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ロシアと北朝鮮・近く首脳会談へ(9月12日)
ロシアと北朝鮮は、金正恩総書記が近くロシアを訪問し、プーチン大統領と会談するとそれぞれ発表した。ウクライナへの軍事侵攻が長期化する中、ロシアとしては武器の供与について話し合うねらいもあると見られる。
ロシア極東のウラジオストク、降りてきたのはプーチン大統領。ロシアと北朝鮮はキムジョンウン総書記が、プーチン大統領の招きで近くロシアを訪問し、会談を行うと発表した。
北朝鮮は金正恩総書記がロシアを訪問するため、おととい午後首都ピョンヤンを専用列車で出発したと、きょう付けの朝鮮労働党機関紙「労働新聞」などを通じて発表した。...
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ロシアと北朝鮮は、金正恩総書記が近くロシアを訪問し、プーチン大統領と会談するとそれぞれ発表した。ウクライナへの軍事侵攻が長期化する中、ロシアとしては武器の供与について話し合うねらいもあると見られる。
ロシア極東のウラジオストク、降りてきたのはプーチン大統領。ロシアと北朝鮮はキムジョンウン総書記が、プーチン大統領の招きで近くロシアを訪問し、会談を行うと発表した。
北朝鮮は金正恩総書記がロシアを訪問するため、おととい午後首都ピョンヤンを専用列車で出発したと、きょう付けの朝鮮労働党機関紙「労働新聞」などを通じて発表した。
金総書記のロシア訪問は2019年4月以来4年ぶりで、プーチン大統領との会談は2回目。ロシアとしては、ウクライナへの軍事侵攻が長期化する中弾薬や兵器不足を解消しようと、北朝鮮に接近していると見られている。
一方の北朝鮮、中国と並ぶ後ろ盾のロシアとの結束を誇示するとともに、人工衛星や原子力潜水艦に使われる先端技術の支援をロシアに求めるのではないかという見方が出ている。
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プーチン大統領と金正恩総書記が会談へ(9月11日)
ロシア・プーチン大統領と北朝鮮・金正恩総書記がロシア・ウラジオストクで会談を行う。きっかけとなったのは6月12日、ロシア建国記念日に金正恩がプーチン大統領に書簡を送ったことだった。この書簡がその後のショイグ国防相の北朝鮮訪問や合同軍事演習、さらには今回の首脳会談につながった。
ウクライナ戦争における戦況悪化でプーチン大統領は軍事的な支援、具体的には弾薬と対戦車ミサイルを必要としている。そのプーチン大統領の足元を見た金正恩総書記が流れを作ろうと動いた形である。...
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ロシア・プーチン大統領と北朝鮮・金正恩総書記がロシア・ウラジオストクで会談を行う。きっかけとなったのは6月12日、ロシア建国記念日に金正恩がプーチン大統領に書簡を送ったことだった。この書簡がその後のショイグ国防相の北朝鮮訪問や合同軍事演習、さらには今回の首脳会談につながった。
ウクライナ戦争における戦況悪化でプーチン大統領は軍事的な支援、具体的には弾薬と対戦車ミサイルを必要としている。そのプーチン大統領の足元を見た金正恩総書記が流れを作ろうと動いた形である。
歴史を思い返せば1950年、金正恩総書記の祖父・金日成は南朝鮮への侵攻を提案する趣旨の書簡をソ連・スターリンに送った。スターリンは金日成の案を承認し、これが事実上、朝鮮戦争のトリガーとなった。金日成はさらなる書簡をスターリンに送り、今度は武器や軍事顧問の援助を要請、スターリンはこれにも応じた。
そもそも金日成はソ連に育てられた共産党員であり、スターリンの後ろ盾を得て北朝鮮の初代首相に就任し北朝鮮が建国された。
今回、金正恩総書記は敬愛する祖父をまねて書簡を送り、人工衛星や原子力潜水艦などの最先端技術の提供、食料援助を求めているとみられる。
人工衛星に関して北朝鮮は5月と8月、偵察衛星の打ち上げに2回連続で失敗しており、金正恩総書記にとってはこれ以上の失敗は許されない状況でロシアの最先端技術をほしいと考えている。
北朝鮮にとって一番重要な要請は食料援助で、その背景には北朝鮮経済が3年間にわたって経済規模が縮小しているという深刻な状況がある。国連制裁による輸出入の禁止や資産凍結措置がボディブローのように北朝鮮に効いており、2022年はGDPがマイナス0.2%と、1人あたりの国内総収入は日本円にして15万円しかない。
昨年は過去最多63回もの弾道ミサイル実験を行ったが、これらの資金源はそのほとんどがサイバー攻撃で不正に得た資金が充てられている。その金はすべてミサイル開発に使われ、その裏側で北朝鮮国民は飢えに苦しんでいる。これをなんとかしたいという思いが金正恩総書記にはあるのかもしれない。
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北朝鮮建国75年・キム総書記・閲兵式に娘を伴って出席(9月9日)
北朝鮮では建国からきょうで75年となるのに合わせて民兵組織の労農赤衛軍による閲兵式が昨夜行われ国営テレビがきょうそのもようを放送した。
北朝鮮が大規模な隊列の行進を公開したのは正規軍による軍事パレードを含めことしに入って異例の3回目でロケット砲を備えたトラックやトラクターなどが登場した。
閲兵式にはキム総書記が娘を伴って出席し北朝鮮指導部としては世代を超えて体制は盤石だと印象づけることで国内の結束を図りたい思惑があると見られる。...
