※2022年2月、更新を終了しています
ロンドン橋でのテロ事件・人物の監視なぜされてなかったか(6月7日)
今月3日ロンドン橋などで起きたテロで7人が死亡した英国で各地で追悼の祈りが続いている。
この事件で警察は2人の容疑者の氏名と顔写真を公表したのに続き6日、3人目は英国東部に住むモロッコ系のイタリア人の22歳と発表した。
警察は22歳容疑者について“監視対象の人物ではなかった”と説明しているがイタリアのメディアは“イタリアの治安当局が注意すべき人物として去年から動向を監視していて22歳容疑者がイタリアとロンドンを行き来していたことから英国側に連絡していた”と伝えている。...
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今月3日ロンドン橋などで起きたテロで7人が死亡した英国で各地で追悼の祈りが続いている。
この事件で警察は2人の容疑者の氏名と顔写真を公表したのに続き6日、3人目は英国東部に住むモロッコ系のイタリア人の22歳と発表した。
警察は22歳容疑者について“監視対象の人物ではなかった”と説明しているがイタリアのメディアは“イタリアの治安当局が注意すべき人物として去年から動向を監視していて22歳容疑者がイタリアとロンドンを行き来していたことから英国側に連絡していた”と伝えている。
今回の事件ではパキスタン出身の27歳の男も過激な思想を持つとして警察が以前から警戒していたが地元のメディアからは2人の行動がなぜ監視されてなかったのか疑問や批判の声が上がっている。
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サウジなど6か国カタールと国交断絶(6月6日)
カタールのスーパーマーケットにできた長蛇の列が出来た。サウジアラビアやUAE(アラブ首長国連邦)など計6か国がカタールと国交を断絶したことを受け食料などが不足する事態に備え多くの市民が詰めかけた。
国交を断絶して各国はカタールがサウジアラビアと対立するイランが支援する組織と関わっていることやエジプト政府と対立するイスラム組織・ムスリム同胞団と関係していることを挙げ“テロ組織や過激主義者を支援している”などと主張している。...
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カタールのスーパーマーケットにできた長蛇の列が出来た。サウジアラビアやUAE(アラブ首長国連邦)など計6か国がカタールと国交を断絶したことを受け食料などが不足する事態に備え多くの市民が詰めかけた。
国交を断絶して各国はカタールがサウジアラビアと対立するイランが支援する組織と関わっていることやエジプト政府と対立するイスラム組織・ムスリム同胞団と関係していることを挙げ“テロ組織や過激主義者を支援している”などと主張している。
各国の政府はそれぞれの国に駐在するカタールの外交団に対して“48時間以内に退去”するよう求めているほか、全てのカタール人に対して“14日以内に国外に出るよう”呼びかけている。また各国がカタールからの航空機や船舶による空港や港などの利用を禁止したことから航空各社がカタールを発着する便の運航を相次いで中止したほかカタール航空もサウジアラビア、UAE、バーレーン、エジプトへの運航を取りやめた。
このためカタールやその周辺への人の往来や物流が滞るのは避けられない情勢で経済活動への影響が広がるものとみられる。
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天安門事件・28年経っても中国当局は(6月5日)
1989年6月4日に起きた天安門事件では民主化を求めて北京の天安門広場やその周辺に集まった学生や市民に対し軍が発泡するなどして大勢の死傷者が出た。
死亡した人の数について中国政府は319人と発表しているが“実際はさらに多い”とも指摘されている。事件から28年となったきのうは天安門広場やその周辺で厳重な警備が行われた。
NHKのニュースによると、NHKが海外向けの放送で事件に関するニュースを伝えた際は映像と音声が2分近く中断されたという。...
