南東アフリカのモザンビークで、イスラム過激派が重要な港を占拠(2020/08/14)
『フランス24』TVチャンネルによると、8月12日水曜日、イスラム過激派が、モザンビーク北部の港、モシンボア・ダ・プライア港を占拠したという。
この港は、天然ガス資源の豊富な地域にあり、これまでも度々、イスラム過激派の攻撃目標にされてきた。
AFP通信社がモザンビーク国防軍(FDS)関係者に確認したところ、現在のところ、モシンボア・ダ・プライア港が、イスラム過激派に占領されている。
テロリストたちは、先週からこれまで、港周辺の村々にロケット砲発射弾を使って、村々を占領しようと攻撃をかけてきた。
FDSの公式発表によると、FDSとテロリストとの戦闘は継続中で、テロリストたちは、村の住民を盾として使っていると強く非難した。...
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この港は、天然ガス資源の豊富な地域にあり、これまでも度々、イスラム過激派の攻撃目標にされてきた。
AFP通信社がモザンビーク国防軍(FDS)関係者に確認したところ、現在のところ、モシンボア・ダ・プライア港が、イスラム過激派に占領されている。
テロリストたちは、先週からこれまで、港周辺の村々にロケット砲発射弾を使って、村々を占領しようと攻撃をかけてきた。
FDSの公式発表によると、FDSとテロリストとの戦闘は継続中で、テロリストたちは、村の住民を盾として使っていると強く非難した。
ところで、モシンボア・ダ・プライア港は、カボ・デルガド州に位置しており、アフンギ半島を80km南に下った地域には、仏トタール社の多額を投資による、天然ガスの液化(LNG)処理設備がある。
従って、カボ・デルガド州は、モザンビークの今後の経済発展上、重要な地域となっており、モシンボア・ダ・プライア港はLNGの輸出に使用される計画である。
この地域は、2017年から今まで、イスラム過激派の武装攻撃の的になっており、NGOの戦闘データ記録機関(ACLED)によると、1300人以上の民間人が犠牲になっている。 さらに、ACLEDによると、過激派の住民への攻撃の激化のため、21万人以上が、他の地域への移動を余儀なくされているという。
一方、仏トタール社は、テロ攻撃にもめげず、230億ドル(=約2415億円)投資した、モザンビークのLNG処理設備プロジェクトをこれからも進めていくと表明している。
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アフリカ、ブルキナ・ファソでカナダの鉱山会社のバスにテロ攻撃、37名死亡(2019/11/07)
『フランス24』TVチャンネルは、東部地域の州知事の発表として、11月6日水曜日、西アフリカのブルキナ・ファソ共和国でカナダの鉱山採掘会社、セマフォの従業員用の5台のバス隊列がテロ攻撃を受け、37名が死亡し、60名が負傷したと報道した。
州知事の発表によると、テロ攻撃は、午前に正体不明の武装したテロリスト数名によって行われ、鉱山会社セマフォによると、ファダ鉱山とボウング鉱山を中継する道路上でテロ攻撃に遭ったという。
5台のバスには、鉱山会社の従業員のほかに、資材供給業者や下請け業者が乗り合わせていて、護衛の兵士もついていたという。
カナダのモントリオールを本拠とする金やダイヤモンドの鉱山採掘会社、セマフォ社は、アフリカのブルキナ・ファソに2か所の採掘鉱山を持っていて、1つが東部地域のボウング鉱山で、もう1つが西部地域のマナ鉱山だという。...
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州知事の発表によると、テロ攻撃は、午前に正体不明の武装したテロリスト数名によって行われ、鉱山会社セマフォによると、ファダ鉱山とボウング鉱山を中継する道路上でテロ攻撃に遭ったという。
5台のバスには、鉱山会社の従業員のほかに、資材供給業者や下請け業者が乗り合わせていて、護衛の兵士もついていたという。
カナダのモントリオールを本拠とする金やダイヤモンドの鉱山採掘会社、セマフォ社は、アフリカのブルキナ・ファソに2か所の採掘鉱山を持っていて、1つが東部地域のボウング鉱山で、もう1つが西部地域のマナ鉱山だという。
同社は、去年の8月にも2度の今回と同様なテロ攻撃を受けている。
2015年初めから、ブルキナ・ファソの特に北部と東部地域でイスラム過激派によるテロ攻撃が多発しており、AFP通信社の算定によると649名が死亡している。
さらに国連報告によると、ブルキナ・ファソ国内では約50万人もの住民がテロ攻撃を逃れて、住み慣れた地域から、ほかの安全な地域へ避難を余儀なくされているとのことである。
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