東京地裁・保釈認める(4月25日)
日産自動車・カルロスゴーン前会長はオマーンの販売代理店に日産から支出させた資金の一部を還流させ、5億5000万円余の損害を与えたとして特別背任の罪で東京地検特捜部に追起訴された。
東京地裁はきょう日産自動車前会長・カルロスゴーン被告の保釈を認める決定をした。保釈金は5億円で、午後に納付された。
今回の保釈条件には監視カメラの設置、携帯電話の使用制限、接触禁止対象者にキャロル夫人も含まれている。...
全部読む
日産自動車・カルロスゴーン前会長はオマーンの販売代理店に日産から支出させた資金の一部を還流させ、5億5000万円余の損害を与えたとして特別背任の罪で東京地検特捜部に追起訴された。
東京地裁はきょう日産自動車前会長・カルロスゴーン被告の保釈を認める決定をした。保釈金は5億円で、午後に納付された。
今回の保釈条件には監視カメラの設置、携帯電話の使用制限、接触禁止対象者にキャロル夫人も含まれている。キャロル夫人と面会する場合は事前に裁判所の許可が必要となる。
今回の事件では日産の資金がキャロル夫人の会社に還流したとみられている。検察側はキャロル夫人らを通じて証拠隠滅を行ったとして保釈に反対し準抗告しているが、東京地裁は準抗告を認めるか棄却するか決定するという。
閉じる
ゴーン前会長追起訴(4月22日)
東京地検特捜部は、日産自動車・ゴーン前会長を追起訴した。
友人が経営するオマーンの販売代理店に日産から支出させた資金の一部を自らに還流させ、5億5000万円余の損害を与えたとして、特別背任の罪で追起訴した。
前会長の起訴は4回目となり弁護団はきょうにも保釈を請求する方針。
弘中惇一郎弁護士による会見(4月9日)
日本外国特派員協会で弘中惇一郎弁護士による会見が行われた。
会見の中で日産自動車のカルロスゴーン前会長が自らの主張を録画した動画が公開された。「これは陰謀・謀略・中傷」だと主張した。
ゴーン前会長は、日産自動車の業績低下を懸念すると共に経営陣を批判。日産経営陣の実名も記録されていたが、弁護団の判断でその部分をカットし前会長の了承も得たうえで公開したという。
ゴーン前会長は容疑について「私にかけられている全ての嫌疑について、私は無実です。...
全部読む
日本外国特派員協会で弘中惇一郎弁護士による会見が行われた。
会見の中で日産自動車のカルロスゴーン前会長が自らの主張を録画した動画が公開された。「これは陰謀・謀略・中傷」だと主張した。
ゴーン前会長は、日産自動車の業績低下を懸念すると共に経営陣を批判。日産経営陣の実名も記録されていたが、弁護団の判断でその部分をカットし前会長の了承も得たうえで公開したという。
ゴーン前会長は容疑について「私にかけられている全ての嫌疑について、私は無実です。非難は私を強欲な人物、独裁的な人物として塗り固めるためになされたもので今起きていることは陰謀、中傷だ」と述べた。
弘中弁護士は今回の逮捕をゴーン前会長に不当な圧力をかけて屈服させることを狙いとしたものとして批判。最高裁に特別抗告する考えを明かした。
閉じる
何を語る・ゴーン前会長・主張録画の動画・きょう公開(4月9日)
日産自動車の前会長カルロスゴーン容疑者はオマーンの販売代理店に日産から支出させた資金の一部を私的に流用したとして今月4日、特別背任の疑いで東京地検特捜部に再逮捕された。
オマーンの代理店にはCEOリザーブと呼ばれる日産の予備費から販売奨励金などとして合わせて38億円余りが支出されていたが、特捜部は代理店に支出させた資金の一部を自らが実質的に保有するペーパーカンパニーに還流させ、前会長らが使用するイタリア製のクルーザーの購入費などに充てていたと見ている。...
全部読む
日産自動車の前会長カルロスゴーン容疑者はオマーンの販売代理店に日産から支出させた資金の一部を私的に流用したとして今月4日、特別背任の疑いで東京地検特捜部に再逮捕された。
オマーンの代理店にはCEOリザーブと呼ばれる日産の予備費から販売奨励金などとして合わせて38億円余りが支出されていたが、特捜部は代理店に支出させた資金の一部を自らが実質的に保有するペーパーカンパニーに還流させ、前会長らが使用するイタリア製のクルーザーの購入費などに充てていたと見ている。
きょう公開される動画はゴーン前会長が再逮捕される可能性を感じて、自らの主張を事前に録画したもの。
中東各国の代理店に日産から巨額の資金を支出させた理由やレバノンやタックスヘイブンなどに10社以上のペーパーカンパニーを保有していた理由などについて説明するのかどうか注目される。
動画の内容について、ゴーン前会長の弁護士・弘中惇一郎は「見ればわかる」とコメントした。
ゴーン前会長はみずから築き上げた日産、ルノー、三菱自動車の3社連合の経営トップをすでに退いているが、きのう開かれた日産の臨時の株主総会で取締役の職からも解任された。
妻のキャロルは、フランスの地元紙のインタビューに対し、この動画の内容について「彼はこうした事態に至った責任が誰にあるのか名指ししたいと思っていた」と述べているほか、ゴーン前会長も再逮捕について「日産の一部の個人が検察をミスリードし、私を黙らせようとする試みだ。私はくじけない。私は無実だ」とする声明を発表している。
動画は、きょう午後3時から日本外国特派員協会で開かれる記者会見の中で公開される。
外国特派員協会での会見 2019年4月9日(火)15:00 - 16:00
閉じる
ゴーン容疑者の妻・フランスラジオに「要請あれば日本に行く」 (4月9日)
ゴーン容疑者の妻・キャロル夫人がフランスのラジオ局のインタビューに応じ、「東京地検特捜部の要請があれば再び日本に戻る用意がある」などと述べた。
ゴーン容疑者の妻・キャロル夫人は、特捜部からの聴取の要請に応じず日本を出国したが、滞在先のフランスでラジオ局のインタビューに応じ、キャロル夫人は「(特捜部の要請があれば)もちろん日本に行きます。でも夫を助けるためにこちらでやることがあります」と述べた。...
全部読む
ゴーン容疑者の妻・キャロル夫人がフランスのラジオ局のインタビューに応じ、「東京地検特捜部の要請があれば再び日本に戻る用意がある」などと述べた。
ゴーン容疑者の妻・キャロル夫人は、特捜部からの聴取の要請に応じず日本を出国したが、滞在先のフランスでラジオ局のインタビューに応じ、キャロル夫人は「(特捜部の要請があれば)もちろん日本に行きます。でも夫を助けるためにこちらでやることがあります」と述べた。
さらに、キャロル夫人はゴーン容疑者の無実を改めて訴えた上で、「何の証拠もなく彼らは夫を勾留しました。夫を拘置所から出すように大統領に呼びかけます」と述べ、マクロン大統領に保護を求めた。
また、キャロル夫人は「フランスは偉大な人権の国であるにもかかわらず、何ら異議を申し立てていない」などと、フランス政府の対応に不満を示している。
閉じる
「カルロスゴーン」内の検索