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1989年6月4日に起きた天安門事件では民主化を求めて北京の天安門広場やその周辺に集まった学生や市民に対し軍が発泡するなどして大勢の死傷者が出た。
死亡した人の数について中国政府は319人と発表しているが“実際はさらに多い”とも指摘されている。事件から28年となったきのうは天安門広場やその周辺で厳重な警備が行われた。
NHKのニュースによると、NHKが海外向けの放送で事件に関するニュースを伝えた際は映像と音声が2分近く中断されたという。
中国当局が依然として外国メディアの報道に神経をとがらせていることを示している。
香港で開かれた追悼集会では主催した団体の発表で約11万人が集まった。
事件の犠牲者を悼んで黙祷を行い中国政府に対し一部の学生らによる「暴乱」とした事件の評価を見直すよう求めた。
また事件で息子を亡くした83歳の女性が中国本土からビデオメッセージを寄せた。中国では去年、人権派の弁護士が国家を転覆しようとした罪で懲役7年の実刑判決を言い渡されるなど市民活動への締めつけが強まっていて参加者は中国政府に締めつけをやめるよう訴えた。
事件から28年経っても、中国当局は相変わらず神経をとがらせていることが認識できる。
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海上保安庁かく戦う(6月4日)
海上保安レポートは海上保安庁の業務の状況を伝えるため、年1回発行されており、2017年版では今年9月で国有化から5年となる沖縄・尖閣諸島の警備状況を特集で取り上げている。
この中では去年8月に中国当局の船15隻が沖縄県の尖閣諸島の沖合で航行したケースを取り上げた。また、中国当局の船が領海のすぐ外側にある接続水域を航行した日数は去年1年間で211日にのぼり、4年連続で200日を超えて、航行が常態化している状況を改めて伝えている。...
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海上保安レポートは海上保安庁の業務の状況を伝えるため、年1回発行されており、2017年版では今年9月で国有化から5年となる沖縄・尖閣諸島の警備状況を特集で取り上げている。
この中では去年8月に中国当局の船15隻が沖縄県の尖閣諸島の沖合で航行したケースを取り上げた。また、中国当局の船が領海のすぐ外側にある接続水域を航行した日数は去年1年間で211日にのぼり、4年連続で200日を超えて、航行が常態化している状況を改めて伝えている。
その対策として、尖閣諸島警備専門とする12隻の巡視船のほかに新に5隻の大型巡視船を建造などして体制を強化すると共に、現場では法律に基づいた冷静な対応を徹底するとしている。
このほか、レポートでは東南アジア各国の当局と協力関係を深めるため、各国から研修生を受け入れて国際法など学ぶ取り組みを紹介している。
海上保安庁の役割は、海上自衛隊ではカバーできない範囲を地味に役割を果たしてゆくということが求められており、こうしたレポートはそうした積み重ねを知る上で、大変役に立っている。
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タイ・日本方式の新幹線採用か(6月3日)
タイ政府は首都バンコクから北部の観光都市チェンマイを結ぶおよそ700キロの路線で日本の新幹線の導入を前提に高速鉄道の建設の計画があり、両政府の間で協議が進められている。
この計画をめぐって、石井国土交通大臣が来週来日するタイ・アーコム運輸相と覚書を交わす運びになり、その内容が明らかになった。
それによると、すべての区間で専用のレールを使ったフル規格の新幹線を採用するとしていて、バンコクからおよそ400キロ離れた中間地点のピサヌロークまでを第1区間として工事を始め、この区間を先に開業させることにしている。...
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タイ政府は首都バンコクから北部の観光都市チェンマイを結ぶおよそ700キロの路線で日本の新幹線の導入を前提に高速鉄道の建設の計画があり、両政府の間で協議が進められている。
この計画をめぐって、石井国土交通大臣が来週来日するタイ・アーコム運輸相と覚書を交わす運びになり、その内容が明らかになった。
それによると、すべての区間で専用のレールを使ったフル規格の新幹線を採用するとしていて、バンコクからおよそ400キロ離れた中間地点のピサヌロークまでを第1区間として工事を始め、この区間を先に開業させることにしている。
両政府は、年内に建設にかかる費用などを盛り込んだ調査結果をまとめ、建設に向けた最終的な判断を行う。
これまでの協議で、日本側は安全性を確保するためにも専用のレールの採用を働きかけてきたことから、今回の合意はこうした意向が反映される形になる。
東南アジアでの日本方式による高速鉄道がやっと実現しそうだ。
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