【ウクライナ情勢】
ロシア・ウクライナ産農産物の輸出“合意延長反対せず”“短縮を”(3月14日)
ウクライナ産の農産物の輸出を巡って去年7月、ロシアとウクライナは国連とトルコの仲介で輸出再開で合意した。合意した枠組みの期限が今月18日に迫る中、13日に行われたロシアと国連の協議のあとロシアのベルシーニン外務次官が声明を発表し合意の延長に反対しないと表明した。ただ、これまで120日間としていた枠組みの延長を60日間に短縮すると主張している。
これについて国連はウクライナ産の農産物とロシアの食料や肥料の輸出を続けるために引き続き全面的に関与するとする一方、ロシア側が主張する60日間の延長については留意しているとしている。...
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ウクライナ産の農産物の輸出を巡って去年7月、ロシアとウクライナは国連とトルコの仲介で輸出再開で合意した。合意した枠組みの期限が今月18日に迫る中、13日に行われたロシアと国連の協議のあとロシアのベルシーニン外務次官が声明を発表し合意の延長に反対しないと表明した。ただ、これまで120日間としていた枠組みの延長を60日間に短縮すると主張している。
これについて国連はウクライナ産の農産物とロシアの食料や肥料の輸出を続けるために引き続き全面的に関与するとする一方、ロシア側が主張する60日間の延長については留意しているとしている。
一方、ウクライナのクブラコフ復興担当副首相兼インフラ相はツイッターで延長は120日間で合意していて、ロシアの60日間という主張はこれに反するとロシア側の主張を批判している。
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バフムト・激しい攻防続く“反転攻勢まで時間を”(3月12日)
ウクライナ東部ドネツク州の激戦地・バフムトをめぐってロシア側は猛攻を仕掛け、市内を南北に流れる川の東側を掌握したとみられる一方、ウクライナ軍は川の西側で防衛戦を築き、激しい攻防が続いているもよう。
ウクライナ国防省は11日、軍のシルスキー司令官が前線で指揮を執り続けているとSNSで明らかにし、司令官は「兵力を蓄え、まもなく始まる反転攻勢まで時間を稼ぐ必要がある」と部隊を鼓舞したとしていて、ロシア側の侵攻を食い止める姿勢を強調した。...
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ウクライナ東部ドネツク州の激戦地・バフムトをめぐってロシア側は猛攻を仕掛け、市内を南北に流れる川の東側を掌握したとみられる一方、ウクライナ軍は川の西側で防衛戦を築き、激しい攻防が続いているもよう。
ウクライナ国防省は11日、軍のシルスキー司令官が前線で指揮を執り続けているとSNSで明らかにし、司令官は「兵力を蓄え、まもなく始まる反転攻勢まで時間を稼ぐ必要がある」と部隊を鼓舞したとしていて、ロシア側の侵攻を食い止める姿勢を強調した。
バフムトの戦況について、英国国防省は11日、ウクライナ軍が川に架かる橋を破壊するとともに、川の西側で拠点とする建物から砲撃し、ロシア側で戦闘を続ける民間軍事会社ワグネルの部隊は困難な状況に陥っていると分析。
一方、ウクライナ南部ヘルソンでは11日、ロシア軍の攻撃で市民3人が死亡したと、当局がSNSで明らかにした。ウクライナ南部について、米国のシンクタンク「戦争研究所」は10日、ロシアが9年前に一方的に併合したクリミア半島で、ロシア軍が防衛戦を築いていると指摘し、南部の占領地域を長期にわたり維持することに不安を抱いていることを示唆していると分析している。
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ウクライナ・キーウなど各地にミサイル攻撃・原発への電力供給一時喪失(3月10日)
ウクライナでは9日、前線から離れた首都キーウなど各地にミサイル攻撃がありウクライナ側によると西部リビウ州と東部ドニプロペトロウシュク州で市民など少なくとも6人が死亡した。
ロシア国防省は今回の攻撃はウクライナからの襲撃でロシア国内で死者が出たとすることへの報復と主張している。また南部ヘルソン州ではバスの停留所や住宅がロシアの戦車からとみられる砲撃を受け、地元当局は市民4人が死亡したと発表している。...
