メキシコの国営石油会社PEMEXは、カンペチェ州カルメン市の北西、海上80kmに位置する、メキシコで最大とされているカンタレル・オフショア石油鉱床での石油開発を行ってきたが、一連の原油のリークを隠していたため、今や非難の的になっている。
PEMEXは、7月7日、エク・バラム海底油田のプラットホームで発生した火災を報告し、そこで2名の作業員の死亡、1名の行方不明者および8人の負傷者がでたことを明らかにした。...
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メキシコの国営石油会社PEMEXは、カンペチェ州カルメン市の北西、海上80kmに位置する、メキシコで最大とされているカンタレル・オフショア石油鉱床での石油開発を行ってきたが、一連の原油のリークを隠していたため、今や非難の的になっている。
PEMEXは、7月7日、エク・バラム海底油田のプラットホームで発生した火災を報告し、そこで2名の作業員の死亡、1名の行方不明者および8人の負傷者がでたことを明らかにした。
しかし、海底油田プラットホームでの火災に関する簡潔な報告が、1人の地理学者に不安を起こさせることとなった。この地理学者はアルゼンチン人、タンブリー二氏で化石燃料の専門家で、国立アルゼンチン科学研究評議会(Conicet)の研究者の一員となっている。彼は、興味に任せて火災の起こった海域の衛星画像を解析した。
その結果、7月17日、グリーンピースなどの環境保護NGOを前にした記者会見で、タンブリーニ氏は、原油のリークが火災発生の数日前に始まり、現在では海上での原油層の広がりが400km2に達していると発表した。
一方、PEMEXの資源開発グループも、メキシコ国家エネルギー、環境保安局は事故に際して救助を行う立場でありながら、原油リークに関しては一切報告していなかった。しかしながら、メキシコ国営石油会社のPEMEXは、次の日の7月18日に原油リークがあったことをコミュニケにより発表した。これは、原油リーク発生してから実に約15日後での発表であった。
今後のメキシコのカンぺチャ湾やメキシコ湾での原油による海上汚染が危惧される。
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8月1日付米
『abc7ニュース』:「サンフランシスコ本社屋上の”X”ロゴで市から罰金」:
旧ツイッターのサンフランシスコ本社の屋上で巨大に光るXのロゴが撤去された。許可なくこのロゴを設置したことで同社は罰金処分となっている。
サンフランシスコ市建物査察課によると、先月28日、本社のあるマーケットストリートのビル所有者へ違反通知が出された。これは構造物の撤去、設置許可、諸費用や調査費にかかる罰金だという。...
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8月1日付米
『abc7ニュース』:「サンフランシスコ本社屋上の”X”ロゴで市から罰金」:
旧ツイッターのサンフランシスコ本社の屋上で巨大に光るXのロゴが撤去された。許可なくこのロゴを設置したことで同社は罰金処分となっている。
サンフランシスコ市建物査察課によると、先月28日、本社のあるマーケットストリートのビル所有者へ違反通知が出された。これは構造物の撤去、設置許可、諸費用や調査費にかかる罰金だという。ロゴは28日に設置され、わずか3日で撤去されることとなった。
同課広報責任者パトリック・ハンナン氏によると、ロゴ看板に関しては、週末にかけ、安全性や光に関する苦情が24件寄せられたという。ビルの屋上のロゴが点灯し、近くのアパートにも光が照らされていたという。遮光カーテンで対策した人もいたが、概ね周辺住民は、回りのビルを照らすほど明るく光るロゴを快く思っていなかった。
市当局は、設置の安全性を保証する許可が必要なため、調査を開始している。看板設置には、計画調査や許可も必要となる。専門家は、「利用者離れをおこしている中、更に社名を変えるには最悪のタイミング」だとしている。同社のイーロン・マスク氏も、光るロゴの写真の動画を投稿していた。
7月31日付米『Washington Post』:「サンフランシスコで迷惑ロゴ撤去へ」
夜中にも眩しく光るとの周辺住民からの苦情を受け、建設作業員が旧ツイッター本社の巨大な「X」看板を撤去。
市に寄せられた苦情の中には、「消せ!常にギラギラと光って明るすぎる。夜に非常に迷惑で寝られない」というものも見られた。
先週イーロン・マスク氏のツイッターがロゴを「X」に変更し、元のロゴを外壁から違法に撤去、週末に新たな強大ロゴを屋上に設置したが、24件の苦情を招いた。これが同社の最新の騒動となる。
ロゴのため、立ち止まり写真を撮る人もいたが、呆れる人も多く、これまでトラブル続きだった同社の周囲との溝は深まるばかりである。過去1年でも、家賃滞納で提訴されたり、マスク氏の辛辣な発言が標的にされた。
そして今週、ロゴが市による調査対象となった。当局者によると、ビルの所有者へ設置と撤去、市の調査費の罰金が科される。
マスク氏は昨年440億ドルで同社を買収し、従業員の8割を削減、サブスクサービスの拡大、凍結アカウントの復活などの大改革を実行してきた。
Xビルを管轄する市の監督委員会マット・ドーシー議員は、マスク氏との建設的な話し合いのための仲介を行っている。
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