輸送トラック輸送をXXLタイプトラック(メガトラックの正式名称)まで拡張することは数年前から、スウェーデン、オランダ、ドイツなど、いくつかのEU諸国で許可されているが、このトラックが自然環境やヨーロッパの道路に対する影響が懸念されている。EU諸国でのトラック輸送の促進を目的とした‘重量と大きさ’に関するEU指針の改定を採択するかについてのEU議会での投票の結果、330人が賛成し、207人が反対し、74人が棄権票を投じた。
この投票の争点となっているのは、EU議会議員の間で‘メガトラック’に関する定義の違いである。メガトラックは、文字通り、巨大なトラックを意味し、従来のトラックに対して、XXLタイプの大型トラックを意味する。フランスの法律では18.75m長さで44トン重量を最大値として制限してきたが、メガトラックの場合は、2個のトレーラーをけん引し、25.25mを最大長とし、60トン重量の荷物を輸送できると定義している。
専門家によると、メガトラックはオーストラリア、米国、もしくは、カナダのような人口密度が少なく、長距離をトラック輸送する国で発展してきたという。これらの国には鉄道がなく、鉄道を作るには膨大な投資が必要になるので、鉄道に近いメガトラック輸送には合理性があるという。オーストラリア以外に、米国やカナダでは道路網や高速道路網が世界で最も発達しており、メガトラックに適したインフラが完備しているという。
一方、EUの交通網は北米大陸とは異なっているが、総延長距離数は約13.67万kmある。EUにおけるメガトラックの正式許可に関する論争は今に始まったことでなく、2013年にはEUの幾つかの国(スウェーデン、フィンランド、オランダ、ドイツおよび、ベルギー)では導入に踏み切っている。スペインとポルトガルも最近、導入した。メガトラック導入に反対している国としては、フランスを筆頭にルクセンブルグとスイス(EU以外)がある。
なお、フランスではメガトラックが環境保護の立場から敬遠され、特にフランス自然環境協会が中心となってXXLタイプトラックの導入に反対している。
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2月7日付
『Yahooニュース』(NYデイリーニュース):「タッカー・カールソン氏、ウラジミール・プーチン氏とのインタビュー予定を認める」:
元FOX司会者のカールソン氏は、プーチン大統領とのインタビューのためロシア入りしていることを認めた。
ソーシャルメディアへの投稿動画では「人々へ情報を届けるのがジャーナリズムの責務だ」と述べている。先週末にボリショイ劇場を訪れていたことから、モスクワに滞在している事が明らかとなった。...
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2月7日付
『Yahooニュース』(NYデイリーニュース):「タッカー・カールソン氏、ウラジミール・プーチン氏とのインタビュー予定を認める」:
元FOX司会者のカールソン氏は、プーチン大統領とのインタビューのためロシア入りしていることを認めた。
ソーシャルメディアへの投稿動画では「人々へ情報を届けるのがジャーナリズムの責務だ」と述べている。先週末にボリショイ劇場を訪れていたことから、モスクワに滞在している事が明らかとなった。
5日にはプーチン氏とのインタビュー予定があるかとの親プーチン政権派日刊紙「イズベスチヤ」の取材に、「何れわかるだろう」としていたが、6日の投稿で、そのインタビュー予定が事実で、大統領に説明を求めたことを認めた。「世界中を改変させた戦争開始から2年となり、多くの米国人は十分な情報を与えられていない。ここで何が起きているのかよく理解していないのだ」と述べている。
昨年4月にFOXを解雇された後にはXのコンテンツを始めているが、そこにプーチン氏の未編集インタビューが投稿されるとのことで、これを可能にしたイーロン・マスク氏への感謝の言葉も述べている。インタビューがいつ投稿されるかは未発表。
カールソン氏は、インタビューを行うのは「我々がプーチンを愛しているからではなく、米国を愛しているから」とも述べている。
米国内ではこれまでプーチン氏を支持する多くのコメントで大きな批判を受けてきた。一方、ロシア国営テレビは2020年のカールソンの功績をたたえているとされる。
2月5日付露『ザ・モスクワ・タイムズ』:「プーチンへのインタビュー予定が囁かれる米保守評論家タッカー・カールソンがモスクワを訪問」:
プーチン大統領とのインタビュー予定が噂される中、保守派メディアFOXニュースの元キャスターが最近モスクワを訪問していたことが分かった。
「イズベスチヤ」紙は会話を密かに録音していたようであるが、カメラが回っていることにカールソン氏が気づいていたかは明らかではない。
カールソン氏は9月、スイスメディアに対しプーチン氏とのインタビュー予定について述べていたが、米政府がやめるよう働きかけていた。
カールソン氏はウクライナ侵攻前も後も、ロシア首相について称賛している一方、ウクライナのゼレンスキー大統領と西欧同盟国については批判している。
ロシア当局は5日、インタビューの可能性については言及しなかった。ペスコフ報道官は「現時点で発表出来ることはない。予定が決定したらお知らせする」としている。ロシア連邦保安局と関連があるとされるテレグラムチャンネル「マッシュ」によると、カールソン氏は今月1日からモスクワ入りしているという。
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