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ウクライナでは9日、前線から離れた首都キーウなど各地にミサイル攻撃がありウクライナ側によると西部リビウ州と東部ドニプロペトロウシュク州で市民など少なくとも6人が死亡した。
ロシア国防省は今回の攻撃はウクライナからの襲撃でロシア国内で死者が出たとすることへの報復と主張している。また南部ヘルソン州ではバスの停留所や住宅がロシアの戦車からとみられる砲撃を受け、地元当局は市民4人が死亡したと発表している。
一方ウクライナの原子力発電公社・エネルゴアトムはミサイル攻撃でザポリージャ原発に電力を供給する送電線が切断され原子炉の冷却などに必要な外部からの電力供給が一時喪失したと発表した。非常用の発電機を稼働させて原発への電力供給を行っていたがその後送電線を修復し電力供給が復旧したという。
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農産物の輸出合意・継続が重要で一致(3月9日)
ロシアはウクライナ東部ドネツク州の掌握をねらいウクライナ側の拠点の1つ、バフムトへの攻撃を強めている。8日にはロシアの民間軍事会社「ワグネル」のトップがバフムト市内を流れる川の東側を支配下に置いたと主張した。
これに対しウクライナのゼレンスキー政権は徹底抗戦の構えを示している。こうした中、ゼレンスキー大統領は8日、首都キーウを訪問した国連のグテーレス事務総長と会談した。
会談では期限が今月18日に迫っているウクライナ産の農産物の輸出を巡るロシアとの合意について協議した。...
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ロシアはウクライナ東部ドネツク州の掌握をねらいウクライナ側の拠点の1つ、バフムトへの攻撃を強めている。8日にはロシアの民間軍事会社「ワグネル」のトップがバフムト市内を流れる川の東側を支配下に置いたと主張した。
これに対しウクライナのゼレンスキー政権は徹底抗戦の構えを示している。こうした中、ゼレンスキー大統領は8日、首都キーウを訪問した国連のグテーレス事務総長と会談した。
会談では期限が今月18日に迫っているウクライナ産の農産物の輸出を巡るロシアとの合意について協議した。この合意についてロシア側はロシア産の農産物や肥料の輸出が滞っているなどと主張し、延長に同意しない可能性も示唆している。
会談後、ゼレンスキー大統領は「今月18日以降も合意を継続することが人道面からも非常に重要だという点で意見が一致した」と述べた。またグテーレス事務総長も合意の延長に向けて各国との調整を続ける考えを示した。
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東部バフムト・激しい攻防続く・国連事務総長・キーウ訪問へ(3月8日)
軍事侵攻を続けるロシアが戦況を打開する重要地点と捉え、攻勢を強めるウクライナ東部バフムトでは激しい攻防が続いている。
ロシア・ショイグ国防相は国防省で行われた幹部会議でドンバス地域におけるウクライナ軍の重要な防衛拠点だと言及し、攻撃の手を緩めない姿勢を強調する。
ウクライナ側は撤退はせず抗戦していく構えを改めて示している。ベレシチョク副首相はバフムトにはまだ子ども38人を含む最大で4000人の市民が残っているとみられるとして攻撃が続く中で避難が難しい現状を明らかにしている。...
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軍事侵攻を続けるロシアが戦況を打開する重要地点と捉え、攻勢を強めるウクライナ東部バフムトでは激しい攻防が続いている。
ロシア・ショイグ国防相は国防省で行われた幹部会議でドンバス地域におけるウクライナ軍の重要な防衛拠点だと言及し、攻撃の手を緩めない姿勢を強調する。
ウクライナ側は撤退はせず抗戦していく構えを改めて示している。ベレシチョク副首相はバフムトにはまだ子ども38人を含む最大で4000人の市民が残っているとみられるとして攻撃が続く中で避難が難しい現状を明らかにしている。
国連はグテーレス事務総長がウクライナの首都キーウを訪問して8日、ゼレンスキー大統領と会談すると発表。グテーレス事務総省は既に隣国ポーランドに入っている。
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