米大統領選挙の予備選挙で、最新の世論調査によると、民主党有権者の間で、先月まで優勢だったバイデン前副大統領を抜き、バーニー・サンダース氏への期待が高まっているという。
2月26日付
『ロイター通信』は「サンダースはトランプに勝てるのか?民主党有権者の間で支持拡大」との見出しで以下のように報道している。
バーニー・サンダース氏以外の民主党候補者らは、民主社会主義者を自称する候補擁立を警戒すべきとするが、トランプ再選を阻止する候補として、民主党支持の有権者の間ではバーニー・サンダース氏への期待が高まっている。
先週ネバダ州で行われた様々な世代、人種、イデオロギーからの支持を得たコーカスでのサンダース氏の活躍を、民主党候補らが牽制し、サウスカロライナ州の討論会ではサンダース氏が党候補に相応しいか否かを中心に熱議論が展開された。...
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2月26日付
『ロイター通信』は「サンダースはトランプに勝てるのか?民主党有権者の間で支持拡大」との見出しで以下のように報道している。
バーニー・サンダース氏以外の民主党候補者らは、民主社会主義者を自称する候補擁立を警戒すべきとするが、トランプ再選を阻止する候補として、民主党支持の有権者の間ではバーニー・サンダース氏への期待が高まっている。
先週ネバダ州で行われた様々な世代、人種、イデオロギーからの支持を得たコーカスでのサンダース氏の活躍を、民主党候補らが牽制し、サウスカロライナ州の討論会ではサンダース氏が党候補に相応しいか否かを中心に熱議論が展開された。
しかし、最新のロイター・イプソス世論調査では、サンダース氏の勢いが増している。アイオワ州では、ほぼ当選、ニューパンプシャーでは僅差で当選の予測が出ており、ネバダでの決定的勝利で、民主党有権者の信頼が増した。
先週行われた民主党無党派層への調査では、26%がトランプに対抗できる候補として、サンダース氏が最も有力だと思うと回答している(ブルームバーグ氏は20%、バイデン前副大統領は17%)これは前月の調査で、7%がバイデン氏を有力だとし、17%しかサンダース支持派がいなかった時とは大きな違いである。
ネバダ州のコーカスでは、サンダース氏は過半数のラティノ有権者の支持を獲得。一方、目立ったのは黒人層や65歳以上で、バイデン氏支持は堅調だったことだ。だがそれも変わる可能性があり、前述の調査では、初めて黒人層でサンダース氏はバイデン氏を上回っている。
3日後のスーパーチュースデーで、大部分の代議員を獲得できるとサンダース氏には非常に有利となる。討論でサンダース氏は、彼への最大の誤解は、過激思想ではないということだと主張。キルスティン・ギリブランド上院議員は、これまでバーニーは選挙キャンペーンで情熱を示せているとしている。
同日付米国『ニューヨークポスト』は「ドナルド・トランプがバーニー・サンダースを7ポイントリード、ラスムッセン世論調査より」との見出しで以下のように報道している。
最新のラスムッセン世論調査では、トランプ大統領の成果を評価するとの回答が51%、一方支持しないは48%となった。また、今仮に大統領選挙が行われた場合には、トランプがサンダース氏を下すことを示す結果となった。
大統領選挙で投票する候補として、サンダース氏は43ポイントで、50ポイントのトランプに及ばず、7%の回答者どちらに投票するか未定と回答した。また、トランプ氏は共和党員の84%を獲得。サンダース氏は民主党員の75%を獲得(民主党員の22%はトランプを支持すると回答)
サンダース氏は黒人層で6割を獲得、だが、白人層、マイノリティ、男性ではトランプ支持が上回った。
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