ドイツ:ハンブルクのエホバの証人教会で銃乱射事件が発生し、7人が死亡(2023/03/10)
3月9日付けの
『フランス国際ラジオ局(RFI)』は、同日夜に北ドイツの港町ハンブルクのグロース・ボルステル通りのエホバの証人教会で銃乱射事件が起きたことを伝えている。多くの死傷者が出た模様で、警察当局は明確な被害状況を発表していないが、ドイツの全国誌
『ビルト』によると、7人が死亡し、8人が負傷したと発表している。なお、警察当局の報道官によると、銃乱射事件の犯人は死亡者の中に含まれているという。
ハンブルクの地方紙
『ハンバーガー・アーベンブラット』によると、銃乱射事件は、ハンブルクのエホバの証人教会本部で3月9日の19:00から週1回のバイブル研究会を行っていた最中に起きた。
警察当局のコミュニケによると、21:00頃、1人か数人の部外者が信者に向けて銃を乱射したという。警察当局の報道官は『NTV』チャンネルのニュース番組で、治安部隊が、21:15頃に呼ばれ、迅速に教会の建物内に突入したと報じた。...
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ハンブルクの地方紙
『ハンバーガー・アーベンブラット』によると、銃乱射事件は、ハンブルクのエホバの証人教会本部で3月9日の19:00から週1回のバイブル研究会を行っていた最中に起きた。
警察当局のコミュニケによると、21:00頃、1人か数人の部外者が信者に向けて銃を乱射したという。警察当局の報道官は『NTV』チャンネルのニュース番組で、治安部隊が、21:15頃に呼ばれ、迅速に教会の建物内に突入したと報じた。建物内には多くの死者や重傷者が横たわっていたという。
ツイッターを通じて、ハンブルク警察当局は、「大人数の治安部隊が現場に急行した。」と伝え、ハンブルク市民に対し、「極度の危険状態」のアラートを災害アラート・アプリで発信し、事件が起きた地域に近寄らないように警告した。さらに、受信者に、安全な建物内に非難することと、携帯電話の通信ラインが過負荷になることを避けるため、緊急時以外は電話しないことを呼びかけた。
なお、ハンブルク警察は、銃乱射事件の主犯者が、事件前から教会の建物に潜んでいて、死亡した7人の中の1人であるとの見解を述べた。
ハンブルクのペーター・チェンシェル市長は、ツイッターを通じて「グロース・ボルステル通りの銃乱射事件は衝撃的であったが、治安部隊は現在、主犯者の特定と犯行動機の解明を懸命に取り組んでくれている。」と感謝の意を表明した。
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モルドバ:親ロシア派によるプロパガンダ放送が問題となっている(2022/05/19)
『フランス国際ラジオ局(RFI)』によると、2月24日ロシア軍によるウクライナ侵攻開始から以降、モルドバでは親ロシア派のプロパガンダ放送が国内の多くのロシア系メデイアで流されており、モルドバ政府としてはロシア派の影響を阻止するのに苦慮しているという。
モルドバ議会では数週間後に「情報の遮断」法案が採択される運びになっている。法案の主旨はモルドバ国内での親ロシア組織のプロパガンダの影響を少なくすることにある。理由は、ロシアのウクライナ侵攻以後、益々激しくなる国内での親ヨーロッパ派と親ロシア派間の亀裂をプロパガンダ放送が助長しているためだという。
ロシア派のウクライナ侵攻を正当化する放送に対抗して、モルドバ政府は2月25日から緊急事態を発令し、プロパガンダ放送はこれに違反するとして放送禁止に追い込もうとしている。...
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モルドバ議会では数週間後に「情報の遮断」法案が採択される運びになっている。法案の主旨はモルドバ国内での親ロシア組織のプロパガンダの影響を少なくすることにある。理由は、ロシアのウクライナ侵攻以後、益々激しくなる国内での親ヨーロッパ派と親ロシア派間の亀裂をプロパガンダ放送が助長しているためだという。
ロシア派のウクライナ侵攻を正当化する放送に対抗して、モルドバ政府は2月25日から緊急事態を発令し、プロパガンダ放送はこれに違反するとして放送禁止に追い込もうとしている。多くの新ロシア派の放送局の番組が違反行為として放送禁止対象になった。
一方では、オーデイオビジュアル委員会(CA)を設け、プロパガンダ放送に抵触しないか、監視を強めている。違反があった場合は厳しく警告し、罰金を請求することにしている。 そのため、社会党により一部資金援助されているRTRモルドバやNTVモルドバやプリムル・モルドバは放送禁止され、CAの監視局に5000~10000ユーロ(=約68万~135万円)の罰金請求されている。
しかし、親ヨーロッパ派の与党の国会議員の1人は、モルドバでの親ロシア派の放送局はなお勢いが衰えず、ケーブルテレビや衛星放送(BS)や一般的なテレビ放送を通じて国民に対するプロパガンダ活動を続けていると非難している。 特に、親ロシア派が実効支配して独立宣言しているドニエステル川沿いのトランスニストリア地域(沿ドニエステル共和国)はモルドバの支配権が及ばず、ロシア派のプロパガンダの発信基地となっている。
ロシア軍によるウクライナと同様な軍事侵攻がモルドバに対しても繰り返されないか非常に危惧されている。
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