更新を終了しています
文在寅、北朝鮮は対話の扉を閉めてはいない(1月15日)
14日韓国の文在寅大統領は青瓦台で年頭記者会見を行ったが、そのなかで南北会談、米朝会談の現状は楽観できないものの、悲観的な状況までにはなっておらず、北朝鮮は対話の扉をまだ閉めてはいない、と述べた。
この他、文在寅大統領は、米国のトランプ大統領が金正恩委員長に誕生日の親書を送ったことを評価し、米朝両首脳は依然として友誼を保っているとした。北朝鮮は依然として、北朝鮮の要求が満たされなければ対話をしないと言っているが、このことは北朝鮮が対話の扉を決して閉ざしているわけではないことを示している。...
全部読む
14日韓国の文在寅大統領は青瓦台で年頭記者会見を行ったが、そのなかで南北会談、米朝会談の現状は楽観できないものの、悲観的な状況までにはなっておらず、北朝鮮は対話の扉をまだ閉めてはいない、と述べた。
この他、文在寅大統領は、米国のトランプ大統領が金正恩委員長に誕生日の親書を送ったことを評価し、米朝両首脳は依然として友誼を保っているとした。北朝鮮は依然として、北朝鮮の要求が満たされなければ対話をしないと言っているが、このことは北朝鮮が対話の扉を決して閉ざしているわけではないことを示している。さらに米朝間の対話は現状では活発ではないが、両首脳が信頼関係を維持しているので、対話を行う努力は続けられていくだろう、とも述べている。
さらに南北朝鮮の間は、現在困難な状況にあるが、対話を行う努力は続けられており、政府としては、この努力は実を結ぶことができるだろうと信じている、とも述べている。
一方、中国が北朝鮮の非核化に重要な役割を果たしていることに、韓国としての謝意を語った。さらに北朝鮮の非核化は一朝一夕には解決することができないので、韓国は中国と共に、解決に努力していき、朝鮮半島の全面的で恒久的な平和メカニズムを構築できるようにしていくと述べた。さらに自身の「新南方新北方」政策と中国が提唱している「一帯一路」の連携も考えていると述べている。
一方13日には、モスクワで中露の外務省副大臣が朝鮮半島問題やアジア太平洋地域の問題について話し合いを行った。双方は朝鮮半島の会話を続けていくことが、国際社会の利益に適うものであることで一致した。
閉じる
米国はすでに北朝鮮と接触(1月14日)
米国の安全保障担当のオブライエン大統領補佐官は、米国は北朝鮮とすでに接触しており、北朝鮮が会談の扉を開くことを期待しているとしていると述べた。1月13日の米国のCNNが報じたもの。
オブライエン大統領補佐官はさらに、金正恩委員長は警告とは異なり、「クリスマスの贈り物」を米国に送りつけることはなかったとして、このことは「積極的な」シグナルだと述べた。
さらに「我々はすでに北朝鮮と連絡をとっており、彼らも昨年の10月のストックホルム(での実務者協議)会談の継続を望んでいる」と述べると同時に、米国は北朝鮮に通じる幾つもの異なるチャネルがあり、それを通じて北朝鮮と接触しており、北朝鮮が会談を回復させることを望んでいるとした。...
全部読む
米国の安全保障担当のオブライエン大統領補佐官は、米国は北朝鮮とすでに接触しており、北朝鮮が会談の扉を開くことを期待しているとしていると述べた。1月13日の米国のCNNが報じたもの。
オブライエン大統領補佐官はさらに、金正恩委員長は警告とは異なり、「クリスマスの贈り物」を米国に送りつけることはなかったとして、このことは「積極的な」シグナルだと述べた。
さらに「我々はすでに北朝鮮と連絡をとっており、彼らも昨年の10月のストックホルム(での実務者協議)会談の継続を望んでいる」と述べると同時に、米国は北朝鮮に通じる幾つもの異なるチャネルがあり、それを通じて北朝鮮と接触しており、北朝鮮が会談を回復させることを望んでいるとした。
11日には外務省の金桂官顧問が、12日は「労働新聞」で、北朝鮮は各々米国非難のメッセージを発していたが、もしこれらのメッセージが米国の接触を受けた後であったのならば、会談に際し、米国からなるべく有利な条件を引き出すために、ブラフをかけたことになる。
閉じる
北朝鮮:米国との対立は長期に(1月13日)
12日、北朝鮮の「労働新聞」は一面に論評を掲載しているが、そのなかでは米国は朝鮮との交渉を望みながら、依然として対朝敵視政策をとり続けているとして、上辺は対話と交渉という幌をかぶせているが、実際は制裁を維持し続け朝鮮を弱体化させようとしている、と非難した。
論評は、当面朝鮮と米国との対立は長期にわたることから、朝鮮は足元を固め、敵対勢力の制裁下でも、自分のやるべきことをしっかりやらなければならないと述べ、さらに経済建設を行うためには、外部環境を改善しなければならないが、これは決して生命のように大事な尊厳を売り渡すことではない、と述べている。...
