バフムトにおける戦闘(5月15日)
バフムトから撤退するとしていたワグネルのプリゴジン氏だが、バフムトで得た陣地をプーチン大統領の右腕とも言われるチェチェンのカデロフ首長に引き渡そうとしている。
実はバフムトの戦闘でウクライナ側で戦っている義勇兵の中にはチェチェンの人が多いという。このほとんどは第2次チェチェン紛争を体験した元兵士や父親をロシア軍に殺害された人たちで、プーチン大統領のチェチェン掃討作戦では20万人以上のチェチェン人が犠牲となり、多くのチェチェン人が欧州に亡命したという。...
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バフムトから撤退するとしていたワグネルのプリゴジン氏だが、バフムトで得た陣地をプーチン大統領の右腕とも言われるチェチェンのカデロフ首長に引き渡そうとしている。
実はバフムトの戦闘でウクライナ側で戦っている義勇兵の中にはチェチェンの人が多いという。このほとんどは第2次チェチェン紛争を体験した元兵士や父親をロシア軍に殺害された人たちで、プーチン大統領のチェチェン掃討作戦では20万人以上のチェチェン人が犠牲となり、多くのチェチェン人が欧州に亡命したという。
こうした人々が今、バフムトに集結しており、バフムトでチェチェン人同士が争うことになる可能性が高い。
プーチン大統領は自作自演とも言われるモスクワにおけるチェチェン人によるテロを鎮圧したことで当時のエリツイン大統領に取り立てられ、大統領の座に上り詰めたとも言われている。
こうした経緯を踏まえるとバフムトでの展開は何か因縁めいたものを感じさせる。
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ロシアメディア・ロシア西部で軍用機・ヘリが墜落(5月14日)
ロシア国営通信社は13日、ウクライナと国境を接するロシア西部のブリャンスク州で、Mi8ヘリコプターが墜落し、ヘリコプターの乗組員2人が死亡したと伝えた。また、地元の州知事はSNSで現場付近の住民の女性がけがをしたとしている。
一部のロシアメディアは、墜落したMi8ヘリコプターは2機だったとも伝えている。さらに、これとは別に国営のタス通信は、地元当局の話として、ブリャンスク州でロシアのスホイ34戦闘爆撃機がウクライナの国境付近で墜落したと伝えた。...
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ロシア国営通信社は13日、ウクライナと国境を接するロシア西部のブリャンスク州で、Mi8ヘリコプターが墜落し、ヘリコプターの乗組員2人が死亡したと伝えた。また、地元の州知事はSNSで現場付近の住民の女性がけがをしたとしている。
一部のロシアメディアは、墜落したMi8ヘリコプターは2機だったとも伝えている。さらに、これとは別に国営のタス通信は、地元当局の話として、ブリャンスク州でロシアのスホイ34戦闘爆撃機がウクライナの国境付近で墜落したと伝えた。
一部のメディアは、スホイ34だけでなくスホイ35戦闘機も墜落したと伝えている。このうちヘリコプターについては、目撃者の情報などから撃墜された可能性も伝えられているが、いずれの墜落も詳しい原因は分かっておらず、ロシア側が捜査を進めている。ブリャンスク州では今月、鉄道に仕掛けられた爆発装置が爆発し貨物列車が脱線する事件が相次いで発表されている。
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ロシア・プーチン大統領が演説(5月9日)
ロシアでは9日、第2次世界大戦の戦勝記念日を迎えた。首都モスクワでは厳戒態勢が敷かれる中、日本時間の先ほど午後4時、中心部の赤の広場で記念の式典が行われ、プーチン大統領が演説。ウクライナへの軍事侵攻を正当化し、欧米やウクライナ側を批判したうえで軍事侵攻を続けていく姿勢を強調した。
ロシア大統領府は今月3日、クレムリンに無人機による攻撃を仕掛けられたと発表したが、プーチン大統領からこれについての直接の発言はなかった。
ロシア民間軍事会社・激戦地から撤退表明(5月6日)
激戦地、ウクライナ・バフムトの完全掌握に向けて攻撃を続けるロシア。こうした中、バフムトの戦闘でロシアの正規軍とともに戦闘に加わっている民間軍事会社ワグネルの代表・プリゴジンは5日、SNSで動画と声明を発表した。
プリゴジンは「先月から極端な弾薬不足に陥っている」と訴え、「国防省が故意に弾薬の供給を止めている」と非難。その上で「弾薬がない中、不当に損失が出ることは受け入れられない。われわれは5月10日にバフムトから離脱する」と述べた。...
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激戦地、ウクライナ・バフムトの完全掌握に向けて攻撃を続けるロシア。こうした中、バフムトの戦闘でロシアの正規軍とともに戦闘に加わっている民間軍事会社ワグネルの代表・プリゴジンは5日、SNSで動画と声明を発表した。
プリゴジンは「先月から極端な弾薬不足に陥っている」と訴え、「国防省が故意に弾薬の供給を止めている」と非難。その上で「弾薬がない中、不当に損失が出ることは受け入れられない。われわれは5月10日にバフムトから離脱する」と述べた。ワグネルの代表の表明によってロシア側の混乱がさらに浮き彫りとなった形。
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ロシア大統領府・報道官“無人機攻撃は米国の指示”(5月5日)
ロシア大統領府はウクライナが無人機でプーチン大統領を狙って攻撃しようとしたと主張し、捜査を続けている。さらに大統領府は、攻撃は米国の指示だと批判を強めている。これに対し、米国のホワイトハウスは、米国は関与していない、ロシア側の主張はうそだと反論している。
ロシア大統領府は3日、2機の無人機がモスクワのクレムリンにある大統領府を攻撃しようとしたと発表し、プーチン大統領を狙ったテロ行為だとして、捜査を続けている。...
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ロシア大統領府はウクライナが無人機でプーチン大統領を狙って攻撃しようとしたと主張し、捜査を続けている。さらに大統領府は、攻撃は米国の指示だと批判を強めている。これに対し、米国のホワイトハウスは、米国は関与していない、ロシア側の主張はうそだと反論している。
ロシア大統領府は3日、2機の無人機がモスクワのクレムリンにある大統領府を攻撃しようとしたと発表し、プーチン大統領を狙ったテロ行為だとして、捜査を続けている。ロシア大統領府は3日、2機の無人機がモスクワのクレムリンにある大統領府を攻撃しようとしたと発表し、プーチン大統領を狙ったテロ行為だとして、捜査を続けている。
大統領府のペスコフ報道官は、4日、ウクライナのゼレンスキー政権によるものだと主張したうえで、米国も関与したとして、批判を強めている。これに対しゼレンスキー大統領は関与を否定している。
一方、ロシアの有力紙コメルサントは、ウクライナから発射された無人機がクレムリンまで到達できるか疑問だと伝え、ほかのロシアメディアも発射地点はロシア国内ではないかとする専門家の見方を報じている。
ロシア大統領府は、プーチン大統領を無人機で狙ったことへの報復措置を取ると主張していて、ロシア軍によるさらなる攻撃が懸念されている。
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