ウクライナから貨物船出港・輸出安全に再開か不透明(8月17日)
ウクライナのクブラコフ副首相兼インフラ相は16日、SNSで、食料を含む3万トン以上の貨物を積んだ香港船籍の貨物船がオデーサの港を出たと発表した。
先月、ロシアがウクライナ産農産物の輸出を巡る合意の履行の停止を発表したあと、ウクライナは黒海に面した港に民間の船舶が出入りできるよう臨時航路を設けていて、初めて利用されたとしている。
一方、ロシアはオデーサ州の港などに向けて、ミサイルや無人機による攻撃を繰り返していて、16日もオデーサ州の知事はドナウ川沿いの港が攻撃され、穀物倉庫などが被害を受けたと、SNSに投稿した。...
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ウクライナのクブラコフ副首相兼インフラ相は16日、SNSで、食料を含む3万トン以上の貨物を積んだ香港船籍の貨物船がオデーサの港を出たと発表した。
先月、ロシアがウクライナ産農産物の輸出を巡る合意の履行の停止を発表したあと、ウクライナは黒海に面した港に民間の船舶が出入りできるよう臨時航路を設けていて、初めて利用されたとしている。
一方、ロシアはオデーサ州の港などに向けて、ミサイルや無人機による攻撃を繰り返していて、16日もオデーサ州の知事はドナウ川沿いの港が攻撃され、穀物倉庫などが被害を受けたと、SNSに投稿した。
また、ロシアはウクライナに向かう黒海上のすべての船舶は軍事物資を輸送している可能性があるとみなすと警告し、今月13日には貨物船を強制的に停船させ検査を行ったと発表している。ウクライナ産農産物の輸出が安全に再開できるかは、依然、不透明。
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ウクライナ・ゼレンスキー大統領・前線視察“領土奪還へ勢い”ねらいか(8月16日)
15日、ウクライナではロシア軍のミサイル攻撃によって8つの州で被害が報告され住民3人が死亡したほか、医療機関や教育施設などが損壊したとクリメンコ内相が発表した。
西部のリビウやルツクでも大きな被害が出て、ロイター通信は「ルツクで被害を受けた建物はスウェーデンの大手企業の工場で従業員3人が死亡した」と伝えている。これに対しロシア国防省の報道官は「標的は軍事関連の施設だった」と主張している。
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は15日、南部ザポリージャ州を訪れ前線の部隊を激励し防空システムや無人機など必要な軍備について話し合ったという。...
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15日、ウクライナではロシア軍のミサイル攻撃によって8つの州で被害が報告され住民3人が死亡したほか、医療機関や教育施設などが損壊したとクリメンコ内相が発表した。
西部のリビウやルツクでも大きな被害が出て、ロイター通信は「ルツクで被害を受けた建物はスウェーデンの大手企業の工場で従業員3人が死亡した」と伝えている。これに対しロシア国防省の報道官は「標的は軍事関連の施設だった」と主張している。
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は15日、南部ザポリージャ州を訪れ前線の部隊を激励し防空システムや無人機など必要な軍備について話し合ったという。前の日にはドネツク州の前線も訪問していて、領土の奪還に向けて勢いをつけたいねらいもあるとみられる。
視察後、大統領は新たに公表した動画メッセージで「戦闘経験や戦場での課題、兵士のスキルなどはすべての旅団で共有される必要がある」と述べ、兵士の訓練や部隊間の連携を進める必要性を強調した。
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ロシア・ウクライナ各地にミサイル攻撃(8月16日)
ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアは、各地にミサイル攻撃を仕掛けている。西部リビウの市長によると、ロシア側の攻撃で合わせて100棟以上の家屋が損壊し、幼稚園にも被害が出たという。
こうした中、ロシア・プーチン大統領は15日、中国の国防相などを招いた会議で、ウクライナへの軍事支援を続ける欧米を改めてけん制した。
反転攻勢続けるも・ウクライナ“依然として困難な状況”(8月15日)
ロシアによる攻撃で、住民に犠牲者が出続けている。ロシアは14日も、ウクライナ各地で攻撃を繰り返した。南部・ザポリージャ州ではロシア軍のミサイル攻撃で住民2人が死亡したほか、東部・ハルキウ州でもロシア軍の砲撃で男性1人が死亡したと、それぞれ地元当局がSNSで発表した。
戦況についてウクライナのマリャル国防次官は、東部・ドネツク州のウロジャイネ周辺で「前進し、陣地を固めつつある」とSNSに投稿し、反転攻勢で一定の成果を強調する一方「州都・ドネツク近郊ではロシア側が進軍を試みていて、依然として困難で緊迫した状況だ」という認識を示した。...
