【まいにち!ドラマレビュー】
「青天を衝け」第21回 NHK 7月4日(日)
篤太夫(吉沢亮)はパリ万博に参加する慶喜(草ナギ剛)の弟
武昭(板垣李光人)の随行でフランス行きを打診されその場で快諾する。
一方、慶喜は第15代将軍に就任、慶喜は篤太夫を呼び出し
武昭の未来を託す。
その後横浜で初めて勘定奉行・小栗順忠(武田真治)と対面した篤太夫は
このフランス行きに秘められた重要な目的を知らされる。
旅立ちの前、成一郎(高良健吾)と再会した篤太夫は牢にとらわれている長七郎と
久々に面会する。...
全部読む
篤太夫(吉沢亮)はパリ万博に参加する慶喜(草ナギ剛)の弟
武昭(板垣李光人)の随行でフランス行きを打診されその場で快諾する。
一方、慶喜は第15代将軍に就任、慶喜は篤太夫を呼び出し
武昭の未来を託す。
その後横浜で初めて勘定奉行・小栗順忠(武田真治)と対面した篤太夫は
このフランス行きに秘められた重要な目的を知らされる。
旅立ちの前、成一郎(高良健吾)と再会した篤太夫は牢にとらわれている長七郎と
久々に面会する。
この時代にフランスに行くということは命がけ、御家が断絶しないように
子どもがいない場合にも「見立て養子」を立てて後継者を決めてから旅立つことが
定められていたのですね。
そんな重大な決断なのに即答で「行く」と答えた栄一。
栄一らしい決断でした。慶喜も栄一なら行くと答えるだろうと思っていたみたいです。
将軍になった慶喜はナポレオンからおくられたフランス軍服を着用。
似合ってましたね!かっこいいです。カリスマ性がアップして風格がありました。
そんな慶喜でもこの時代に将軍職に就くことは重荷だと。
しかし重荷を背負って歩んで行くことこそが人生であると大権現様の教えを栄一と2にで唱和するシーンは
感動的でした。
横浜でパリ万博の施設団の面々と会った栄一。フランスへ行くのが2度という杉浦愛蔵(志尊淳)ら
新たな人々との出会いで篤太夫(栄一)の世界がグンと広がっていくのが分かりました。
栄一たちはこの時代の最前線にいたんだなぁとみているこちらもワクワクが止まらない、
ますます栄一に明るい未来がありますように・・・
前途洋々な中でも故郷で待っているお千代(橋本愛)のことは忘れない栄一の男前な部分も見られて
感慨深い回でありました。
閉じる
「IP~サイバー捜査班」第1話 テレ朝 7月1日(木)20時- 初回2時間SP
京都府警本部が新たに設立した「サイバー総合事犯係」略して「そうじ係」。
サイバー犯罪立ち向かうべく最先端の機器とスキルを武器に捜査を行い逮捕権も持つ「画期的部署」。
しかし逮捕権はあるものの回ってくる仕事はネット犯罪の下調べや後片付けなど面倒な事案ばかり。まさに「お掃除係」という立場に甘んじている。
しかも主任の安洛一誠(佐々木蔵之介)は超デジタル人間で畳敷きの部屋にこもって羽織をまとった姿でPCを操り「0か1で割り切れない感情に支配されるのは時間の無駄」と言い放つ変わり者。...
全部読む
京都府警本部が新たに設立した「サイバー総合事犯係」略して「そうじ係」。
サイバー犯罪立ち向かうべく最先端の機器とスキルを武器に捜査を行い逮捕権も持つ「画期的部署」。
しかし逮捕権はあるものの回ってくる仕事はネット犯罪の下調べや後片付けなど面倒な事案ばかり。まさに「お掃除係」という立場に甘んじている。
しかも主任の安洛一誠(佐々木蔵之介)は超デジタル人間で畳敷きの部屋にこもって羽織をまとった姿でPCを操り「0か1で割り切れない感情に支配されるのは時間の無駄」と言い放つ変わり者。しかし頭脳とサイバー犯罪に関する知識や捜査スキルはずば抜けている。
そんな「総事係」に配属された新人刑事古宮山絆(福原遥)。
絆は母親から残された1葉の写真から安洛が父親かもしれないと考え配属を希望したのだった。
総事係メンバーは個性派ぞろいで元捜査一課・多和田昭平(間宮祥太朗)、係長で安洛の上司なのに腰が低い平塚栄太郎(杉本哲太)、自由な雰囲気の映像解析担当・川瀬七波(堀内敬子)、ヲタクキャラの情報解析担当・岡林琢也(吉村界人)らが日々サイバー犯罪と戦っている。
佐々木蔵之介さんがサイバー犯罪に挑む新ドラマ。初回は2時間たっぷりの拡大版でした。
キャストがなかなか新鮮な感じで組み合わせも目新しく今後が楽しみ。
福原遥さんが2番手の新人刑事というメインの役を演じているのも見どころです。
3番手の位置に間宮祥太朗さんがッチリ固めています。
間宮さんのお芝居は安定して見やすく素晴らしいですね。杉本哲太さんとのシーンは安心してみていられました。
間宮さん、最近いろいろな役に挑戦していて楽しいです。
初回は2時間もあってかなりボリュームたっぷりな内容でしたがドラマの面白さは伝わったかと思います。
安洛のちょっと変わった人物像は「遺留捜査」の上川隆也さんをほうふつとさせる感じ?
