もうすぐ春(その39)
3月20日、少し春めいてはきたが、その日の朝はひんやりしていた。
8時半ごろいつものように江戸川に出て、そのまま南下し行徳橋に向かった。
土手を行くと、小鳥のさえずりと6、7羽で一群をなして飛んでゆく鳥たちの動きが目に入ってきた。...
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3月20日、少し春めいてはきたが、その日の朝はひんやりしていた。
8時半ごろいつものように江戸川に出て、そのまま南下し行徳橋に向かった。
土手を行くと、小鳥のさえずりと6、7羽で一群をなして飛んでゆく鳥たちの動きが目に入ってきた。
左右の草木は、緑色に染まっていた。
行徳橋を渡り、旧江戸側のサイクリングロードを浦安に向かった。
道端の花壇に水仙の花が所々に咲いていた。
ディズニーランドの城が見える辺りからJR京葉線、湾岸道路の下を潜って「葛西臨海公園」東側入り口に辿り着いた。
昨年、船橋の三番瀬、葛飾の水元公園、それに荒川流域に足を伸ばした結果、行き先のバリエーションは格段に広くなっった。
その日桜が満開であったら、一体どこを優先して回れば良いのか判断がつかなくなっていただろう。
それぞれに立派な桜並木があり、どれをとっても見逃せないものに思えた。
幸いその日は、桜の開花までいかなかった。
何箇所かで、桜の木を観察したが良くて一輪ほどの花が開花しているだけだった。
臨海公園に入ると、森を通った。ほとんど緑一色の中に、桃の木に咲く花が濃いピンク色に鮮やかに咲いていた。
杏の木にも綺麗な花が咲いていた。
橋のところに自転車を置いて、なぎさ橋を渡った。空は曇り風は寒く感じた。
そのまま汀の防潮堤をカメラマンが大勢構えている突先まで歩いていった。
東京湾には、ヨットが10隻ほど見えた。
霞んではいたが、アクアラインも見えた。
そこからの都心のビル群は、陸から見る景色とは違って、新鮮な輝きを見せていた。
11時半ごろ、同じルートで復路を家路に向かった。
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まだ寒い春(その38)
3月13日、市川橋を渡ると、土手の工事のために、いつもの道は通れなかったので車の往来が途絶えるのを待って、千葉街道を突っ切った。
そのまま土手下に降り、京成線の下を潜った。
向かい風が、頬に冷たかった。
そのまま土手を北上し、工事のためのアップダウンを繰り返し、「寅さん公園」に辿り着いた。...
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3月13日、市川橋を渡ると、土手の工事のために、いつもの道は通れなかったので車の往来が途絶えるのを待って、千葉街道を突っ切った。
そのまま土手下に降り、京成線の下を潜った。
向かい風が、頬に冷たかった。
そのまま土手を北上し、工事のためのアップダウンを繰り返し、「寅さん公園」に辿り着いた。
その公園では、お揃いのピンクのウインドブレーカーを羽織った10人ぐらいの若い女性たちが、地面にしゃがみこんで、整地のような事をしていた。
腕時計を見ると、10時10分前であった。
そこから山本亭に向かって、整った庭園の中に入ると、白梅などが咲いていた。
「寅さん会館」ではボランティアの人と思しい人々が、何人も動いていた。
今日は、冬の寒さが戻ってきて、スマホのシャッターを切るために手袋を外すと、かじかんでしまうほどだった。
帰り道に「小岩菖蒲園」を通ると、菜の花があっちこっちに咲いていた。
水上バスの止まり場に来てみると、江戸川の真ん中辺りでカヌーを漕いでいる風景に出会った。
川沿いには、菜の花、梅の花、桜の花などが咲いてはいたが、まだ寒さが感じられた。
それでも来週、この辺りに来ると、一斉に春が訪れているのだろうなと、そんな想像をした。
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春近し(その37)
3月6日、自宅から江戸川に出て、市川側の土手を行徳橋の方へ南下した。
数分走ると、華やいだ懐かしいピンクの桜並木が目に入ってきた。
カワズ桜だろうか、この時期に満開の桜は・・・。少なくてもソメイヨシノではないようだった。
ピンクの色が濃いように思われた。それだけ一層鮮やかな桜であった。
春もそこまでやって来ていると感じた。
その日は、行徳橋の下を潜って、夏にはボートが一面に展開していた地下鉄東西線の鉄橋辺りを走ってみた。...
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3月6日、自宅から江戸川に出て、市川側の土手を行徳橋の方へ南下した。
数分走ると、華やいだ懐かしいピンクの桜並木が目に入ってきた。
カワズ桜だろうか、この時期に満開の桜は・・・。少なくてもソメイヨシノではないようだった。
ピンクの色が濃いように思われた。それだけ一層鮮やかな桜であった。
春もそこまでやって来ていると感じた。
その日は、行徳橋の下を潜って、夏にはボートが一面に展開していた地下鉄東西線の鉄橋辺りを走ってみた。
この時期は、やたら堤防の工事が多かった。
通行止めで、川沿いの砂利道に下りると、貸しボートの古びた狭い桟橋がいくつも存在した。
対岸はどうだろうと、行徳橋まで戻り、渡ってみた。
実際に渡ってみると、こちら側も同じく工事中が多かった。
やはり、川沿いの砂利道を走るしかなかった。
その辺りの景色は、まだ冬の景色だった。
引き返して見ると、旧江戸側を渡る橋では、多くの人々が竿を垂れて釣りに興じていた。
「釣れるのかな」と気配を伺って見ると、ぴんと糸の張った竿を吊り上げている光景があった。
江戸川区側を今度は北上した。
ポニーランドを過ぎ、ここでも工事にあっちこっちで出くわし、土手を登ったり下ったり何回もした。
いつものように市川橋を渡ろうとしたが、そこに至る道がなくなっていて、自転車を引き階段を上った。
工事を急ぐのか、急斜面をショベルカーが右往左往していた。
市川橋下のモトクロス練習場を横目に見ながら、帰路を急いだ。
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