江戸川シーズンズ(その18・夏から秋へ)
9月6日、私は3週間ぶりに市川側の土手を行徳橋に向かって走った。
今日もスタートは、少し遅く8時半を過ぎていた。
このところの空模様は、どんよりして重っ苦しい天候であった。
行徳橋の下を走り、あっと言う間に東西線の鉄橋まで来てしまった。...
全部読む
9月6日、私は3週間ぶりに市川側の土手を行徳橋に向かって走った。
今日もスタートは、少し遅く8時半を過ぎていた。
このところの空模様は、どんよりして重っ苦しい天候であった。
行徳橋の下を走り、あっと言う間に東西線の鉄橋まで来てしまった。
その辺りは今日もボートが沢山浮かんでいた。
今日は、加えて屋形船も数隻その中に混じっていた。
東京湾岸道路の近くまで行くと、腰の辺りまでずぶっと川に入り釣りをしている人々が10人ほど見えた。
「この気温では、腰が冷えてしまうのではないか」と気になったが、良く釣れるのか、行くたびに人の数が増えていた。
JR京葉線を潜ると、そこは江戸川と東京湾の境目辺りになった。
今日は、陸地が続く少し内側に入って、更に南下してみた。
こんもりとした人っ気のない歩道がずっと続いていた。
左右は、巨大な倉庫や工場が続いていた。
更に進むと、岸壁に到達した。
数人が岸壁に腰をかけ、釣り糸を垂らしていた。
見ると、大きな貨物船が目の前で、クレーンを使い貨物を陸揚げしていた。
確かにここは、港湾のようであった。
先日、その縁まで歩いた、三番瀬の長く海に突き出した遊歩道が左手に伸びていた。
自宅から見えるその東京湾の縁にある高く目立つ建物は、想像通り倉庫ビルだった。
こんもりと人っ気のない歩道を走って、江戸川との境目まで退き返し、そのまま帰路に着いた。
土手は、緑が薄れ秋の気配が忍び寄ってきていた。
閉じる
江戸川シーズンズ(その17・ススキが風に揺れていた)
8月30日、今日は、9時からの出発になった。
すぐにでも、雨が落ちてくる空模様であった。
市川橋を渡り、都側の土手を先週見つけた旧江戸川沿いのサイクリングロードを目指し、一目散に走った。
河原には、野球場があちらこちらにあった。...
全部読む
8月30日、今日は、9時からの出発になった。
すぐにでも、雨が落ちてくる空模様であった。
市川橋を渡り、都側の土手を先週見つけた旧江戸川沿いのサイクリングロードを目指し、一目散に走った。
河原には、野球場があちらこちらにあった。その歓声が土手まで聞こえてきた。
ポニーランドを過ぎると、旧江戸川と新江戸川に分かれる。
旧江戸側をそのまま、真っ直ぐ行くと、木々に囲まれうっそうとした道の中を通った。
少し走ると、お馴染みのクルーザードックが見え、次に100隻は係留できるのではないと思えるハーバーにさしかかった。
この辺りには、こんなにあるのかと驚かせられるほどのクルーザーが所狭しと並んでいる。
更に進むと、「瑞穂大橋」に行き着いた。
旧江戸川と新中川の分岐点である。私にとって、この橋は初めての出会いである。
橋を渡ると新中川に架かった大きな水門が見えた。
雨と思しき水滴が顔にあたり出した。
「今日は、この辺で退き返すか」と判断し、帰路に着いた。
その辺りでは、まだ「ひまわり」が元気に咲いていた。
辺りを見回すと、「レインボーサイクルのりば」とカラフルに掲示した公園内の乗り物が目に入ってきた。
よく見ると、空中のモノレールに、親子が車に同乗し、一生懸命漕いで一周しようとしていた。
川の方では、モーターボートを先頭に、水上バイクが10台ほど群れを形成し、大きな音を立て爆走していた。
帰路、土手の草花の様子をうかがうと、中には風に揺られたススキの一群が見えた。
閉じる
江戸川シーズンズ(その16・赤トンボが飛んでいた)
8月23日、この日私は、旧江戸川を目指し、市川側の土手を行徳橋に向かった。
午前8時頃だった。
今日も、真夏のようなカッと太陽が焦がすような天候ではなく、雲がかかって多少どんよりしていた。
行徳橋から、新江戸川(江戸川放水路)方向を見ると、数多くのボートや釣り船が浮かんでいた。...
全部読む
8月23日、この日私は、旧江戸川を目指し、市川側の土手を行徳橋に向かった。
午前8時頃だった。
今日も、真夏のようなカッと太陽が焦がすような天候ではなく、雲がかかって多少どんよりしていた。
行徳橋から、新江戸川(江戸川放水路)方向を見ると、数多くのボートや釣り船が浮かんでいた。
例の秘密の小道から入り、旧江戸川の土手沿いを行徳から「今井橋」まで走った。
今日は、その今井橋を渡って、江戸川区側に入り、その土手を篠崎の方へと走った。
途中には、大きなドックが、3つほど川縁にあった。
そこには、数百隻のクルーザーが格納されていた。凄い数に見えた。
川辺のスポーツランドを右側に、見てゆくと、左手にも大きなスポーツ施設が見えてきた。
そこは、両サイド深い木立に囲まれた、涼感のある並木道であった。
その木立を抜けた瞬間、見覚えのある旧江戸川の水門に行き当たった。
「あっ、ここに出るんだ」私は、思わず声が出た。
いつも、ポニーランドから、土手に駆け上がると、ここで行徳橋に向かって曲がって行った。
ここから先は、サイクリングロードはないと思い込んでいた。
新鮮な発見であった。
私は、いつもと同じように行徳橋の方に向かって、舵を切った。
そして、行徳橋を渡り、そのまま家路へと着いた。
土手の上では、赤とんぼの群れが飛んでいた。
閉じる
「隅田川シーズンズ」内の検索