【あの一言】
ジャーナリスト・後藤謙次
ジャーナリスト・後藤謙次
ロシアの軍事力を考えると、冷戦の時はかなり軍事力を展開していた。当時、ウラジオストクに大きな軍港があった。このためにオホーツク海に米軍に入られることはなかったが、今またオホーツク海は軍事に加え経済的価値が高まっており、地球温暖化によって北極の氷が融けて北極海航路というものが建設されてきている。この海峡を押さえておくことはロシアの国益にかなうことになっている。日本に返してしまうと米国や日本の艦船に自由に入られてしまうことになるため、それを非常に警戒している。日本としては2から4にいかにつなげていくか。プーチン大統領としては2が上限であり、いかにゼロまで持っていくかという交渉がこれから始まろうとしている。
2018/11/18 テレビ朝日[サンデーステーション]
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