※2022年6月、更新を終了しています
G7・貿易を巡る緊張の高まりに“懸念”(8月26日)
G7サミットの2日目目の討議では、世界経済と貿易についてのセッションが開かれた。
日本政府の関係者によると、安倍総理大臣は「貿易をめぐる各国の緊張や英国のEU離脱が世界経済の先行きに不透明感をもたらしている」とした上で「世界経済の下振れリスクにG7が結束して対応すべきだ」と発言した。
世界の貿易を巡っては、米中の貿易摩擦が長期化し、サミット直前にも双方が高い関税をかける対抗措置の応酬が続いていて、世界経済にとって大きなリスクになっている。...
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G7サミットの2日目目の討議では、世界経済と貿易についてのセッションが開かれた。
日本政府の関係者によると、安倍総理大臣は「貿易をめぐる各国の緊張や英国のEU離脱が世界経済の先行きに不透明感をもたらしている」とした上で「世界経済の下振れリスクにG7が結束して対応すべきだ」と発言した。
世界の貿易を巡っては、米中の貿易摩擦が長期化し、サミット直前にも双方が高い関税をかける対抗措置の応酬が続いていて、世界経済にとって大きなリスクになっている。
会議は非公開のため詳細な議論の内容は明らかにされていないが、米国の政策に対しては様々な意見が出され、多くの首脳が貿易をめぐる緊張の高まりへの懸念を表明した。
その上で、各国首脳は世界経済の様々な下振れリスクに備え、成長と安定を支えるため、必要に応じて機動的かつ万全の政策対応で強調していくことで一致した。
また、「不平等との闘い」をテーマにした討議で、安倍総理大臣は2030年までにエイズ、結核、マラリアの3大感染症の流行を終息させるため、対策に取り組むグローバルファンドの増資に8億4000万ドルを拠出することを表明した。G7サミットは最終日の26日、北朝鮮や中国情勢などをめぐって意見を交わし閉幕する。
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G7サミット開幕・各国首脳“イランに核保有させず”(8月25日)
フランスで開かれているG7サミット・主要7か国首脳会議は、初日の夕食会でイラン情勢などを巡って意見を交わし、各国首脳はイランに核保有させないことや地域の平和と安定を求めていくことで一致した。
日本政府の関係者によると、安倍総理大臣はことし6月の自らのイラン訪問に触れたうえで、「イランによるウラン濃縮レベルの超過を深刻に懸念している。日本として引き続き粘り強い外交努力を継続する」と述べた。2014年にウクライナ南部のクリミアを併合して以降、サミットから除外されたままとなっているロシアの復帰についても意見が交わされた。...
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フランスで開かれているG7サミット・主要7か国首脳会議は、初日の夕食会でイラン情勢などを巡って意見を交わし、各国首脳はイランに核保有させないことや地域の平和と安定を求めていくことで一致した。
日本政府の関係者によると、安倍総理大臣はことし6月の自らのイラン訪問に触れたうえで、「イランによるウラン濃縮レベルの超過を深刻に懸念している。日本として引き続き粘り強い外交努力を継続する」と述べた。2014年にウクライナ南部のクリミアを併合して以降、サミットから除外されたままとなっているロシアの復帰についても意見が交わされた。
米国・トランプ大統領が、ロシアを復帰させてG8に戻すべきだと訴えていることも踏まえて議論が行われたものと見られるが、議論の内容を一切公表しないことを確認したとしている。
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短距離弾道ミサイルか・北朝鮮が2発・発射(8月24日)
韓国軍の合同参謀本部は北朝鮮が東部ハムギョン南道ソンドク付近から日本海に向け飛しょう体を2発発射したと発表した。
発射されたのは短距離弾道ミサイルと推定され飛行距離はおよそ380キロ、高度は97キロだったとしていて、米国軍とともにさらに詳しい分析を進めることにしている。
韓国が破棄を通告したことで11月23日午前0時に効力を軍事情報包括保護協定「GSOMIA」について「協定は現在も有効で日本の要請に基づいて必要な情報を共有する」として日韓で連携をとっていることを強調している。...
