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2024年05月20日(月)
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【Globali】
 

ドゥテルテ比大統領がまた舌禍-麻薬取締局が不十分なら自分が麻薬犯罪者を射殺すると発言【米・英・ロシア・フィリピンメディア】(2017/10/23)

これまで何度か触れたとおり、フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、自身が最優先課題とする麻薬撲滅運動を批評する人達に対しては、同盟国である米国のバラク・オバマ大統領(当時)であろうと、貿易拡大交渉を続けている欧州連合(EU)の政治家であろうと、一国の首脳にあるまじき口汚い表現でののしっている。そして今度は、人権蹂躙と非難されたフィリピン警察(PNP)を一時的に麻薬撲滅運動からはずし、代わりに中心となるよう指示したフィリピン麻薬取締局(PDEA)から弱音の発言が出されるや否や、同大統領自身が銃を持って麻薬犯罪者らを射殺すると言い出した。本家のドナルド・トランプ大統領に負けず劣らず、“フィリピンのトランプ”の舌禍は止みそうもない。

10月22日付米『Foxニュース』:「フィリピンのドゥテルテ大統領、自らが犯罪者を銃で撃っても良いと発言」
  フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領は10月20日、必要に応じて自らが銃を持って麻薬犯罪者らを撃っても良いと発言した。

  同大統領は10月11日、人権団体等から超法規的殺人を強く非難されたために、PNPを麻薬撲滅運動の管轄からはずす旨表明していた。しかし、代わりに取り締りに当ることを期待されたPDEAから弱気な発言が出たことから、麻薬犯も強姦犯も、大統領自身が銃を持って裁くこと厭わずと発言したもの。...

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米・フランス・フィリピン・中国メディア;中国、思惑通りフィリピン調略(2016/10/31)

10月28日付Globali「二枚舌(?)のフィリピン大統領(2)」の中で報じたとおり、ドゥテルテ大統領は訪中の成果として、中国から240億ドル(約2兆5千億円)を引き出しており、また、日本側からは210億円(2億1千万ドル)の海上安全保障及びプロジェクト開発のための融資を獲得した。同大統領のしたたかさを遺憾なく発揮した外交手腕であるが、見方を変えれば、中国として、常設仲裁裁判所(PCA)の裁定を無効化し、東南アジア諸国連合(ASEAN)を懐柔するという戦略実現のため、うまくフィリピンを調略したと言えよう。そして、中国の次なる調略相手はマレーシアである。

10月30日付米『ロイター通信米国版』:「フィリピン、中国公船が依然近海の岩礁にへばりつくもフィリピン漁師の操業を妨害せずと発表」
「●フィリピン大統領安全保障顧問のハーモゲンズ・エスペロン元フィリピン軍大将は10月30日、依然中国公船は南シナ海のスカボロー(中沙)礁近海にへばりついているが、これまでと違ってフィリピン漁師の操業妨害はしていないと発表。  
●2週間前のロドリゴ・ドゥテルテ大統領の訪中時の討議を受けて、デルフィン・ローレンザーナ外相は10月28日、今後中国公船が同礁近海を監視することはなく、フィリピン漁師が自由に操業できるとコメント。...
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