全部読む
12日、北朝鮮の「労働新聞」は一面に論評を掲載しているが、そのなかでは米国は朝鮮との交渉を望みながら、依然として対朝敵視政策をとり続けているとして、上辺は対話と交渉という幌をかぶせているが、実際は制裁を維持し続け朝鮮を弱体化させようとしている、と非難した。
論評は、当面朝鮮と米国との対立は長期にわたることから、朝鮮は足元を固め、敵対勢力の制裁下でも、自分のやるべきことをしっかりやらなければならないと述べ、さらに経済建設を行うためには、外部環境を改善しなければならないが、これは決して生命のように大事な尊厳を売り渡すことではない、と述べている。
北朝鮮は11日も金桂官・外務省顧問が「米国が条件をのまなければ交渉には応じない」との談話を発表していたが、今回の論評は米国を非難している一方で、国内に「制裁が長期になることから、苦しい生活を耐える」ように覚悟を促す内容にもなっている。
なお金桂官顧問の発言のなかで「(韓国が)朝米関係で『仲裁者』の役割を担ってみようとする未練が依然残っているようだ」として僭越だ、と韓国を非難したことに対し、韓国のなかでは、文在寅大統領が国際社会で北朝鮮の制裁を解除させるための力がないとして、南北朝鮮の会談に対する熱意を北朝鮮がなくしているのではないか、との見方がでている。
閉じる
北朝鮮:米国が条件飲まねば会談に応じず(1月12日)
北朝鮮外務省の金桂官顧問は、米国が、朝鮮が提案した全部の要求に応じなければ、朝鮮は米国と会談するつもりはない、と語った。制裁の緩和が会談の条件だというもの。さらに「米国が何の準備もしていないことも、我々は知っている」と語った。朝鮮中央通信が11日に報道した。
北朝鮮は昨年2月のハノイ会談以降、公式の首脳会談には応じていないが、「朝鮮はこのような圧力を受けながら、商売人のように取引に応じるつもりはない」とも述べている。...
全部読む
北朝鮮外務省の金桂官顧問は、米国が、朝鮮が提案した全部の要求に応じなければ、朝鮮は米国と会談するつもりはない、と語った。制裁の緩和が会談の条件だというもの。さらに「米国が何の準備もしていないことも、我々は知っている」と語った。朝鮮中央通信が11日に報道した。
北朝鮮は昨年2月のハノイ会談以降、公式の首脳会談には応じていないが、「朝鮮はこのような圧力を受けながら、商売人のように取引に応じるつもりはない」とも述べている。
さらに金正恩委員長とトランプ大統領の個人的な関係は依然として良好だとしながらも、米国と会談を行っていた1年半の間、我々は米国に騙されていただけでなく、時間も浪費してしまった、と不満を述べ、米国との関係で二度と時間を空費したくない、進むべき道はわかっている、と語ったのだった。
金桂官顧問はさらに、10日に青瓦台が、トランプ大統領からの金正恩委員長宛ての誕生日祝いのメッセージを北朝鮮に伝達したと発表したことに対し、不快感を示し、韓国に対し、朝米の仲介役を自認するような出過ぎた真似をするなと述べた。北朝鮮はすでにトランプ大統領の親書を受け取っていたことも明らかにした。
「米国が制裁を緩和しなければ、会談に応じない」としながらも、金正恩-トランプの良好な関係を強調し、米国の国内事情を理解していることを示しながら、会談そのものは進めていきたいと願っているようだ。
閉じる
韓国、トランプからの誕生日祝いを伝達(1月11日)
青瓦台は10日、韓国がトランプ大統領の金正恩委員長に対する誕生日祝いのメッセージを北朝鮮に転送したと発表した。
10日午後、韓国の国家安保室の鄭義溶室長が仁川空港で記者会見したときに明らかにしたもの。1月8日が金正恩委員長の誕生日であったことから、トランプ大統領から誕生日祝いのメッセージを託されたものであり、「昨日適切な方式で北朝鮮に伝達した」と鄭義溶室長は補足した。
8日にトランプ大統領はホワイトハウスで、鄭義溶室長および日本の北村滋国家安全保障局長と短い時間ではあったが、対面していた。...
全部読む
青瓦台は10日、韓国がトランプ大統領の金正恩委員長に対する誕生日祝いのメッセージを北朝鮮に転送したと発表した。
10日午後、韓国の国家安保室の鄭義溶室長が仁川空港で記者会見したときに明らかにしたもの。1月8日が金正恩委員長の誕生日であったことから、トランプ大統領から誕生日祝いのメッセージを託されたものであり、「昨日適切な方式で北朝鮮に伝達した」と鄭義溶室長は補足した。
8日にトランプ大統領はホワイトハウスで、鄭義溶室長および日本の北村滋国家安全保障局長と短い時間ではあったが、対面していた。
イラン問題があっても、トランプ大統領は、北朝鮮首脳との会談に前向きであるとのメッセージということなのだろう。
閉じる
「北朝鮮を追う」内の検索