しかしながら、野党労働党とテレサ・メイ首相の所属する保守党内部のEU離脱協議案の反対派は、前回と同じく反対票を投じるものと予想されている。

このような状況を受け、労働党広報担当のケール・スターマーはBBCのインタビュに答えて「メイ政権は、EU離脱協議案に関する議会での硬直状態から脱出するため、いたずらに時間稼ぎをしている。...

しかしながら、野党労働党とテレサ・メイ首相の所属する保守党内部のEU離脱協議案の反対派は、前回と同じく反対票を投じるものと予想されている。

このような状況を受け、労働党広報担当のケール・スターマーはBBCのインタビュに答えて「メイ政権は、EU離脱協議案に関する議会での硬直状態から脱出するため、いたずらに時間稼ぎをしている。そのかわりに、EU離脱協議案に対し国民に是非を問う国民投票を行うことを真剣に考える必要がある」と述べた。

なお、メイ首相は、これまで公式の場で第2回目のEU離脱に関する国民投票に反対するとの立場を明確にしている。

2016年のEU離脱に関する国民投票後に成立した英国のEU離脱法案では、EUとの離脱協議を認可しており、さらに離脱後、2020年12月までの過渡的な期間を設けている。

英国のEU離脱時期は当初3月29日に予定されていたが、EU離脱協議案が離脱時期までに英国下院で承認されるか否かに関わらず、現時点では10月31日まで7か月延期されている。