京都府警であることも前面に出し、安洛が自転車通勤しているルートも京都らしい場所になっています。
劇伴の曲も京都っぽい和風の旋律がありましたね。
これからドラマが軌道に乗ってくればいろいろ遊びの部分が出てきそうな雰囲気でした。
目指せ捜査一課長、科捜研って感じですかね。
ドラマの個性が出てくるのはこれからでしょうから、今後も大いに期待して楽しみたいと思います。
私好みの一風変わったドラマであることは間違いないので続けてみる価値はあると思いました。
閉じる
「着飾る恋には理由があって」第10話 TBS 6月22日(火)22時ー
自分の全てを注ぎ込んできたインスタが炎上したことから
SNSが怖くなりどうしていいかわからなくなってしまった
真柴(川口春奈)。
苦しい時にはかつて片思いしていた祥吾(向井理)を頼ってしまう真柴。
真柴が自分の方を完全に向くことはないと知りながら力になってくれる祥吾。
真柴は現在気になる相手の駿(横浜流星)には素直になれず、駿も真柴の弱った心を温かく包み込んで
やることができない。...
全部読む
自分の全てを注ぎ込んできたインスタが炎上したことから
SNSが怖くなりどうしていいかわからなくなってしまった
真柴(川口春奈)。
苦しい時にはかつて片思いしていた祥吾(向井理)を頼ってしまう真柴。
真柴が自分の方を完全に向くことはないと知りながら力になってくれる祥吾。
真柴は現在気になる相手の駿(横浜流星)には素直になれず、駿も真柴の弱った心を温かく包み込んで
やることができない。
駿も自分がずっと逃げていた夢の実現に向かいあうことに臆病になっていた。
シェアハウスのメンバーもそれぞれ葛藤を抱いている。
シェアハウスのオーナー、香子(夏川結衣)は元夫の礼史とやり直すか踏ん切りがつかない。
陽人(丸山隆平)はアートの道をあきらめようとしている羽瀬(中村アン)をなんとか支えて
絵を続けて欲しいと思うが羽瀬の気持ちとはどんどんかけ離れていってしまう。
SNSを題材にした非常に現代的なドラマでした。
インスタでフォロワー10万人のインフルエンサーが主人公なんていうのはちょっと前には
存在しなかったキャラ。ドラマは時代を映す鏡なんだなと実感しました。
SNSの炎上が人の命を奪うこともある時代、ネットやSNSとの付き合い方は実際に人と人と生の交流
をするよりずっと難しい面もあります。
ネットで傷ついた心を癒してくれるのはやっぱり生身の人間なんでしょうか。
真柴が着飾ってきたのは身近にいる駿やSNSの向こう側にいる生身の人たちのためだったんですね。
ラスト、それぞれの登場人物がなにか1つの成功を追い求めずに
自分なりの生き方を見つけ、人生に折り合いをつけていく方向に進んだのも
現代的だなぁと思いました。
いわゆる“成功”にたどり着きずらい現代、ひと昔前の価値観の“成功”を追い求めても心を病み苦しくなるだけ。
自分が笑顔でいられることが一番の成功なんだというメッセージに集約し
5年後に真柴と駿が結婚して娘が生まれたというエンディングもすんなり心に落ちてきました。
恋愛もののドキドキ感もありつつ、落ち着いた内容で全話完走できました!
脚本、演出ともに良質でよいドラマでした。
閉じる
「着飾る恋には理由があって」第9話 TBS 6月15日(火) 22時-
真柴(川口春奈)と駿(横浜流星)で出かけるはずだったレストランデートだが駿は仕事で間に合わず。
真柴は祥吾(向井理)と出かけることに。
急いで駆けつけた駿は道の向こうで真柴達を発見するが声をかけられない。
真柴のインスタでステマ疑惑が浮上。
インスタは炎上。
真柴はメンタルが弱りSNS更新もままならない。
インフルエンサーの立場を一旦離れ店舗に異動するが上手くいかない。
駿の元に北海道で店を任せたいというスポンサーが現れ心が揺れる駿。...
