北朝鮮・“超大型ロケット砲の発射実験実施”(8月25日)
韓国軍の発表によりますと北朝鮮はきのう東部・ハムギョン南道から短距離弾道ミサイルと見られる飛しょう体を2発発射。これについて北朝鮮の国営メディアはけさ、キムジョンウン委員長の立ち会いのもと新たに開発した超大型ロケット砲の発射実験を実施したと発表した。
キム委員長は3年前の8月24日にSLBM・潜水艦発射弾道ミサイルの発射実験に成功したと振り返りながら、「敵対する勢力の増加する軍事的脅威と圧迫攻勢を断固として制圧し、粉砕する戦略戦術兵器の開発を引き続き力強く急がなければならない」と述べ、米国を名指しすることは避けながらも軍事力で対抗していく姿勢を強めている。
新型兵器、北朝鮮製を強調(8月25日)
24日朝に北朝鮮は飛翔体を発射したが、今回も金正恩委員長が視察した。25日の朝鮮中央通信が伝えたもので、超大型のロケット砲であったと伝えた。
金正恩委員長は、「我々の若い国防科学者たちが一度もみたことのない兵器システムを自分の頭で着想し、設計して一度に成功させた」として高く評価した。
5月と8月6日に発射されたミサイルはロシアのイスカンデルを模したものではないかと見られていたが、今回は北朝鮮の科学者たちによるオリジナルであることが強調されている。...
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24日朝に北朝鮮は飛翔体を発射したが、今回も金正恩委員長が視察した。25日の朝鮮中央通信が伝えたもので、超大型のロケット砲であったと伝えた。
金正恩委員長は、「我々の若い国防科学者たちが一度もみたことのない兵器システムを自分の頭で着想し、設計して一度に成功させた」として高く評価した。
5月と8月6日に発射されたミサイルはロシアのイスカンデルを模したものではないかと見られていたが、今回は北朝鮮の科学者たちによるオリジナルであることが強調されている。
金正恩委員長はさらに「8月24日は忘れられない日である。3年前に我々は戦略潜水艦弾道ミサイル水中試射も成功させた。我々は敵対勢力に対抗するため戦略兵器を開発し、完成させる」と述べている。
8月25日は、1960年に金正日総書記が先軍革命指導を始めた日として、2005年から「先軍節」として記念日になっている。今回「先軍節」に合わせてロケット砲の実験が行われた模様。
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短距離弾道ミサイルか・北朝鮮が2発・発射(8月24日)
韓国軍の合同参謀本部は北朝鮮が東部ハムギョン南道ソンドク付近から日本海に向け飛しょう体を2発発射したと発表した。
発射されたのは短距離弾道ミサイルと推定され飛行距離はおよそ380キロ、高度は97キロだったとしていて、米国軍とともにさらに詳しい分析を進めることにしている。
韓国が破棄を通告したことで11月23日午前0時に効力を軍事情報包括保護協定「GSOMIA」について「協定は現在も有効で日本の要請に基づいて必要な情報を共有する」として日韓で連携をとっていることを強調している。...
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韓国軍の合同参謀本部は北朝鮮が東部ハムギョン南道ソンドク付近から日本海に向け飛しょう体を2発発射したと発表した。
発射されたのは短距離弾道ミサイルと推定され飛行距離はおよそ380キロ、高度は97キロだったとしていて、米国軍とともにさらに詳しい分析を進めることにしている。
韓国が破棄を通告したことで11月23日午前0時に効力を軍事情報包括保護協定「GSOMIA」について「協定は現在も有効で日本の要請に基づいて必要な情報を共有する」として日韓で連携をとっていることを強調している。
北朝鮮は短距離弾道ミサイルとみられる飛しょう体の発射を繰り返しているが、20日までの米韓合同軍事演習が終われば飛しょう体の発射をやめる考えを示していた。
北朝鮮が「GSOMIA」の破棄を通告した翌日に発射に踏み切った背景には日韓の対立が深まるなか日米韓3か国の連携に揺さぶりをかけるねらいがあるとみられる。
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北朝鮮は米国の脅威であり続ける(8月24日)
米韓合同軍事演習が終わったにも関わらず、北朝鮮は24日朝にまたもや弾道ミサイルを発射した。7月25日以来1カ月間で7度目の発射となる。折しも日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を韓国が通告してきた翌日であった。米国はGOSMIAの破棄に対し、文在寅政権に失望したとして文在寅政権そのものを非難した。また青瓦台がGSOMIAの破棄を「米国が理解を示した」と発表したことに対しても、嘘だと否定した。...
