北朝鮮・過去の核実験と同様の動き(6月7日)
IAEA(国際原子力機関)のグロッシ事務局長は北朝鮮について、過去の核実験の時と同様の動きを衛星写真から確認していると明らかにし、北朝鮮の動きに改めて懸念を示した。グロッシ事務局長は“北朝鮮のプンゲリの核実験場の坑道のひとつが再び開いた兆候がみられる”と指摘したことについて衛星写真から確認していると明らかにした。
またウクライナでロシア軍に掌握され安全性が懸念されているザポリージャ原子力発電所についてIAEAの専門家を現地に派遣するためウクライナ、ロシア双方と調整を続けていると明らかにした。...
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IAEA(国際原子力機関)のグロッシ事務局長は北朝鮮について、過去の核実験の時と同様の動きを衛星写真から確認していると明らかにし、北朝鮮の動きに改めて懸念を示した。グロッシ事務局長は“北朝鮮のプンゲリの核実験場の坑道のひとつが再び開いた兆候がみられる”と指摘したことについて衛星写真から確認していると明らかにした。
またウクライナでロシア軍に掌握され安全性が懸念されているザポリージャ原子力発電所についてIAEAの専門家を現地に派遣するためウクライナ、ロシア双方と調整を続けていると明らかにした。
さらにイランの核開発をめぐり申告されていない複数の場所で核物質が見つかった問題で“イランはこの問題に対応する必要がある”と批判あ説明を求めた。今回の理事会ではこの問題についても議論される見通しで、欧米各国からイランへの批判が強まるものとみられる。
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米韓・8発の地対地ミサイル発射(6月6日)
北朝鮮が短距離弾道ミサイル8発を発射したのに対抗し、韓国軍と米国軍が今朝8発の地対地ミサイルを日本海に向けて発射し、北朝鮮を強くけん制した。
日本周辺波高し(6月5日)
6月5日、防衛省は北朝鮮から弾道ミサイルの可能性のあるものが発射され、日本のEEZ(排他的経済水域)の外側の日本海に落下したと見られると発表した。ミサイルであれば5月25日に発射した3発の弾道ミサイルに続くものとなる。
最近の動きをまとめると6月3日、日米韓3か国の北朝鮮担当高官による協議が行われたことに続き、米韓両軍が原子力空母を投入した共同訓練を4年7か月ぶりに行った。この訓練は沖縄の南東の公海上で行われ、米国の原子力空母「ロナルドレーガン」や韓国のイージス駆逐艦なども参加する本格的なものであった。...
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6月5日、防衛省は北朝鮮から弾道ミサイルの可能性のあるものが発射され、日本のEEZ(排他的経済水域)の外側の日本海に落下したと見られると発表した。ミサイルであれば5月25日に発射した3発の弾道ミサイルに続くものとなる。
最近の動きをまとめると6月3日、日米韓3か国の北朝鮮担当高官による協議が行われたことに続き、米韓両軍が原子力空母を投入した共同訓練を4年7か月ぶりに行った。この訓練は沖縄の南東の公海上で行われ、米国の原子力空母「ロナルドレーガン」や韓国のイージス駆逐艦なども参加する本格的なものであった。今回の北朝鮮の飛翔体の発射は連携を強める日本、米国、韓国の3か国への反発を示し、けん制するねらいがあると見られる。北朝鮮は7回目の核実験を行う兆候も見せている。
一方、中国船が沖縄周辺で不審な動きを見せている。4日、外務省は石垣島北およそ73キロメートルのEEZ内で中国の海洋調査船が観測機器のようなものを海中に投入しているところを海上保安庁が確認し、現場で中止を求めたものの、中国船からは応答がなかったという。外務省は事前の同意がなかったとして、中国側に対し即時中止を求めて抗議している。
最近の動きを総括すると5月23日にバイデン大統領が来日し、日米首脳会談、24日にはインドのモディ首相、豪州のアルバニージー首相を呼んでクアッドが行われた。この同じタイミングで中ロの爆撃機が日本海・東シナ海上空を共同飛行し、25日には北朝鮮が3発の弾道ミサイルを発射した。
26日には中国・王毅外相がIPEFやクアッドに対抗するかのように南太平洋島嶼国を歴訪し、26日には国連安保理で中国・ロシアが北朝鮮制裁決議案を拒否するなど中国・ロシア・北朝鮮は完全に連動した動きを見せている。
ロシアも活発な外交を見せており、3日にはアフリカ連合(AU)議長国セネガルのサル大統領がプーチンにアフリカの食料危機を訴えた。8日にはプーチンがトルコ・イスタンブールに赴きエルドアンとの会談を行うという情報もある。
特に警戒すべきは6月12日のロシア建国記念日であり、この日にプーチンが何らかの宣言を行うとも言われている。今、中国・ロシア・北朝鮮の連動した動きに警戒していく必要がありそうである。
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北朝鮮から弾道ミサイルの可能性あるもの発射(6月5日)
防衛省は北朝鮮から弾道ミサイルの可能性のあるものが発射されたと午前9時14分に発表した。
日本への影響がないか情報収集を進めている。政府は総理大臣官邸の危機管理センターに設置している官邸対策室に緊急参集チームを招集した。
情報収集と被害確認に当たっている。韓国軍合同参謀本部は北朝鮮が日本海に向け弾道ミサイルを発射したと明らかにした。
韓国軍は米軍とともに情報分析を急いでいる。北朝鮮は今年に入って毎年弾道ミサイルの発射を繰り返している。...
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防衛省は北朝鮮から弾道ミサイルの可能性のあるものが発射されたと午前9時14分に発表した。
日本への影響がないか情報収集を進めている。政府は総理大臣官邸の危機管理センターに設置している官邸対策室に緊急参集チームを招集した。
情報収集と被害確認に当たっている。韓国軍合同参謀本部は北朝鮮が日本海に向け弾道ミサイルを発射したと明らかにした。
韓国軍は米軍とともに情報分析を急いでいる。北朝鮮は今年に入って毎年弾道ミサイルの発射を繰り返している。
韓国軍は、現在までに8発発射したと発表している。
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北朝鮮“軍縮会議”の議長国・各国の懸念に強く反発(6月3日)
北朝鮮は世界の核軍縮などを話し合う軍縮会議で先月末から議長国になっている。
2日の本会議では各国から核・ミサイル開発への強い懸念が示された。これに対し、北朝鮮は強く反発。非難の応酬となり、実質的な議論は行われなかった。
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