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ロシアによる攻撃で、住民に犠牲者が出続けている。ロシアは14日も、ウクライナ各地で攻撃を繰り返した。南部・ザポリージャ州ではロシア軍のミサイル攻撃で住民2人が死亡したほか、東部・ハルキウ州でもロシア軍の砲撃で男性1人が死亡したと、それぞれ地元当局がSNSで発表した。
戦況についてウクライナのマリャル国防次官は、東部・ドネツク州のウロジャイネ周辺で「前進し、陣地を固めつつある」とSNSに投稿し、反転攻勢で一定の成果を強調する一方「州都・ドネツク近郊ではロシア側が進軍を試みていて、依然として困難で緊迫した状況だ」という認識を示した。
ロシアによる軍事侵攻は、ウクライナのプロスポーツにも影を落としている。各地でミサイルや無人機による攻撃が相次ぎ防空警報が頻繁に出されるため、試合はすべて無観客で行われテレビやインターネットで中継されている。警報が出た場合は試合が中断され、選手や審判らはスタジアムに設けられているシェルターに避難しなければならない。本拠地の変更を余儀なくされるチームも出ている。
戦時下でも公式戦を続けていることについて、東部・ドネツクを拠点にしていたチグリンスキー選手は「スタンドに観客はいないが、われわれは国民のためにプレーしている」とコメント。
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ウクライナ軍・南部で攻勢・東部は攻防激化(8月14日)
ウクライナ軍の参謀本部は13日、南部ザポリージャ州のメリトポリや、アゾフ海に面したベルジャンシクへ向かう方面で攻勢を続け、このうちロボティネ付近では部分的に成功を収め、陣地を固めて砲撃を行っていると発表した。
また、米国のシンクタンク「戦争研究所」は12日の分析で、ザポリージャ州のウロジャイネ付近でロシア軍が陣地を放棄した一方、ウクライナ軍の攻撃をロシア軍が撃退したという情報もあるとしていて、一進一退の戦闘を続けていると見られる。...
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ウクライナ軍の参謀本部は13日、南部ザポリージャ州のメリトポリや、アゾフ海に面したベルジャンシクへ向かう方面で攻勢を続け、このうちロボティネ付近では部分的に成功を収め、陣地を固めて砲撃を行っていると発表した。
また、米国のシンクタンク「戦争研究所」は12日の分析で、ザポリージャ州のウロジャイネ付近でロシア軍が陣地を放棄した一方、ウクライナ軍の攻撃をロシア軍が撃退したという情報もあるとしていて、一進一退の戦闘を続けていると見られる。
一方、東部ハルキウ州のクピヤンシクの周辺では、ロシア軍の攻撃は成果を上げていないものの、ウクライナ軍の反撃も一部で失敗したという情報があり、双方が激しい攻防戦を繰り広げていると見られる。
こうした中、ウクライナのクリメンコ内相は13日、SNSで“南部ヘルソン州の2つの集落にロシア軍の砲撃があり、合わせて7人が死亡した”と発表した。“この中には、夫婦2人と生後23日の女の子1人が含まれている”としていて、クリメンコ内相は“テロリストは力によって食い止めなければならない”と非難した。
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