全部読む
真柴(川口春奈)と駿(横浜流星)で出かけるはずだったレストランデートだが駿は仕事で間に合わず。
真柴は祥吾(向井理)と出かけることに。
急いで駆けつけた駿は道の向こうで真柴達を発見するが声をかけられない。
真柴のインスタでステマ疑惑が浮上。
インスタは炎上。
真柴はメンタルが弱りSNS更新もままならない。
インフルエンサーの立場を一旦離れ店舗に異動するが上手くいかない。
駿の元に北海道で店を任せたいというスポンサーが現れ心が揺れる駿。
真柴に話すと着いて来たいと言う。
駿はそれは現状から逃げたいだけで後ろ向きな考えだと言うと真柴は怒ってしまう。
どうにもならなくなった真柴は祥吾に全てを打ち上け涙を流すのだった。
駿のことが好きなのについ祥吾に頼ってしまう
真柴。
自分は2番手だと全部分かっていながら優しくする祥吾。幸せになれるチャンスが来ると自分から
壊れるように振る舞ってしまう駿。
複雑な心境が絡み合い…
見ている方は「ああすればいいのにー」「こうすればいいのにー」と思っちゃうけど
なかなかスッキリ行かず。
祥吾社長の優しさが哀しい。
真柴もついつい甘えてしまうのでしょう。
駿に北海道に着いてくるのは逃げ、と言われてから祥吾に会いに行くまで、なんだか真柴がとってもかわいそうになっちゃいましたね。
真面目で一生懸命仕事して、ついにいっぱいっばいになってしまった。
聞いてくれる祥吾がいたのは良かったけど
もう、休んで!真柴!しか言えない。
最終回前にシェアハウスの皆がモヤモヤを抱えている状況でこちらもハラハラですよ。
なんとか立ち直ってほしいな。
駿も色々がんばれ!
シットリした星野源の曲「不思議」がドラマのテイストにハマっています。
来週もじっくりと見たいとおもいます。
閉じる
「コントが始まる」第9話 日テレ 6月12日(土)22時-
無事に梨穂子(有村架純)の就職先が決まりマクベスの聖地・ポンペイで
奈津美(芳根京子)とともに就職祝いをするマクベスの3人。
瞬太(神木隆之介)は解散したら旅に出ると宣言する。
潤平(仲野太賀)は奈津美の実家へ結婚の挨拶のことを尋ねられる。
潤平は高校時代の奈津美の元カレで現在新進気鋭の実業家の小林勇馬(浅香航大)の
存在がまだ心に引っかかっている。
一方、春斗(菅田将暉)は引きこもりの後印刷会社で働くようになった兄・俊春(毎熊克哉)と再会する。...
全部読む
無事に梨穂子(有村架純)の就職先が決まりマクベスの聖地・ポンペイで
奈津美(芳根京子)とともに就職祝いをするマクベスの3人。
瞬太(神木隆之介)は解散したら旅に出ると宣言する。
潤平(仲野太賀)は奈津美の実家へ結婚の挨拶のことを尋ねられる。
潤平は高校時代の奈津美の元カレで現在新進気鋭の実業家の小林勇馬(浅香航大)の
存在がまだ心に引っかかっている。
一方、春斗(菅田将暉)は引きこもりの後印刷会社で働くようになった兄・俊春(毎熊克哉)と再会する。
いい時と比べて地味な会社で地味な仕事をしている兄だが
手を差し伸べてくれた人を喜ばせるために頑張っている、それが自分の満足になるという兄の言葉に
耳を傾ける春斗。
一方潤平はついに奈津美の実家へ挨拶へ。
父親(でんでん)は柔和な笑顔で迎えるがひと悶着あって。
高校の担任・真壁(鈴木浩介)の家にバーベキューに招待された春斗と瞬太。
真壁の息子・太一から
「夢は持たない方がいいの?失敗したら大変だから」と聞かれた瞬太は
「俺たちは失敗してないよ」「時間切れになっただけ」と答える。
自分たちが頑張っていたことを見ていてくれた真壁先生がバーベキューに呼んでくれたりして
芸人をやっていたことで人と人とのつながりをたくさん作ることができた
それこそが成功だと話す瞬太。
ファミレス・メイクシラーズでの最後の打ち合わせが終わった早朝
マクベスの3人はあらためてファンでいてくれた里穂子に挨拶するのだった。
人生の勝ち負けって?
誰もが成功したと思っている人も自殺してしまったり誰にも言えない悩みがあったり
何が成功かは個々の価値観。
そんなことを考えさせられる第9話でした。
太一からの質問に俺たちは失敗していないと答えられる瞬太、いいなと思いました。
一度ゲーマーとして頂点を極めた経験がある瞬太だから
成功とはどういうものか他の2人より知っているのかもしれない。
本当の成功とは満足とは幸せとは何か、わかっていれば絶望することはなくなるかもしれない。
春斗の兄の俊春も「人生休むのもまんざらじゃない」と言っていましたが
引きこもりというマイナスイメージの経験でもちゃんとその後の人生の役にたっているのだから
経験することこそが成功なのだと感じました。
太一が歯医者に行ったらやってなかった、というのが
歯医者がいない→敗者がいないという意味だったとする考察があるようで・・・
なんて素敵な脚本なんでしょう。
ちょっとしたスパイスの入れ方、おしゃれで感心してしまいます。
役者陣の演技も自然すぎてうまいとか下手とか分からないレベルで
純粋にドラマの内容に入り込んでしまいます。
最終回まであと1回。マクベスの冒険もあと少しで終わります。
最後の物語も楽しみにしています。
閉じる
「まいにち!ドラマレビュー」内の検索
Copyright (C) 2013 JCC Corp. All Rights Reserved.