全米ライフル協会の本部があるバージニア州議会では、銃器の持ち込みが許可されているが、ラルフ・ノーサム知事が、来週大きな銃支持イベントが行われるのを前にして、一時的に議会周辺への全ての銃や武器の持ち込みを禁止する非常事態宣言を行っている。
1月15日付米国
『ロイター通信』は「“深刻な脅威”の警告、バージニア知事が銃支持集会に向け銃器を禁止」との見出しで以下のように報道している。
バージニア州のラルフ・ノーサム知事は水曜、数千人が参加する大規模な銃支持集会を前に、週末には州議会周辺の建物で、全ての銃器類の持ち込みを禁止すると述べた。銃規制法強化を訴えるノーサム知事は、2017年シャーロッツビルの白人主義者集会で起きた暴動の再発を懸念。...
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1月15日付米国
『ロイター通信』は「“深刻な脅威”の警告、バージニア知事が銃支持集会に向け銃器を禁止」との見出しで以下のように報道している。
バージニア州のラルフ・ノーサム知事は水曜、数千人が参加する大規模な銃支持集会を前に、週末には州議会周辺の建物で、全ての銃器類の持ち込みを禁止すると述べた。銃規制法強化を訴えるノーサム知事は、2017年シャーロッツビルの白人主義者集会で起きた暴動の再発を懸念。
月曜、武装集団や超保守派活動家を含む銃保持権提唱者らが、知事や民主党による銃規制法を阻止しする目的で、ロビーデー集会を計画しているという。グラウンドチェック(身元調査)やレッド・フラッグ法など銃規制を強化する法案が上下院で審議され、今月末までに通過する見込みである。
バージニア市民集会を主催する団体「バージニア市民防衛リーグ」は、議会に銃を持ち込む(州で許可されている)銃保持権提唱者の多くの参加を見込んでいる。当局によると、全参加者は、セキュリティチェックを受けることが求められているという。先週、バージニアでは、議会周辺での武器持ち込みを禁止する新たな銃方針を承認したが、禁止区域は限られている。
同日付カタール『アルジャジーラ』は「バージニア州知事が銃支持集会の前に議会の銃器禁止」との見出しで以下のように報道している。
バージニア州のラルフ・ノーサム知事が、一時的に議会周辺への全ての銃や武器の持ち込みを禁止する非常事態宣言を行った。来週大きな銃擁護イベントが行われるのを前にしての措置。
「警察情報アナリストが、白人至上主義を提唱し武装集団も参加するこのイベントで暴動の危機があると分析している。」と知事官邸が声明を出している。ネット上で、州外の銃擁護団体による、議会広場近くの特定のビルや自動小銃AR15の写真が写っている扇動的な投稿が相次いだことで、暴動が起きる可能性が浮上。バージニア警察当局はシャーロッツビルの集会への計画対応で批判を受けてきた。この非常事態宣言では、ヘルメット、シールドなどシャーロッツビルで白人国粋主義者が持ち歩いていた物数点も禁止対象となる。
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