ボルソナロ前大統領は、「マルクス主義者に対する戦いには国境はない。」と演説を切り出し、「米国とブラジル、両国の右派ポピュリズム(民衆主義)を結集しよう。」と訴えた。
ボルソナロ前大統領は、「12月にルーラ新大統領の就任式の2日前にブラジルから‘亡命’してからこれまで、米国が彼を受け入れてくれたことに感謝する。」を述べた。さらに「私としては、ブラジルを見捨てたわけではなく、米国でバッテリーを充電しているだけだ。...
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ボルソナロ前大統領は、「マルクス主義者に対する戦いには国境はない。」と演説を切り出し、「米国とブラジル、両国の右派ポピュリズム(民衆主義)を結集しよう。」と訴えた。
ボルソナロ前大統領は、「12月にルーラ新大統領の就任式の2日前にブラジルから‘亡命’してからこれまで、米国が彼を受け入れてくれたことに感謝する。」を述べた。さらに「私としては、ブラジルを見捨てたわけではなく、米国でバッテリーを充電しているだけだ。」と付け加えた。
この会合に参加したブラジル人によると、「フロリダ州は、トランプ支持者の土地柄のため、ボルソナロ前大統領にとっては米国の保守主義者の中にいると、まるでブラジルの自分の支持者の中にいるように感じているようだ。」と語った。
さらに、「フロリダ州では多くの共和党員がいるので、ボルソナロ前大統領にとっては、滞在するのにうってつけの場所で、多くの人は同じ価値観を持っている。 その結果、ボルソナロ前大統領の存在が、フロリダ州の人々の心を開放するような相互作用効果をもたらしている。」と説明した。
ところで、ブラジルでは、国会乱入事件におけるボルソナロ前大統領の役割に関する調査が行われているので、ボルソナロ氏は米国政府にビザ有効期間の6か月延長を要求したという。
米国では中間選挙以降、次期大統領を狙うトランプ前大統領の人気が下り坂である中で、ボルソナロ前大統領のフロリダ州での滞在がトランプ支持層の拡大に何らかの影響を及ぼすのか気になるところである。
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