようとしていると反発した。
さらに、イラン外務省のナセル・カナ二広報官は、「イエメンに侵攻する湾岸諸国に武器を売ってきた欧米諸国が、他の国(イラン)を非難する立場にないのではないか?」と付け加えた。
なお、米国は、2015年からサウジアラビアを柱とした湾岸諸国連合軍に武器を供給してイエメンの反政府勢力でイランの支援を受けたフーシ派勢力をイエメンから撤退させようと軍事作戦を展開している。
イエメン政府は湾岸諸国連合軍の支援を受けていて、イランに対してはフーシ派勢力への武器供給を行うことを常々非難してきた。
イエメンの紛争もウクライナ戦争と同様、出口が見えない状況が続いている。
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