新型コロナウィルス（COVID-19）が依然猛威を振るう中、強いリーダーの証と妄信してか、ドナルド・トランプ大統領、ウラジーミル・プーチン大統領、ジャイール・ボルソナーロ大統領、金正恩（キム・ジョンウン）委員長は決してマスクを着用しようとしない。特に米国においては、マスク不着用のトランプ派がマスク着用の反トランプ派を攻撃することで、本来のCOVID-19感染防止はどこへやら、政治問題化してしまっている。そこで、学校・職場の安全な再開を検討する委員会を担う共和党上院議員が、本来の感染症防止を米市民に理解させるためとして、トランプ大統領に人が密集する場ではマスクを着用するよう要求する旨発言した。

7月1日付『AP通信』：「テネシー州上院議員、トランプ大統領にマスク着用を要求」

テネシー州選出のラマー・アレクサンダー上院議員（79歳、共和党）は、本来COVID-19感染防止のためにマスク着用が必要なのに、マスク着用・不着用が政治問題化してしまっていると嘆いた。

同議員によると、“トランプ派はマスク不着用、反トランプ派はマスク着用と、感染防止と関係ないところで極端な対立を引き起こしてしまっている”という。...

7月1日付『AP通信』：「テネシー州上院議員、トランプ大統領にマスク着用を要求」

テネシー州選出のラマー・アレクサンダー上院議員（79歳、共和党）は、本来COVID-19感染防止のためにマスク着用が必要なのに、マスク着用・不着用が政治問題化してしまっていると嘆いた。

同議員によると、“トランプ派はマスク不着用、反トランプ派はマスク着用と、感染防止と関係ないところで極端な対立を引き起こしてしまっている”という。

そこで、同議員は、上院健康・教育・労働・年金委員会に所属し、学校・職場を如何に安全に再開させるか検討するための公聴会の議長を務める立場から、トランプ大統領に対して、人が密集する場所でのマスク着用を強く要求すると発言した。

なお、同議員のスタッフが陽性反応を示したことから、同議員は念のためしばらく自主隔離せざるを得なかったが、同スタッフがマスク着用していたため、結果として感染は免れている。