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“住民投票”開票・すべて終了・30日に一方的な併合宣言か(9月28日)
親ロシア派勢力はウクライナ東部と南部の支配地域は23日からロシアへの一方的な編入を狙った「住民投票」とする活動を強行。ロシア国営メディアはドネツク州、ルハンシク州、ザポリージャ州、ヘルソン州で開票作業が終了。いずれも編入への「賛成」が80から90%となり反対を大きく上回ったと主張。ルハンシク州親ロシア派指導者パセチニクは「きょうかあすモスクワに行きロシアへの編入を検討するようプーチン大統領と話す準備をしている」とコメント。...
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親ロシア派勢力はウクライナ東部と南部の支配地域は23日からロシアへの一方的な編入を狙った「住民投票」とする活動を強行。ロシア国営メディアはドネツク州、ルハンシク州、ザポリージャ州、ヘルソン州で開票作業が終了。いずれも編入への「賛成」が80から90%となり反対を大きく上回ったと主張。ルハンシク州親ロシア派指導者パセチニクは「きょうかあすモスクワに行きロシアへの編入を検討するようプーチン大統領と話す準備をしている」とコメント。
今回の結果を受け親ロシア派勢力はプーチン政権に編入する要請するものとみられる。プーチン大統領は「住民投票は地域の住民を救出するため行われている」と主張していて、英国国防省はプーチン大統領が30日一方的な併合を宣言する可能性があると指摘。ロシア・マトビエンコ上院議長は来月4日議会上院で併合に関する法案を審議する考えを示した。
こうした中、対応を協議する国連安保理の緊急会合が日本時間午前4時過ぎから始まった。国連・ディカルロ事務次長は「ロシアの支配下地域でウクライナの法的な枠組みが及ばないところで実施したもので真に民意を表しているとは言い難い」と指摘。
ウクライナ・ゼレンスキー大統領がオンラインで演説し「偽の住民投票の結果は事前に準備されたもの、目的は領土の併合だ、国連憲章に対する最も残忍な違反であり、他国の領土を盗もうとする試みだ」と述べロシア側を強く非難した。
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ウクライナ・親ロシア派の勢力による住民投票(9月25日)
ウクライナ情勢について。ウクライナ東部ドネツク州マリウポリでは、親ロシア派の勢力による住民投票とする組織的な活動が行われていて、ロシア側は支配地域を一方的に併合しようと進めている。
ルハンシク州やザポリージャ州、ヘルソン州などでも始まった。ロシア国営「タス通信」は24日、議会関係者の話として、今月27日の投票終了後、ロシアの議会での決議を経て、30日にも併合の手続きが行われる可能性があると伝えている。...
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ウクライナ情勢について。ウクライナ東部ドネツク州マリウポリでは、親ロシア派の勢力による住民投票とする組織的な活動が行われていて、ロシア側は支配地域を一方的に併合しようと進めている。
ルハンシク州やザポリージャ州、ヘルソン州などでも始まった。ロシア国営「タス通信」は24日、議会関係者の話として、今月27日の投票終了後、ロシアの議会での決議を経て、30日にも併合の手続きが行われる可能性があると伝えている。
G7(主要7か国)の首脳は23日声明を発表。偽の住民投票としたうえで、“われわれはロシアへの併合の一歩とみられる住民投票を認めることはないし、仮に併合と称することが起きたとしても決して認めない”と強く非難した。首都・キーウでは24日、投票への抗議集会が開かれた。
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ウクライナ情勢めぐり・国連安保理で閣僚級会合・開催(9月23日)
ニューヨーク・国連本部ではウクライナ情勢をめぐる安全保障理事会の会合が開かれ、すべての理事国の首相や外相が出席。米国がロシアを厳しく非難したのに対し、ロシアは強く反発し激しい論戦が繰り広げられた。グテーレス事務総長は、ロシア・プーチン大統領が再び核戦力使用を辞さない構えを示したことを念頭に「決して認められない」と述べた。
米国・ブリンケン国務長官は、プーチン大統領が予備役を部分的に動員し兵力増強の構えを示したことを厳しく非難。...