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北朝鮮では建国からきょうで75年となるのに合わせて民兵組織の労農赤衛軍による閲兵式が昨夜行われ国営テレビがきょうそのもようを放送した。
北朝鮮が大規模な隊列の行進を公開したのは正規軍による軍事パレードを含めことしに入って異例の3回目でロケット砲を備えたトラックやトラクターなどが登場した。
閲兵式にはキム総書記が娘を伴って出席し北朝鮮指導部としては世代を超えて体制は盤石だと印象づけることで国内の結束を図りたい思惑があると見られる。
一方、後ろ盾の中国が派遣した代表団を率いる劉国中副首相はチェソニ外相の隣に立って観覧した。
また今回、軍の楽団を派遣したロシアとの間ではキム総書記がプーチン大統領との首脳会談に臨むため近く専用列車で訪問するのかどうかに関心が集まっているがこれまでのところ北朝鮮からの発表はない。
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ロシア・北朝鮮・首脳会議“極東で開催へ調整進む”(9月7日)
米国の有力紙・ニューヨークタイムズは今月4日北朝鮮の金正恩総書記が今月ウラジオストクを訪問しロシア・プーチン大統領と会談する計画があると伝えている。これについてロシア政府関係者は6日会見に向けて調整が進んでいてて、場所はウラジオストク沖合の島にある大学も含めて検討していると明らかにした。
プーチン大統領としてはウクライナ侵攻が長期化する中武器供与について話し合いたい狙いがあるとみられる。
この大学では今月10~13日にかけて国際経済会議も予定されていて、現地ではすでに警備態勢が強化されている。...
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米国の有力紙・ニューヨークタイムズは今月4日北朝鮮の金正恩総書記が今月ウラジオストクを訪問しロシア・プーチン大統領と会談する計画があると伝えている。これについてロシア政府関係者は6日会見に向けて調整が進んでいてて、場所はウラジオストク沖合の島にある大学も含めて検討していると明らかにした。
プーチン大統領としてはウクライナ侵攻が長期化する中武器供与について話し合いたい狙いがあるとみられる。
この大学では今月10~13日にかけて国際経済会議も予定されていて、現地ではすでに警備態勢が強化されている。
大学の関係者は学生なども新型コロナウイルスのPCR検査を受けるよう指示する通知があったと明らかにした。一方ロシア政府関係者はぎりぎりまで調整が続く見通しを示していて、会談の日程や場所に関心が集まっている。
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米国「代償を支払うことに」北朝鮮に警告(9月6日)
ロシアと北朝鮮の軍事協力をめぐっては北朝鮮のキムジョンウン総書記がロシアを訪問しプーチン大統領と会談し、武器供与について話し合う計画があると米国のメディアが伝えている。
米国・ホワイトハウス(ワシントン)で安全保障政策を担当するサリバン大統領補佐官はロシアに対し北朝鮮が武器を供与するための協議が活発化していると述べて懸念を示し「インフラなどを攻撃するための武器を北朝鮮がロシアに供与すれば北朝鮮にとってよい結果にならず代償を払うことになる」と述べた。...
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ロシアと北朝鮮の軍事協力をめぐっては北朝鮮のキムジョンウン総書記がロシアを訪問しプーチン大統領と会談し、武器供与について話し合う計画があると米国のメディアが伝えている。
米国・ホワイトハウス(ワシントン)で安全保障政策を担当するサリバン大統領補佐官はロシアに対し北朝鮮が武器を供与するための協議が活発化していると述べて懸念を示し「インフラなどを攻撃するための武器を北朝鮮がロシアに供与すれば北朝鮮にとってよい結果にならず代償を払うことになる」と述べた。
サリバン補佐官は「これまでのところ弾薬などの大量供与は確認されていない」と述べたうえで、引き続き北朝鮮に対し武器を供与しないよう働きかけていく考えを強調した。
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