トランプ米大統領は8日、首都ワシントン郊外のウォルター・リード米軍医療センターで年次の健康診断を受診し、結果は「非常に良好」だった。約1年前の健診時に主治医から体重を落とすなど助言を受けたが、大統領はこれを守っていないと認めたという。
『ロイター通信』『AP通信』『AFP通信』など多くのメディアが報じた。72歳のトランプ大統領は8日、4時間にわたり、大統領として2回目となる健診を受けたが、主治医であるショーン・コンリー大統領専属医の診断結果は、健康状態は「非常に良好」だった。
ホワイトハウスは、トランプ氏の体重、コレステロール値、血圧などの詳細なデータを公表していないが、コンリー医師は、「報告書や改善のための推奨事項をまとめているところだが、米国の大統領の健康状態は非常に良好であり、大統領の任期の間、そしてその後も良好な状態を保持するだろう。...
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『ロイター通信』『AP通信』『AFP通信』など多くのメディアが報じた。72歳のトランプ大統領は8日、4時間にわたり、大統領として2回目となる健診を受けたが、主治医であるショーン・コンリー大統領専属医の診断結果は、健康状態は「非常に良好」だった。
ホワイトハウスは、トランプ氏の体重、コレステロール値、血圧などの詳細なデータを公表していないが、コンリー医師は、「報告書や改善のための推奨事項をまとめているところだが、米国の大統領の健康状態は非常に良好であり、大統領の任期の間、そしてその後も良好な状態を保持するだろう。」と説明している。同医師によれば、鎮静剤や麻酔による処置をしてはいないとのことなので、大腸の内視鏡検査などは受けていないようだ。
昨年の健診時には、当時の大統領専属医だったロニー・ジャクソン医師が「並外れて健康」であると記者会見で詳しく説明した。その際に同医師は、食生活の改善や運動をするなどして体重を10~15ポンド(4.5~6.8キロ)落とすように進めていた。しかしその後、大統領が体重を大きく減らしたようには見えない。
側近らによれば、大統領は以前より魚を多く食べるようになったが、依然としてケチャップを添えた良く焼いたウェルダンのステーキと、ホワイトハウスやワシントンのトランプ・インターナショナル・ホテルのシェフが調理したフライドポテトを好物にしている。
大統領はファーストフード好きとして知られており、ジムで運動をする様子も見られない。ホワイトハウスのホーガン・ギドリー報道官は、「大統領は昨年の健診後に、食生活や運動のプランをもらったが、それをきちんと守っていないと認めている。」と述べた。
昨年の健診時、トランプ氏の体重は239ポンド(約108キロ)でBMIが29.9。安静時の脈拍数は毎分68回、血圧は最高122で最低74、総コレステロール値は223で、HDLが67、LDLが143という結果だった。運動能力は平均以上で、認知機能も正常だった。現在、コレステロール値を下げるために10mgのクレストール、心臓の状態を良好にするために8mgのアスピリン、脱毛予防のために1mgのプロペシアを毎日服用している。
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