韓国:スペースX社の協力で最初のスパイ衛星打ち上げを行う(2023/12/02)
『フランス国際ラジオ局(RFI)』、12月1日付けによると、先週の北朝鮮のスパイ衛星の打ち上げが朝鮮半島の緊張を高めた感があるが、韓国としては、対抗して独自のスパイ衛星の発射を計画している。韓国は、スペースXとパートナー関係を結んで、韓国初のスパイ衛星、すなわち、北朝鮮の偵察用衛星を軌道に乗せたいと考えている。ファルコン9型ロケットが12月1日金曜日にカリフォルニア州のバンデンブルグ宇宙基地より発射される予定という。
米国のような国と同盟を組んでいながら、敵対国の北朝鮮を監視するために韓国が今更、自分のスパイ衛星を打ち上げることを計画しているとは驚きである。
実際、米国は数十に及ぶ情報収集用衛星を持っていて、さらに、多くの衛星は米軍により運転されているという。
米国のハーバード・スミソニアン宇宙物理研究所のジョナサン・マクドウエル研究員によると、米国が韓国と共有している衛星からの情報、と共有していない情報の区別があり、米国としては、‘ある種の情報’はあまりにも‘センシブル’すぎて同盟国の韓国にも開示できない情報があるという。...
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米国のような国と同盟を組んでいながら、敵対国の北朝鮮を監視するために韓国が今更、自分のスパイ衛星を打ち上げることを計画しているとは驚きである。
実際、米国は数十に及ぶ情報収集用衛星を持っていて、さらに、多くの衛星は米軍により運転されているという。
米国のハーバード・スミソニアン宇宙物理研究所のジョナサン・マクドウエル研究員によると、米国が韓国と共有している衛星からの情報、と共有していない情報の区別があり、米国としては、‘ある種の情報’はあまりにも‘センシブル’すぎて同盟国の韓国にも開示できない情報があるという。そのため、韓国としては、単に米国の衛星情報にのみ頼るのではなく、独自の方法での衛星情報も収集したいと考えている。すなわち、マクドウエル研究員は‘米国と韓国の利害が、常に100%、一致しているとは限らないことによる。と説明した。
マクドウエル研究員は、韓国が打ち上げようとしているスパイ衛星の品質は、明らかに北朝鮮が打ち上げたものより優れている、と明言した。さらに、北朝鮮と韓国を比較して、‘北朝鮮はロケットの打ち上げ技術で韓国よりも進歩しているが、韓国の方が電子機器の分野で、20年先んじていて、特に、衛星画像の作成方法や解析方法の経験を積み重ねており、この分野で格段に進歩している、と付け加えた。
なお、韓国のスパイ衛星、韓国425を積んだ、スペースXの‘ファルコン9’ロケットの打ち上げは、12月1日金曜日の夜、カリフォルニアの宇宙発射コンプレックス基地4Eから打ち上げられる。韓国としては、今後もスパイ衛星の打ち上げを計画していて、2025年までに合計、5機の衛星を軌道に乗せたいと考えている。
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中国:世界保健機関が子供たちの呼吸器疾患者の急増を懸念(2023/11/24)
『フランス24TVチャンネル』、11月23日付けによると、世界保健機関(WHO)は、11月22日水曜日、中国国民に子供たちの間で急増している呼吸疾患や初期肺炎症状に対して充分予防するように呼びかけた。
WHOは、X(旧ツイッター)によるコミュニケを通じて中国政府に対して、正式に子供たちの間で増えている呼吸器疾患と肺症状に関しての詳細な情報を提供するように要求している。
呼吸器疾患の防止方法は、コビッド19感染時に再三要求されたように、ワクチン接種、感染者と距離を取ること、および感染兆候が出たら、外出を控えることによると、必要に応じて、感染テストと治療を行い、マスクを着用することと人の集まる場所の換気を良くすることと手洗いを励行することである。...
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WHOは、X(旧ツイッター)によるコミュニケを通じて中国政府に対して、正式に子供たちの間で増えている呼吸器疾患と肺症状に関しての詳細な情報を提供するように要求している。
呼吸器疾患の防止方法は、コビッド19感染時に再三要求されたように、ワクチン接種、感染者と距離を取ること、および感染兆候が出たら、外出を控えることによると、必要に応じて、感染テストと治療を行い、マスクを着用することと人の集まる場所の換気を良くすることと手洗いを励行することである。
中国当局と中国メデイアは、中国北部で子供たちの呼吸器疾患や初期の肺炎症状が増加していると発表した後、WHOは11月22日に、追加的な感染病情報と臨床情報と肺炎病床のラボテスト結果を報告するように‘国際保健規定(RSI)’仲介組織を介して要求している。
WHOはさらに、最近の主な感染性病原体、すなわちインフルエンザ、SARS-CoV-2(コビッド19をまん延させるウイルス)、乳幼児に感染するVRSや肺炎マイコプラズマ(肺炎をまん延させるウイルス)の感染状況や医療施設の切迫状況に関する情報提供を中国当局に要求している。
WHOによると、中国当局は、子供たちの呼吸器疾患の急増はコビッド19感染に関連した行動制限を取り払ったことと、感染性病原体のまん延によるものと考えているという。中国当局は、11月13日の記者会見で医療施設や地方政府での呼吸器疾患感染の監視体制を改善することに加えて、医療施設での入院設備の増強の必要性を主張している。
WHOは現在、要求した情報に関し、中国当局から何ら、回答を得ていないという。WHOとしては、これまでコビッド19感染まん延時に、情報の提供と透明性の欠如に関して中国当局に対して再三、非難を行ってきた経緯があるという。
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