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韓国軍の合同参謀本部は北朝鮮が東部ハムギョン南道ソンドク付近から日本海に向け飛しょう体を2発発射したと発表した。
発射されたのは短距離弾道ミサイルと推定され飛行距離はおよそ380キロ、高度は97キロだったとしていて、米国軍とともにさらに詳しい分析を進めることにしている。
韓国が破棄を通告したことで11月23日午前0時に効力を軍事情報包括保護協定「GSOMIA」について「協定は現在も有効で日本の要請に基づいて必要な情報を共有する」として日韓で連携をとっていることを強調している。
北朝鮮は短距離弾道ミサイルとみられる飛しょう体の発射を繰り返しているが、20日までの米韓合同軍事演習が終われば飛しょう体の発射をやめる考えを示していた。
北朝鮮が「GSOMIA」の破棄を通告した翌日に発射に踏み切った背景には日韓の対立が深まるなか日米韓3か国の連携に揺さぶりをかけるねらいがあるとみられる。
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日韓・軍事情報交換の協定破棄・韓国側に抗議・米国は失望 (8月23日)
日韓関係が悪化する中、韓国政府はきのう軍事情報包括保護協定「GSOMIA」を延長せずに破棄すると発表した。今日にも日本側に通告する。米国も協定継続を求めていただけに、“想定外で残念だ”との受け止めが大勢である。
河野外相は韓国・ナムグァンピョ駐日大使と外務省に呼び抗議した。“米国との連携で協定破棄による安全保障上の影響は限定的”との認識の一方、“北朝鮮がミサイルなど発射を繰り返すなか韓国と機密情報し迅速にやり取りできなくなる”などといった懸念も出ている。...
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日韓関係が悪化する中、韓国政府はきのう軍事情報包括保護協定「GSOMIA」を延長せずに破棄すると発表した。今日にも日本側に通告する。米国も協定継続を求めていただけに、“想定外で残念だ”との受け止めが大勢である。
河野外相は韓国・ナムグァンピョ駐日大使と外務省に呼び抗議した。“米国との連携で協定破棄による安全保障上の影響は限定的”との認識の一方、“北朝鮮がミサイルなど発射を繰り返すなか韓国と機密情報し迅速にやり取りできなくなる”などといった懸念も出ている。
日本政府は北朝鮮対応に支障が出ないよう、引き続き米国との連携を強化するとしている。米国国防総省は声明で韓国政府に強い懸念と失望を表明した。
その上で「米国は日韓の間に摩擦があろうとも互いの防衛と安全保障関係では一体性を維持しなければならないと強く信じている」とし、日米韓の安全保障面での連携維持を努める考えを強調した。
日本政府は徴用の問題については韓国側に国際法違反の状況を速やかに是正を求める従来の姿勢を堅持する方針だ。
韓国では来年4月、総選挙を予定しており、文政権では世論の動向にも神経を使っている。米国が同盟国に極めて失望という表現を使うのは極めて異例である。
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韓国「GSOMIA」破棄と発表・日韓対立さらに深刻に(8月22日)
韓国政府は日韓の軍事情報包括保護協定GSOMIAを破棄すると発表した。日韓の対立が安全保障分野にも拡大することになる。GSOMIAは主に北朝鮮などの脅威に対応することを想定して日韓双方が機密情報をやり取りする際のルールを定めたものである。
韓国政府はきょう国家安全保障会議で検討した結果、GSOMIAを延長せずに破棄すると決定した。
現在有効のGSOMIAは11月23日以降破棄され、日米韓3か国の安保協力に支障が生じることで日本の安全保障に影響が出る可能性がある。
韓国政府は日本の輸出優遇対象国からの除外が決まったことに反発し、GSOMIAを交渉カードにしていた。破棄決定によりGSOMIA延長を求めていた米国の反発が予想され、今後米韓の軍事同盟にも影響が出る可能性がある。
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