デンマーク:ロックダウン解除で理髪店に予約殺到(2020/04/21)
欧州で新型コロナウィルス蔓延の収束が見え始める中、デンマークではロックダウンの段階的解除の発表を受け、理髪店の予約が殺到したという。
4月20日付英国
『BBC』は「コロナウィルス:ロックダウン解除のデンマークでヘアカットに人が殺到」との見出しで以下のように報道している。
デンマークでは新型コロナによるロックダウンの段階的解除により、一か月ぶりにサロンでの散髪が可能となった。コペンハーゲン中心部の理髪店は2、3週間後まで予約が埋まっており超多忙だという。また、問い合わせ過多により、予約システムもクラッシュした。
タトゥーパーラー、美容院、歯医者、眼科、自動車教習所などにも今では再開許可が出ている。...
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4月20日付英国
『BBC』は「コロナウィルス:ロックダウン解除のデンマークでヘアカットに人が殺到」との見出しで以下のように報道している。
デンマークでは新型コロナによるロックダウンの段階的解除により、一か月ぶりにサロンでの散髪が可能となった。コペンハーゲン中心部の理髪店は2、3週間後まで予約が埋まっており超多忙だという。また、問い合わせ過多により、予約システムもクラッシュした。
タトゥーパーラー、美容院、歯医者、眼科、自動車教習所などにも今では再開許可が出ている。各所は営業再開にあたり、該当する保健ガイドラインに従うことが求められている。
1例では、1人の患者を診るごとに消毒を行い、診察室、器具、ドアノブに至るまで全て消毒することが求められ、多くの労力を要することとなる。待合室では十分なスペースを確保し、雑誌を置くことはしない。ドアを開けぱなしにしているヘアサロンも多いという。
デンマークは欧州各国の中で最初にロックダウンを実施した国の一つ。先週水曜、休校していた小学校や幼稚園が再開した。他の制限は最低でも5月10日まで継続となる。国境は閉鎖されており、10人以上の集団で集まる事は禁止されている。
4月21日付英国『デイリーメール』は「貧民から皇太子へ!デンマークの厳しいロックダウンを終えやっと散髪したフレデリック皇太子」との見出しで以下のように報道している。
デンマークの厳格なロックダウンが終わり、フレデリック皇太子がコペンハーゲンで床屋に行った前と後の写真を公開したことが話題となっている。51歳の皇太子は自身のボサボサ頭とヘアカット後の自撮り写真を皇室のフェイスブックに投稿。「今日カットに行ったのは私だけでないはず。多くの我慢を強いられた時期を乗り越え入念に準備してくれた皆さんに感謝。」等とコメントが添えられた。この投稿を5.1万人がシェアし、好意的なコメントが寄せられた。
皇太子は王室内でも家族と距離を取って過ごしていた。慈善団体等との多くの会合はZoomで行ったり、新型コロナと闘う最前線の医療従事者へのマスクや個人防護具の受け取りにも参加していた。
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新型ウイルス、世界各国で迅速かつ簡単なドライブスルー検査が拡がる(2020/03/12)
韓国、ベルギー、オーストラリアなど世界各国で、急速に広がる新型コロナウイルスに対処するために予想外の取り組みが取られている。ドライブスルー形式の検査所の設置だ。
『フランス アンフォ』によると、リエージュ(ベルギー)にある公立病院の駐車場では、車を降りることなく直接ウイルス検査ができる。ドライブスルーの検査を受けるには、
医師からの処方箋が必要だが、民間医療機関からは、検査実施の負担を避けられると歓迎されているという。また感染を懸念する人々からも簡単で素早く検査を受けることができ、好評だ。
フランス北部の病院では、ドライブスルー検査を導入する前は、感染の可能性のある患者の検査には消毒時間も含めると3時間かかっていたが、現在は15分ほどで終了しているという。...
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『フランス アンフォ』によると、リエージュ(ベルギー)にある公立病院の駐車場では、車を降りることなく直接ウイルス検査ができる。ドライブスルーの検査を受けるには、
医師からの処方箋が必要だが、民間医療機関からは、検査実施の負担を避けられると歓迎されているという。また感染を懸念する人々からも簡単で素早く検査を受けることができ、好評だ。
フランス北部の病院では、ドライブスルー検査を導入する前は、感染の可能性のある患者の検査には消毒時間も含めると3時間かかっていたが、現在は15分ほどで終了しているという。検査終了後、検査を受けた人は最初から最後まで車を降りる必要はなく、検査終了後そのまま帰ることが可能。検査結果は5時間後に出る。病院にとっても、待合室などで医療スタッフや一般患者への感染を回避することができる、最も効率的で安全性の高い方法だといえる。
また韓国では、大きな駐車場で大々的なドライブスルー検査を実施しており、数週間で、約150,000人が検査を受けることができた。現在同国では約7,700人近くの患者がいるが、死亡者はわずか60人程度で、他の国よりもはるかに死亡率が低い。
『ビジネスインサイダー』によると、米国と韓国は、コロナウイルスの最初の感染者を同日1月20日に発表した。6週間後、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は感染リスクの高い地域に渡航した人、また深刻な症状のある人などに限定して約1,500人にのみウイルス検査をした。 一方、韓国はドライブスルー検査を導入したおかげで、ほとんど症状のない人を含め、約140,000人にウイルス検査を行うことができた。その結果、米国では死亡率が5%となっているが、韓国では症状の軽い人を含めて広く検査を行ったおかげで約0.6%と低い死亡率につながっている。
『デイリーメール』によると、こうした状況の中、米国でもコロラド州やインディアナ州などでドライブスルー検査が導入され始めているという。検査を受けるには医師の処方箋が必要だが、無料で受けられる。今後は風邪のような軽い症状の人でも受けられるように対象を拡大していく予定だという。
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