日本バレーのエース石川祐希が新型コロナ感染(12月10日)
バレーボール・イタリア1部リーグ・ミラノでプレーする男子日本代表・龍神NIPPONのエース、石川祐希が、新型コロナウイルスに感染したことがわかった。
イタリアのリーグ(セリエA)では試合前日のPCR検査が義務付けられており、ミラノは8日の試合のため7日に検査を実施。その際に石川を含む選手2人の陽性が判明したものだ。現在風邪のような症状は出ているが容体は安定しており、地元当局の指示に従い自宅療養と経過観察を続けているという。...
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バレーボール・イタリア1部リーグ・ミラノでプレーする男子日本代表・龍神NIPPONのエース、石川祐希が、新型コロナウイルスに感染したことがわかった。
イタリアのリーグ(セリエA)では試合前日のPCR検査が義務付けられており、ミラノは8日の試合のため7日に検査を実施。その際に石川を含む選手2人の陽性が判明したものだ。現在風邪のような症状は出ているが容体は安定しており、地元当局の指示に従い自宅療養と経過観察を続けているという。
石川は今シーズン、ここまでのリーグ戦12試合全てに出場し、チームの主力として活躍。直近の試合でもチーム最多の20得点を挙げる活躍を見せた。今年9月には日本人初のセリエA通算1000得点も達成している。日頃からコロナ対策は徹底しており、陽性の判定に「驚きと悔しさ」を隠せないという。所属事務所のリリースで「一日も早くプレーを見せられるよう治療に専念する」とのコメントを発表した。
いまバレー界では日本国内でもコロナ感染が発生している。9日、以前石川が所属していたVリーグ1部の東レ・アローズが選手1名の新型コロナウイルスに感染したことを発表。11日から始まる天皇杯(日本選手権)のファイナルラウンドを欠場することとなった。なお、濃厚接触者に該当する他の選手は全員PCR検査の結果、陰性が確認されている。
すでに同じV1のサントリー・サンバーズでは今月5日に選手1名の感染が確認され、1回戦は不戦敗となった。サントリーでは8日に2選手とスタッフ1名が新たにPCR検査で陽性反応が出ており、感染の広がりが心配される。
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菅野智之、ポスティング制度の申請を正式表明(12月9日)
今季セ・リーグの最多勝と最高勝率の二冠に輝いたジャイアンツ・菅野智之がポスティングシステムを利用し、メジャーリーグの球団と交渉することを正式表明した。ポスティング制度でのメジャー移籍となれば昨年の筒香嘉智(レイズ)、山口俊(ブルージェイズ)以来で、NPBからは4年連続となる。
菅野は今シーズン、プロ野球新記録となる開幕戦からの13連勝を達成。NPBでは8年間で通算101勝を挙げている。MLB公式サイトでは「サイヤング賞投手に次ぐレベル」と高評価。...
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今季セ・リーグの最多勝と最高勝率の二冠に輝いたジャイアンツ・菅野智之がポスティングシステムを利用し、メジャーリーグの球団と交渉することを正式表明した。ポスティング制度でのメジャー移籍となれば昨年の筒香嘉智(レイズ)、山口俊(ブルージェイズ)以来で、NPBからは4年連続となる。
菅野は今シーズン、プロ野球新記録となる開幕戦からの13連勝を達成。NPBでは8年間で通算101勝を挙げている。MLB公式サイトでは「サイヤング賞投手に次ぐレベル」と高評価。現地メディアの報道ではヤンキース、レッドソックス、ブルージェイズ、メッツ、エンゼルス、マリナーズ、パドレス、ジャイアンツが興味を示していると伝えている。
「まだ迷っている部分もあるが悔いのない選択をしたい」と心境を語る菅野。メジャー球団との交渉期限は1か月後の来年1月8日午前7時までだ。来季のMLBのシーズン日程がコロナ感染拡大の影響で不透明ななか、このままジャイアンツ残留という可能性も残されている。ちなみに菅野は来季になれば海外FA(フリーエージェンド)権の取得も可能になる見込みだ。「もちろん挑戦するからには相当な覚悟をもっていかないといけない」という強い決意で交渉に臨むこととなる。
一方で海外FA権を行使してMLB挑戦を表明したのが澤村拓一。今季9月にマリーンズに電撃トレードとなり、セットアッパーとしてCS出場に大きく貢献した。菅野とは1歳違いでともにジャイアンツのドラフト1位で入団した2人がメジャーで同時デビューすることになるかもしれない。
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新庄劇場アンコール上演・48歳の球界復帰挑戦(12月8日)
神宮球場で行われた今年のプロ野球12球団合同トライアウトには56名が参加。その中で一際異彩を放っていたのが現在48歳となった新庄剛志だった。年齢的には同じくファイターズでプレーしていた侍ジャパン現監督の稲葉篤紀と変わらない。現役時代は数々のパフォーマンスで多くのファンを魅了。メジャーでも活躍し日本人選手として初の4番を打つなど華々しい栄光に彩られた男の挑戦に注目が集まった。
この日、14年前の現役引退時そのままのファイターズの背番号「1」のユニフォームに身を包み、シートノックではサードから矢のような送球を見せていた。...
