トヨタ自動車は米マイクロソフトと提携を拡大し、車からの通信データを解析し、より便利な車を開発するための新会社「トヨタコネクティッド」を米テキサス州に設立したと発表。ドライバーから交通状況や天候、運転のくせ等の膨大な情報、ビッグデータを収集し、渋滞情報や駐車場の情報等を配信したり、ドライバーの運転のパターンを解析し適切な自動車保険を割出たしたり出来るようにする。技術革新で複雑な機能が追加される中、ユーザーにより便利に操作はシンプルにすることを目標としているとする。また人工知能開発も並行して手掛けるとしている。
4月4日付
『ロイター通信』は「トヨタが通信機器搭載車でマイクロソフトと合弁」との見出しで以下のように報道している。
・トヨタ自動車は米マイクロソフト社とネット接続車の開発で提携、同社のデータ解析中枢としてマイクロソフトが5%出資する「トヨタコネクティッド」をテキサス州プレイノに設立した。
・新技術では、ドライバーの運転パターンの解析により適切な自動車保険範囲や通信網から情報収集しデータから渋滞情報や路面の凍結などの天気状況、またドライバーのくせや好み、心拍数、血糖値などの健康状態のデータも収集出来る。...
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4月4日付
『ロイター通信』は「トヨタが通信機器搭載車でマイクロソフトと合弁」との見出しで以下のように報道している。
・トヨタ自動車は米マイクロソフト社とネット接続車の開発で提携、同社のデータ解析中枢としてマイクロソフトが5%出資する「トヨタコネクティッド」をテキサス州プレイノに設立した。
・新技術では、ドライバーの運転パターンの解析により適切な自動車保険範囲や通信網から情報収集しデータから渋滞情報や路面の凍結などの天気状況、またドライバーのくせや好み、心拍数、血糖値などの健康状態のデータも収集出来る。
・同社の社長ザックヒックス氏はこれで我々の生活が「ますます便利になる」とする。マイクロソフトのクラウドプラットフォーム(構築システム)「アジュール 」を利用。「技術を前面に出さず、運転体験を温もりのあるものにする」サービスを提供するとしている。
・トヨタはマイクロソフトと2011年初提携、米フォード社が同様のプログラムを昨年開発。自動運転車開発と並行し、ロボット工学や人工知能開発も行う。
同日付米
『ABCニュース』(AP通信引用)は「トヨタが技術を簡略化する新会社を設立」との見出しで以下のように報道している。
・トヨタは消費者を「技術の支配から」解き放つべくビッグデータ収集会社をマイクロソフトと合弁で設立。
・複雑なタッチパネルに気を取られず、簡単な操作が出来るよう技術をシンプルにすることを目標とする。同社の代表は、「皆まとまりのないマルチ操作に振り回されていると思う」とし、運転中前を向いたまま、又は音声支持で操作できるのが目標。
・今回の合弁は自動車各社の自動運転車への移行など、業界の今後の動きをにらんだもので、自動運転車に必要な車載センサーやカメラのデータ解析と並行して人工知能の開発も進める。
・マイクロソフトは5%の出資率だがトヨタはその額は伏せている。
同日付
『FORTUNE』は「トヨタとマイクロソフトがドライバー仕様の技術開発で提携」との見出しで以下のように報道している。
・新技術はハンドルでドライバーの心拍数を図り、座席が測定器となる。車同士の通信により行く先の危険を察知でき、バーチャルに目的地への最短ルートを示したり、途中の好きな店を示すことができる。
・また新製品では安全対策に車を自宅にある端末につないだり、地域のインフラに繋ぎ渋滞回避や無料駐車場を探したりできる。
・しかし、多くの機能を追加することが目的でなく、使い方を簡単にすることが最も価値がある。トヨタは仕事、家庭、趣味など人々の生活の断面を一つに繋ぐ技術を提供することがブランド力を高め売上向上につながるとしている。
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