『ロイター通信』によると、保健省は「新型コロナウイルスに対する社会的耐性の普及が、この流行からの主要な出口の道である」と声明で発表し、「これを達成するためには、ワクチンは重症化から身を守るには良いが、十分ではないので、できるだけ多くの人々がウイルスに感染する必要がある」と伝えている。
仏『BFMTV』によると、同国の主任疫学者は、アイスランドは、3月後半までに国民の約80%が集団免疫を獲得する見込みであると声明で述べており、国内の規制のみならず、すべての入国規制も解除される予定であるという。...
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『ロイター通信』によると、保健省は「新型コロナウイルスに対する社会的耐性の普及が、この流行からの主要な出口の道である」と声明で発表し、「これを達成するためには、ワクチンは重症化から身を守るには良いが、十分ではないので、できるだけ多くの人々がウイルスに感染する必要がある」と伝えている。
仏『BFMTV』によると、同国の主任疫学者は、アイスランドは、3月後半までに国民の約80%が集団免疫を獲得する見込みであると声明で述べており、国内の規制のみならず、すべての入国規制も解除される予定であるという。
アイスランドのニュースサイト『レイキャヴィーク・グレイプヴァイン』によると、国境規制は全面的に解除され、欧州経済領域(EEA)内、域外を問わず、アイスランドに入国するすべての人に適用される。
アイスランドの首相と保健相は、新型コロナウイルの症状が出た人は引き続き自主隔離し、家にいるよう強調した。重症化の可能性が高い人々と接触する可能性がある場合は、マスクをして社会的距離を保ち、手を消毒することが続けて推奨される。さらに、人混みではマスクをすることが奨励されるが、着用の義務はなくなる。首相は、例えば新型コロナウイルスの新しい変異株が出現した場合など、感染状況が悪化した場合は、再び制限を設けることを否定しなかった。
人口約36万8000人のアイスランドでは、数日前から毎日2千人以上のコロナウイルス感染者が報告され、地域の病院や診療所も対応に追われている。アイスランド国立大学病院では、スタッフ数百人が自主隔離となっており、そのうちの59人が新型コロナウイルスに感染して入院している。
アイスランドでは22日時点、2689人の新規感染者が報告され、さらに入国では196人の感染者が報告された。241人が入国時の検疫を受けており、1万2273人が自主隔離中となっている。現在、新型コロナウイルスで59人が入院しており、2人が集中治療を受けている。
アイスランドでは、23日時点で、5歳以上の28万9020人がコロナワクチンを2回接種しており、この年齢層の81%、全人口の78%を占めている。また、20万2818人がブースター接種を受けている。
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