アメリカがICBM迎撃実験に初成功(2017/05/31)
北朝鮮が米国本土へ届くミサイル開発を急ピッチで進めている事態を受け、米国は大陸間弾頭ミサイル(ICBM)の迎撃実験を行い、初めて成功したと発表した。
米国防総省によると、ボーイング社が管理するミサイル防衛システム(GMD)を使用して行われたこの迎撃実験は、アメリカ本土が攻撃されたと想定し、マーシャル諸島からICBMに見立てた標的を発射し、カリフォルニア州の空軍基地からそれを打ち落としたものだいう。長距離間で、飛行物体を別の飛行物体に衝突させるのはかなり高度の技術を要するのだという。
今回の米国初のICBM迎撃実験成功は、米国のミサイル防衛の技術が向上し、北朝鮮の脅威からの防衛体制が一歩前進したことを意味する。
5月31日付
『ロイター通信』は「米国防総省が初めてのICBM迎撃実験に成功」との見出しで以下のように報道している。
「米軍が北朝鮮のミサイル脅威の中、大陸間弾道ミサイルの迎撃実験を始めて行い、成功したと伝えている。
米軍はマーシャル諸島のクェゼリン環礁からアラスカ南方の海上へ向けICBMを発射した。そして加州のバンデンベルク空軍基地から迎撃を試みたという。米ミサイル防衛局(防衛省の内局)によると、実験はボーイング社が管理するミサイル防衛システム(GMD)を使用して行われたという。...
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5月31日付
『ロイター通信』は「米国防総省が初めてのICBM迎撃実験に成功」との見出しで以下のように報道している。
「米軍が北朝鮮のミサイル脅威の中、大陸間弾道ミサイルの迎撃実験を始めて行い、成功したと伝えている。
米軍はマーシャル諸島のクェゼリン環礁からアラスカ南方の海上へ向けICBMを発射した。そして加州のバンデンベルク空軍基地から迎撃を試みたという。米ミサイル防衛局(防衛省の内局)によると、実験はボーイング社が管理するミサイル防衛システム(GMD)を使用して行われたという。
専門家は長距離間で、飛行物体を別の飛行物体に衝突させるのはかなり高度の技術を要すると指摘する。
米国はこの迎撃実験成功で防衛が保障される訳でなく、北朝鮮のミサイル脅威への対応策の選択肢の中の一つであるとしている。
これまで1999年以来のミサイル防衛システム(GMD)を使った17回の実験のうち9回成功しており最も最近で2014年。今回の迎撃実験成功でその信頼性は一歩前進したといえる。」
同日付韓国
『KBSラジオ』は「米国が北朝鮮のICBM迎撃実験に成功」との見出しで次の様に報道している。
「米国防総省は、北朝鮮によるアメリカ本土攻撃を想定し、大陸間弾頭ミサイルを使った迎撃実験を行い成功したと声明で伝えている。 米国はテストミサイルをマーシャル諸島沖から米国本土の太平洋上へ向け発射した後、加州のバンデンベルク空軍基地から迎撃ミサイルを発射し、テストミサイルを太平洋上に落としたという。
米国ミサイル防衛局(MDA)は、迎撃ミサイルには改良された弾頭破壊飛行体を搭載したと発表している。」
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米副大統領が韓国訪問(2017/04/17)
米国のペンス副大統領は、アジア歴訪の最初の訪問地として韓国を訪問。米韓軍事同盟を象徴する非武装地帯(DMZ)やソウル国立墓地に献花し、米韓軍家族らとイースターを祝ったという。今回の訪韓では、北朝鮮情勢が緊迫する中、米韓同盟の強固さを再確認する意向である。月曜には、韓国の大統領代行を務める黄教安(ファン・ギョアン)首相と会談し、北朝鮮問題について協議する予定である。米国は原子力空母を朝鮮半島近海に派遣しているが、北朝鮮の挑発への対処策として、トランプ大統領は軍事行動を起こす気はなく、「最大限の交渉手段に焦点を当てると見られている。ペンス氏は火曜には日本を訪問し25日までアジアを歴訪する。
4月16日付
『ロイター通信』は「北朝鮮のミサイル実験失敗の翌日、ペンスが韓国の非武装地帯入りとの見出しで以下のように報道している。
「ペンス米副大統領は4か国アジア歴訪の最初の訪問地として韓国に到着。厳しい監視体制の非武装地帯を訪問した。ペンス氏の父は朝鮮戦争に出兵、この地に謙虚な気持ちで入り米韓の同盟関係を賞賛した。
米国や同盟国、中国は北朝鮮のミサイル実験に対し協調して対抗体制をとっているが、マクマスター(安全保障)補佐官は米軍の原子力空母を配備しながらもトランプ大統領は軍事行動を起こす気はないとしている。...
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4月16日付
『ロイター通信』は「北朝鮮のミサイル実験失敗の翌日、ペンスが韓国の非武装地帯入りとの見出しで以下のように報道している。
「ペンス米副大統領は4か国アジア歴訪の最初の訪問地として韓国に到着。厳しい監視体制の非武装地帯を訪問した。ペンス氏の父は朝鮮戦争に出兵、この地に謙虚な気持ちで入り米韓の同盟関係を賞賛した。
米国や同盟国、中国は北朝鮮のミサイル実験に対し協調して対抗体制をとっているが、マクマスター(安全保障)補佐官は米軍の原子力空母を配備しながらもトランプ大統領は軍事行動を起こす気はないとしている。
トランプ大統領は貨物船阻止などの北朝鮮への重い経済制裁案に焦点をあてており、中国の銀行に北との取引を禁止するよう圧力をかけている。
北への対処策としては、4つの選択肢(経済制裁、秘密工作、外交交渉、軍事力行使)しかないようである。
4月17日付韓国
『KBS』は「米副大統領、3日間の韓国訪問始まるとの見出しで以下のように報道している。
「ペンス米副大統領は、オサン航空基地に到着後、ソウル国立墓地で戦死兵士を慰霊した。日曜には米軍と韓国軍兵士家族らと共に、竜山区の米軍基地でイースター・サンデーを祝った。北朝鮮のミサイル実験により緊張が走る中、3日間韓国に滞在するその目的は、米国の韓国防衛へのコミットメントを再確認することである。同氏は月曜は黄教安(ファン・ギョアン)大統領代行と北朝鮮問題に関し会談、会談後は共同声明を発表する予定である。また、チョン・シギュン国会議長と面会予定で、DMZ(非武装地帯)訪問。火曜には在韓米国商工会議所?で演説の予定である。?火曜は日本を訪問、アジア歴訪は25日までとなる。」
4月16日付韓国
『聯合ニュース』は「米副大統領が韓国到着」との見出しで以下のように報道している。
「米国副大統領が、米韓の同盟関係を確認、北朝鮮の挑発をけん制するための訪韓。朝鮮戦争中、米韓軍事同盟への象徴的場所である国立墓地を訪問し献花した。
予定されている黄教安(ファン・ギョアン)大統領代行との会談では、トランプ政権の北朝鮮政策に関し説明すると見られている。通信メディアが伝えるところによると、米国は「最大限の圧力と交渉」で北朝鮮の非核化に焦点を当ているとしており、より強硬な構えで臨むという。
3月の朴大統領辞任により同盟関係が揺るぐのではとの懸念から、ここ数か月のうちに米国高官は立て続けに訪韓しており、マティス防衛長官やティラーソン国務相は米韓同盟の「強固さ」を確認している。
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