プリンスの家族はトランプに、会合でのプリンスの音楽使用を禁止(2018/10/14)
10月12日、故プリンスの家族は、ドナルド・トランプ大統領に対して、プリンスの音楽を公式の共和党の会議には流さないでほしいと要求した。
「プリンスの家族は、トランプ大統領もしくはホワイトハウスに対してプリンスの歌を使用する許可を与えたことはないので、直ちに使用をやめるように要求する」とプリンス・ロジャー・ネルソン(プリンスの実名)の異母兄弟のオマール・ベーカー氏がツイードを使って訴えた。
なお、AFP通信社の勧めもあって、ドナルド・トランプの選挙運動委員会は選挙後、プリンスの音楽を流すことをやめている。米国のメディアによると、選挙運動中、トランプの選挙運動グループは、プリンスの 「パープル・レイン」のタイトル部分を多くの選挙会合で使用した。...
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「プリンスの家族は、トランプ大統領もしくはホワイトハウスに対してプリンスの歌を使用する許可を与えたことはないので、直ちに使用をやめるように要求する」とプリンス・ロジャー・ネルソン(プリンスの実名)の異母兄弟のオマール・ベーカー氏がツイードを使って訴えた。
なお、AFP通信社の勧めもあって、ドナルド・トランプの選挙運動委員会は選挙後、プリンスの音楽を流すことをやめている。米国のメディアによると、選挙運動中、トランプの選挙運動グループは、プリンスの 「パープル・レイン」のタイトル部分を多くの選挙会合で使用した。
プリンスの家族と音楽アーテイストたちは、今回、ドナルド・トランプ大統領に対して、公式の会合で使用してほしくない音楽アーテイストの長いリストを提出した。それらの音楽の大部分は、2016年の大統領選挙以前に選挙運動会合で使用されていたものである。
ローリングストーンズ、アデル、ニールヤング、アエロスミス、クイーンやジョージハリソンの家族も共和党の会合で彼らの音楽が無断で流されることを非難していた。
米国の場合、政党担当者が、音楽著作権協会でライセンス料を払えば、直接アーテイストに音楽の使用許可をもらうことを免れることができることになっている。なお、アーテイスト側で、自分の音楽のイメージを損ねるという理由で、某団体の音楽の使用を断ることができる仕組みになっている。
ただ、アーテイスト側から自分の音楽の使用禁止を目的に、法廷闘争まで発展した実例はこれまでなさそうである。
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モスクワの米国大使館に雇われていたロシア女性にスパイ容疑(2018/08/03)
8月2日付けの数多くのメデイアからの報道によると、モスクワの米国大使館に2016年まで10年間にわたって雇われていたロシア女性が、ロシアの情報局(FSB)と定期的に情報を流していたとして、米国捜査当局によりスパイ容疑をかけられている。
そのロシア女性は、2016年までモスクワ米国大使館のシークリット・サービス局に勤めていて、在任中は何らスパイ疑惑を起こさせる行動はなかったと大使館関係者は証言している。
米国捜査当局による調査で、ロシア女性の過去の行動を検査したところ、女性が定期的にロシア情報局と無許可で会っていることが判明した。今回の情報を最初に聞きつけた、英国のガーディアン誌によれば、そのロシア女性は米国の機密情報にもアクセスできる立場にあったとのことである。...
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そのロシア女性は、2016年までモスクワ米国大使館のシークリット・サービス局に勤めていて、在任中は何らスパイ疑惑を起こさせる行動はなかったと大使館関係者は証言している。
米国捜査当局による調査で、ロシア女性の過去の行動を検査したところ、女性が定期的にロシア情報局と無許可で会っていることが判明した。今回の情報を最初に聞きつけた、英国のガーディアン誌によれば、そのロシア女性は米国の機密情報にもアクセスできる立場にあったとのことである。どこまでの米国機密情報にロシア女性が精通できたか、実際のところ明らかになっていないが、彼女が知りうる多くの情報が、ロシアの情報局に流れた可能性は否定できない。
ロシア女性は去年の夏、米国に対するロシア政府の報復措置でモスクワ米国大使館からの米国人の大量本国送還の波が押し寄せる少し前に、シークリット・サービス局の任を解かれて解雇されている。
米国のシークリット・サービス局は、まだ本格的な捜査までは開始していないもようである。 一方、AFP通信社のロシア女性のスパイ疑惑に関する質問に対し、米国国務省は、詳細なコメントを避け、今後成り行きを精査するとのみ答えている。
いずれにせよ、今回のロシア女性のスパイ疑惑については、今後の成り行きが注目される。
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