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神宮球場で行われた今年のプロ野球12球団合同トライアウトには56名が参加。その中で一際異彩を放っていたのが現在48歳となった新庄剛志だった。年齢的には同じくファイターズでプレーしていた侍ジャパン現監督の稲葉篤紀と変わらない。現役時代は数々のパフォーマンスで多くのファンを魅了。メジャーでも活躍し日本人選手として初の4番を打つなど華々しい栄光に彩られた男の挑戦に注目が集まった。
この日、14年前の現役引退時そのままのファイターズの背番号「1」のユニフォームに身を包み、シートノックではサードから矢のような送球を見せていた。トライアウトの審査は4打席の真剣勝負。3打席ノーヒットのまま迎えた最後の打席は得点圏にランナーを迎えた場面。ここで持ち前の勝負強さをみせ見事タイムリーヒットを放った。このあたりはやはり天性のスターの証だろう。そのセンスにファイターズの後輩にあたるダルビッシュ有も自身のツイッターで「芯に当てるのが凄過ぎる」と絶賛した。
「ユニフォームを脱いで14年間離れていても1年努力すれば結果を出せることをわかってもらえたら嬉しい」球界復帰以上に願っていたのはその思いだろうか。自身では6日間で球団からオファーが無かったら野球は止めるとしている。それでもこの男がグラウンドに戻ってきたときの華やかな高揚感は相変わらず特別なものだった。新庄の目には無観客のスタンドにも満員のファンが声援を送る光景が映っていたに違いない。「小学校の時に空き地で野球をやっているような気持ちだった」と独特の言い回しで振り返った新庄。まさに永遠の野球少年という言葉がぴったりな爽やかな笑顔を見せてくれた。
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9カ月振りの主要マラソンでニュースター誕生(12月7日)
6日、冬晴れの好天のなか行われた第74回福岡国際マラソン選手権大会。例年であればおよそ500人が参加していたが、今年は新型コロナの影響で海外からの招待選手は出場せず、参加選手も去年の約6分の1程度の81人にまで減らして実施された。前回大会2位の藤本拓や福岡11度目の出場となるプロ転向した川内優輝らが出場。実に国内では9カ月ぶりとなるこの主要レースを制したのは一般参加の吉田祐也(GMOインターネットグループ)だった。...
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6日、冬晴れの好天のなか行われた第74回福岡国際マラソン選手権大会。例年であればおよそ500人が参加していたが、今年は新型コロナの影響で海外からの招待選手は出場せず、参加選手も去年の約6分の1程度の81人にまで減らして実施された。前回大会2位の藤本拓や福岡11度目の出場となるプロ転向した川内優輝らが出場。実に国内では9カ月ぶりとなるこの主要レースを制したのは一般参加の吉田祐也(GMOインターネットグループ)だった。30キロ付近で藤本とのデッドヒートとなったが、一気にスパートをかけて抜き返し、トップでゴール。見事初優勝を挙げた。
吉田は青山学院大学4年生で出場した今年の箱根駅伝で4区を担当。区間新記録をマークし、チームの優勝に貢献した。当初は大学卒業を機に、競技を離れる予定だったという。しかし2月、引退レースのつもりで臨んだ初めてのマラソン大会・大分別府毎日マラソンで2時間8分台の歴代2位の好記録をマーク。恩師である原監督の勧めもあり、現役続行を決意した吉田は、内定をもらっていた企業を辞退して実業団の強豪・GMOに入った。レース前にはマラソンに本格転向するかどうかまだ揺れ動いている心情を吐露していたが、2回目のフルマラソンで1分以上タイムを縮めての勝利に気持ちは固まった。「やってきたことが報われたのがうれしい。間違っていなかったと思う。五輪のマラソンで勝負するということがあればいい(吉田)」今後は2024年パリ大会を目標にマラソン代表の座を目指すことになる。
来年元日に行われるニューイヤー駅伝に出場予定の吉田。その走りに熱い注目が注がれそうだ。
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プロ野球ファン感謝祭もWithコロナ形式に(12月6日)
12月最初の週末、プロ野球各球団で恒例のファン感謝祭が行われ、5日には先陣を切り6球団が開催した。コロナ禍での異例のシーズンとなった今シーズン。ファン感も感染症対策をとりながら例年とは形を変えて実施されている。
5日行われた感謝祭のうちホーム球場にファンを入場可能にした「有観客」での開催は2球団。日本シリーズ4連覇を決めた福岡ソフトバンクホークスは、福岡ドームの客席のみの限定入場とし、ホームランダービーでは柳田悠岐が5本の特大のアーチを連発して優勝。...
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12月最初の週末、プロ野球各球団で恒例のファン感謝祭が行われ、5日には先陣を切り6球団が開催した。コロナ禍での異例のシーズンとなった今シーズン。ファン感も感染症対策をとりながら例年とは形を変えて実施されている。
5日行われた感謝祭のうちホーム球場にファンを入場可能にした「有観客」での開催は2球団。日本シリーズ4連覇を決めた福岡ソフトバンクホークスは、福岡ドームの客席のみの限定入場とし、ホームランダービーでは柳田悠岐が5本の特大のアーチを連発して優勝。そのほか普段は打席に立たないエース・千賀滉大や森唯斗らも豪快な一発を見せスタンドを沸かせた。
楽天イーグルスは新入団選手の選手発表会見も同時開催。4球団競合で1位指名となった注目のルーキー・早川隆久はマウンド上から挨拶。「自分はフォア・ザ・チームの精神を持って優勝できるように頑張りたいと思います」と集まったファンの前で高らかに宣言した。ちなみに背番号は球団創立時のエースの岩隈久志が付けていた「21」に決定している。
一方、阪神タイガース、千葉ロッテマリーンズ、オリックスバファローズの3球団はオンライン開催に。タイガースは最多10万人の視聴を記録した。また、西武ライオンズはニコニコ動画無料生配信のほか、プリンスホテルでのステージイベント観覧も枚数限定で販売。他のチームも6日以降イベントを実施予定だ。ジャイアンツは11日に両国国技館での感謝祭のライブ中継を無料配信する。各球団とも例年行われていたファンと選手が直接触れ合う交流は取りやめるが、新様式でのサービスを提供している。
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