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米韓合同軍事演習が終わったにも関わらず、北朝鮮は24日朝にまたもや弾道ミサイルを発射した。7月25日以来1カ月間で7度目の発射となる。折しも日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を韓国が通告してきた翌日であった。米国はGOSMIAの破棄に対し、文在寅政権に失望したとして文在寅政権そのものを非難した。また青瓦台がGSOMIAの破棄を「米国が理解を示した」と発表したことに対しても、嘘だと否定した。
このように日韓ばかりでなく、米韓にも亀裂が入り始めているなかで、北朝鮮がポンペオ国務長官に対する個人攻撃をして米国を非難している。
北朝鮮の李容浩外相は23日の談話で、21日のポンペオ国務長官の発言に対し、「米国が制裁を止めないならば、我々は米国の最大の『脅威』として残るだろう」と述べた。ポンペオ国務長官の21日の発言は「北朝鮮が非核化しないなら、米国は史上最も厳しい制裁を維持する」というもの。
李容浩外相は、談話のなかで、「6.12朝米共同声明の採択以降、米国は戦争演習を絶え間なく繰り広げ・・・問題を複雑化した。にもかかわらずポンペオが事実をまどわし、ふるぼけた制裁をまたもや並べたてたのをみれば、確かに彼は理性的な思考と合理的な判断力にかけており、朝米交渉の前途に暗い陰だけを投げかける妨害者であるのに違いない」として、北朝鮮は対話姿勢を維持しているが、米国が対決姿勢を捨てなければ、それは誤算であり、我々は米国の最大の「脅威」になるだろう、と締めくくっている。
米韓合同軍事演習終盤には、韓国非難だけではなく、米国への非難も出し始めた北朝鮮であるが、今回はポンペオ国務長官を個人攻撃することによって、トランプ大統領の「決断力」に期待し、大統領との交渉への期待を示したものとなっている。
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北朝鮮を喜ばす軍事協定の破棄(8月23日)
韓国が日本に軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を通告した。これを一番喜んだのは北朝鮮だろう。さらに韓国が北朝鮮の要求を受け入れたと思っているかもしれない。
北朝鮮は7月31日の段階で朝鮮中央通信に「GSOMIAを早期に破棄しなければならない」という論評を掲載していた。
そこでは、日本が「大東亜共栄圏」の昔の夢を実現するための海外侵略の最初の標的を朝鮮半島に定め、再侵略の機会を虎視眈々と狙っているとして、近年、日本が「北朝鮮の脅威」を絶えず並べたてて、憲法改悪と武力増強、海外膨張策動に狂奔しているのは、いずれも協定の稼働と切り離しては考えられない、として日本を非難する形で韓国に破棄を迫っていた。...
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韓国が日本に軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を通告した。これを一番喜んだのは北朝鮮だろう。さらに韓国が北朝鮮の要求を受け入れたと思っているかもしれない。
北朝鮮は7月31日の段階で朝鮮中央通信に「GSOMIAを早期に破棄しなければならない」という論評を掲載していた。
そこでは、日本が「大東亜共栄圏」の昔の夢を実現するための海外侵略の最初の標的を朝鮮半島に定め、再侵略の機会を虎視眈々と狙っているとして、近年、日本が「北朝鮮の脅威」を絶えず並べたてて、憲法改悪と武力増強、海外膨張策動に狂奔しているのは、いずれも協定の稼働と切り離しては考えられない、として日本を非難する形で韓国に破棄を迫っていた。
韓国はGSOMIAの破棄の理由を「輸出管理を強化した日本に対する国民の反発」を考えてとしているが、北朝鮮の嫌がることはしたくない、という文在寅政権の体質も見え隠れする。
日米韓の安全保障の連携が途切れることで、北朝鮮は益々米国だけを相手にしていればよいということになっていこう。
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