※2022年2月、更新を終了しています
トランプ大統領が演説・大統領選もにらみ・民主党に協力呼びかけ(2月6日)
米国・トランプ大統領は一般教書演説で成果を強調。ねじれ議会で下院の多数派となった野党・民主党に対し、「ともに数十年に及ぶ政治的な停滞を打破し分断を埋めることができる」として、党派を超えた協力を呼びかけた。
一方で、メキシコとの国境沿いの壁の建設では譲らない考えを強調した。
外交面でも過去の政権が残した問題に取り組んでいるとアピールした。
中国との貿易問題では「今協議している新たな貿易の合意には真の構造改革が含まれなければならない」と述べ、不公正な貿易慣行を終わらせ貿易赤字を削減するとともに、両国の隔たりが大きい知的財産権などをめぐる問題の解決を迫る方針を示した。...
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米国・トランプ大統領は一般教書演説で成果を強調。ねじれ議会で下院の多数派となった野党・民主党に対し、「ともに数十年に及ぶ政治的な停滞を打破し分断を埋めることができる」として、党派を超えた協力を呼びかけた。
一方で、メキシコとの国境沿いの壁の建設では譲らない考えを強調した。
外交面でも過去の政権が残した問題に取り組んでいるとアピールした。
中国との貿易問題では「今協議している新たな貿易の合意には真の構造改革が含まれなければならない」と述べ、不公正な貿易慣行を終わらせ貿易赤字を削減するとともに、両国の隔たりが大きい知的財産権などをめぐる問題の解決を迫る方針を示した。
北朝鮮の非核化をめぐっては「私が大統領に選ばれていなかったら、北朝鮮と戦争になっていた」と述べたうえで、2回目の米朝首脳会談を今月27日と28日の2日間、ベトナムで開催し成果を急ぐ考えをにじませた。
トランプ大統領は今回の演説のテーマを「偉大さの選択」と位置付け、来年の大統領選挙をにらんで内政の膠着状態を打開し、さらなる成果を目指す一方、公約を守る姿勢は強調し一定の支持をつなぎとめる狙いがあるとみられる。
民主党は攻勢の構えを崩しておらず、ロシア疑惑の捜査が大詰めを迎える中、新たな疑惑報道が相次ぎ政権運営の先行きは不透明な情勢だ。
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トランプ大統領・一般教書演説へ・今後1年の施政方針は(2月6日)
米国・トランプ大統領がきょう一般教書演説を行う。壁の建設など民主党と対立が続く中、ホワイトハウスは一般教書演説で与野党間の融和や対立の解消を呼びかけるとしている。
ただ、トランプ大統領は壁の建設が必要だという立場を崩しておらず、演説でも壁の必要性を改めて訴えるものとみられる。
また今月下旬にも行われるとみられる2回目の米朝首脳会談の日程や開催地を演説で明らかにする可能性を示しているほか、米中の貿易摩擦の問題を言及する見通しである。...
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米国・トランプ大統領がきょう一般教書演説を行う。壁の建設など民主党と対立が続く中、ホワイトハウスは一般教書演説で与野党間の融和や対立の解消を呼びかけるとしている。
ただ、トランプ大統領は壁の建設が必要だという立場を崩しておらず、演説でも壁の必要性を改めて訴えるものとみられる。
また今月下旬にも行われるとみられる2回目の米朝首脳会談の日程や開催地を演説で明らかにする可能性を示しているほか、米中の貿易摩擦の問題を言及する見通しである。
演説が行われる連邦議会前の現在の様子。トランプ大統領は雇用の創出など自らの成果をアピールするものともみられる。米国の軍需産業は画期の様相を見せている。トランプ政権は中国・ロシアに対抗するため国防予算を拡大させる考えだ。
その額は2年前より11兆5000億円余り増加する。
一方で予算が絞られたのが低所得者層への支援。公共住宅などの予算など3年前より削減。住むのに不適切な住宅はオバマ政権下より30%増加している。
外交については目立った成果で外交に活路を開こうとしている。注目は2回目の米朝首脳会談であるが、中国との貿易摩擦をめぐっては自らの支持層を意識して強硬姿勢の構えだ。
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ローマ法王・アラビア半島を初訪問・宗教間対話の重要性訴え(2月5日)
ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は、イスラム教が誕生したアラビア半島を法王として初めて訪問。UAEで現地の宗教指導者らとの会議に出席し、中東のイエメンやシリアなどで続く内戦の終結や、異なる宗教間の対話の重要性を訴えた。
UAEは国民の多くがイスラム教だが、キリスト教徒も100万人近くいるとされる。
今回の訪問は、少数派のキリスト教徒が置かれている厳しい状況を改善する狙いもあるとみられる。...
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ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は、イスラム教が誕生したアラビア半島を法王として初めて訪問。UAEで現地の宗教指導者らとの会議に出席し、中東のイエメンやシリアなどで続く内戦の終結や、異なる宗教間の対話の重要性を訴えた。
UAEは国民の多くがイスラム教だが、キリスト教徒も100万人近くいるとされる。
今回の訪問は、少数派のキリスト教徒が置かれている厳しい状況を改善する狙いもあるとみられる。
フランシスコ法王は5日、大規模ミサを行う予定である。
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中国で景気減速・ことしの春節は?(2月4日)
中国では、旧正月の春節に合わせた大型連休が始まり、日本にも大勢の旅行客が訪れるとみられている。
ただ、中国の景気減速が鮮明になっていて、今年の春節は少し事情が違うようだ。家族連れなどの旅行客で混雑する中国・広州の空港。出国ラッシュが本格化している。
新年を旧暦で祝う中国では、あす元日にあたる春節を迎える。これにあわせ大晦日にあたるきょうから7日間の大型連休。期間中、延べ700万人近くが海外旅行に行く予定。...
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中国では、旧正月の春節に合わせた大型連休が始まり、日本にも大勢の旅行客が訪れるとみられている。
ただ、中国の景気減速が鮮明になっていて、今年の春節は少し事情が違うようだ。家族連れなどの旅行客で混雑する中国・広州の空港。出国ラッシュが本格化している。
新年を旧暦で祝う中国では、あす元日にあたる春節を迎える。これにあわせ大晦日にあたるきょうから7日間の大型連休。期間中、延べ700万人近くが海外旅行に行く予定。中国の旅行予約サイトによると、日本はタイに次ぐ人気の旅行先だ。
先月には、訪日ビザの発給要件が大学生などを対象に緩和されたこともあり、今回も多くの人が日本を訪れると見られる。
中国人旅行客では日用品や電化製品の爆買いで知られている。
今年の春節の時期はどうか。これまで同様、消費意欲が盛んな人がいる一方で節約を口にする人も。消費を抑えようという声の背景には米国との貿易摩擦の激化に伴って景気の先行きに不透明感が広がっていることがあるかもしれない。
変化は、数字にも表れている。去年1年間に日本訪れた中国人1人当たりの消費額は、22万3640円。前の年より2.9%減っている。
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米国に続きロシアも条約履行を停止(2月3日)
米国がINF・中距離核戦力全廃条約の破棄を発表したことを受け、ロシア・プーチン大統領は条約の履行を停止すると表明した。
プーチン大統領は、米国に対しロシアも同等の措置をとると明言し、条約で禁止されていた中距離ミサイルを開発すると述べた。
さらに、米国との協議を当面見合わせる方針を示した。
条約破棄をめぐりトランプ大統領は、多国間による新たな条約づくりを示唆しているが、中国は反発していて軍拡競争の懸念が高まっている。
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