【日本の技術】
ソニーとホンダ・EV試作車を初公開(1月5日)
世界最大規模のテクノロジー見本市の開始を前にソニーグループとホンダはEV(電気自動車)の試作車を初めて公開した。
カーナビなどが設置される部分は全面タッチパネルでゲームのほか、インターネットの仮想空間メタバースへの接続も可能になっている。
半導体新会社・IBMと共同開発(12月14日)
トヨタ自動車やNTTなどが出資する半導体の新会社・RapidusはIBMと共同で会見を開き、先端半導体の量産化に向けパートナーシップを締結し、米国のニューヨーク州にある拠点で研究開発を進めることを明らかにした。
IBMは先端半導体の回路の幅を細かくする技術で世界をリードしていることから、日本としては共同開発によって技術力の強化を図る狙い。
日本発宇宙ベンチャー・ispaceが目指すものとは(12月12日)
月は近年、人類が宇宙での活動領域を広げる上で拠点となる場所に位置づけられ、国家間の競争が激化している。
こうした中、米国・フロリダから米国のスペースXのロケットが打ち上げに成功した。この中には日本の宇宙ベンチャー・ispaceの無人着陸機「HAKUTO-R」が搭載されている。「HAKUTO-R」は日本が得意とする高度で精密な機械制御技術と最新IT技術の結晶で約5カ月かけて世界初の民間による月面着陸を目指している。...
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月は近年、人類が宇宙での活動領域を広げる上で拠点となる場所に位置づけられ、国家間の競争が激化している。
こうした中、米国・フロリダから米国のスペースXのロケットが打ち上げに成功した。この中には日本の宇宙ベンチャー・ispaceの無人着陸機「HAKUTO-R」が搭載されている。「HAKUTO-R」は日本が得意とする高度で精密な機械制御技術と最新IT技術の結晶で約5カ月かけて世界初の民間による月面着陸を目指している。
ispace・袴田武史CEOは、「スペースXの打ち上げを見て、すばらしく非常に美しい打ち上げだったと感じている。世界でもリードする立場に立てていることを非常にうれしく思っているし、これを成し遂げたispaceのチームを非常に誇りに思っている」と興奮した面持ちで語った。
「HAKUTO-R」にはJAXAの月面ロボットや、次世代の電池などが積載されている。
月面では世界初となる個体電池の実証実験に臨む予定で、おもちゃから着想を得てタカラトミーがJAXAなどと共同で開発した探査ロボット「SORA-Q」が、月面で撮影した画像データを地球に送る予定である。今後ispaceは企業などが実験したい製品を輸送して実験データを提供していくというサービスの実現を目指している。
将来的な構想について、袴田武史CEOは「月にある水を本格的に探査したい。将来的には月に人間の生活圏を作っていきたい。今から18年後の2040年には1000人くらいの人が月で生活し働き、資源活用などを目途にして、その関連サービスなども育てていきたい」と夢を語ってくれた。
今回の計画が月を拠点にした新たなビジネスの布石となるのかが注目される。
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世界初の民間による月面着陸へ“新しいステージにわくわく”(12月12日)
東京のベンチャー企業、ispaceが開発した月着陸船は、日本時間のきのう夕方、米国の民間企業・スペースXのロケットに搭載され、フロリダ州の発射場から打ち上げられた。月着陸船は、ロケットから分離されたあと、地上との通信状況のほか、機体の姿勢なども安定しているという。
ispaceは、世界初の民間による月面着陸を目指していて順調に進めば、来年4月末に月への着陸に挑む予定。また、搭載した小型ロボットによる月探査なども計画されている。...
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東京のベンチャー企業、ispaceが開発した月着陸船は、日本時間のきのう夕方、米国の民間企業・スペースXのロケットに搭載され、フロリダ州の発射場から打ち上げられた。月着陸船は、ロケットから分離されたあと、地上との通信状況のほか、機体の姿勢なども安定しているという。
ispaceは、世界初の民間による月面着陸を目指していて順調に進めば、来年4月末に月への着陸に挑む予定。また、搭載した小型ロボットによる月探査なども計画されている。
月は近年、人類が宇宙での活動領域を広げるうえで拠点となる場所に位置づけられ国家間の競争が激化している。これに伴って、民間企業の間でも、地球周辺にとどまっていた宇宙の商業利用を拡大しようとする動きが見られ、今回の計画が月を舞台にした新たなビジネスの布石となるか注目される。
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半導体新会社・ベルギー研究機関と連携へ(12月6日)
トヨタ自動車やNTTなど、日本の主要企業8社(他:デンソー、ソニーグループ、NEC、ソフトバンク、キオクシア、三菱UFJ銀行)が出資する半導体の新会社・Rapidusは、これまで日本の半導体産業が優れた技術を持つ海外勢と連携してこなかったことを教訓に、欧米との共同研究を加速させる方針。
関係者によると、今回、その第一弾として、ベルギーの研究機関・imecと技術協力を進めることになり、きょう、両者のトップが西村経済産業大臣らの立ち会いのもと、覚書を交わすことにしている。
imecには、先端半導体の開発に欠かせない、回路の幅をできるだけ細くする技術に強みがあるという。新会社としては、5年後をメドに先端半導体の量産化を目指しており、ほかの研究機関や企業とも技術的な関係を強化していく方針。
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