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ニューヨーク・国連本部ではウクライナ情勢をめぐる安全保障理事会の会合が開かれ、すべての理事国の首相や外相が出席。米国がロシアを厳しく非難したのに対し、ロシアは強く反発し激しい論戦が繰り広げられた。グテーレス事務総長は、ロシア・プーチン大統領が再び核戦力使用を辞さない構えを示したことを念頭に「決して認められない」と述べた。
米国・ブリンケン国務長官は、プーチン大統領が予備役を部分的に動員し兵力増強の構えを示したことを厳しく非難。ロシア・ラブロフ外相は軍事侵攻を正当化し強く反発。
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ウクライナ・親ロシア派勢力・4州で“編入に向け住民投票” (9月21日)
ウクライナ軍は東部ハルキウ種のほぼ全域を奪還したと発表したほか南部ヘルソン州でも反転攻勢を続けている。東部ルハンシク州知事はウクライナ軍がリシチャンシク郊外の集落でウクライナ軍が奪還したと明らかにした。
こうした中、親ロシア派勢力は23~27日にドネツク州とルハンシク州、ザポリージャ州、ヘルソン州でロシア編入に向けた住民投票の実施を決めたと表明。プーチン政権が支配地域への一方的な併合に向けて動き出した形。...
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ウクライナ軍は東部ハルキウ種のほぼ全域を奪還したと発表したほか南部ヘルソン州でも反転攻勢を続けている。東部ルハンシク州知事はウクライナ軍がリシチャンシク郊外の集落でウクライナ軍が奪還したと明らかにした。
こうした中、親ロシア派勢力は23~27日にドネツク州とルハンシク州、ザポリージャ州、ヘルソン州でロシア編入に向けた住民投票の実施を決めたと表明。プーチン政権が支配地域への一方的な併合に向けて動き出した形。8年前には南部クリミアでも親ロシア派が住民投票を実施し、その結果を根拠してプーチン大統領が一方的にクリミアを併合している。
今回の動きについて米国のシンクタンク・戦争研究所は親ロシア派勢力やクレムリンの意思決定者の一部がパニックに陥っていることを示唆していると分析していた。
ウクライナ軍の判定攻勢を受けプーチン政権は危機感を強めているものとみられ安全保障会議でメドベージェフ副議長はロシアは自衛のためにあらゆる力を行使できると主張した。
これに対しウクライナのゼレンスキー政権は強く反発していて、クレバ外相が声明でロシアが何と言おうとも解放を続けていくとしている。
米国政府もロシアが住民投票に踏み切れば追加の制裁を行うと警告していて、国際社会からの批判がさらに強まるとみられる。
また来日しているウクライナ正教会の大主教は一刻も早く平和が訪れるようロシア正教会の聖職者たちも声を上げるべきだと呼びかけた。
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ウクライナ“南ウクライナ原発周辺でミサイル攻撃”(9月20日)
ウクライナのゼレンスキー大統領は19日SNSにメッセージを投稿し、ミコライウ州にある南ウクライナ原発からおよそ300メートルの場所にミサイルが落下し短時間の停電が発生したと述べた。
そのうえで「ロシアは全世界を危険にさらしている。手遅れになる前に止めなければならない」と訴えてロシアを非難した。
ウクライナの原子力発電公社、エネルゴアトムによると施設内の建物の窓ガラスが100枚以上割れたが3基ある原子炉に損傷はなく職員などにけがもない。...
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ウクライナのゼレンスキー大統領は19日SNSにメッセージを投稿し、ミコライウ州にある南ウクライナ原発からおよそ300メートルの場所にミサイルが落下し短時間の停電が発生したと述べた。
そのうえで「ロシアは全世界を危険にさらしている。手遅れになる前に止めなければならない」と訴えてロシアを非難した。
ウクライナの原子力発電公社、エネルゴアトムによると施設内の建物の窓ガラスが100枚以上割れたが3基ある原子炉に損傷はなく職員などにけがもない。
IAEA国際原子力機関のグロッシ事務局長は声明を発表し、ザポリージャ原発での事故を防ぐ活動に集中してきたがウクライナのほかの原発が直面する潜在的な危険を浮き彫りにしたと述べ、原発を危険にさらすいかなる軍事行動も許されないと訴えた。
今月に入ってウクライナでは発電所やダムなどインフラ施設への攻撃が相次いでいて、南東部のザポリージャ原発に続き南ウクライナ原発の安全性にも懸念が高まっている。
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